ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2010.10.3 合唱練習~本番まで2週間

2010-10-03 20:30:46 | 合唱
 今日は、先週お休みしてしまったので、3週間ぶりの練習日。お天気は秋らしくとても爽やかで、体調もなんとか大丈夫そうなので出かけてきた。
 同期で同じパートで出演予定だった友人が、ご実家のお母様の介護で今回は出演断念というメールが入っていたのがとても残念だ。やはりこうした小さな舞台でも、いろいろ背負っている中で継続することは難しいのだな、としみじみ思う。
 帰途、友人にメールで「今日の練習が終わり、幹事の方に(友人は)今回は出演断念ということを伝えた。」と連絡。ほどなくして「母の手術は無事終わり、後はリハビリ」という返事がきた。仕事と家事と介護で八面六臂の彼女の体調も心配だ。
 私も来年、再来年、自分の体調や両親の体調などがどうなるかは“神のみぞ知る”だけれど、年に一度の校友音楽祭の舞台が自分にとってこの季節のエッセンスになるよう、なんとか細々とでも続けていきたいものだ、と考えている。
 とにかく、こうして今年もなんとか舞台に手が届きそうになった今、周りの環境、家族、自分の体調等あらゆることに感謝である。

 練習指揮者による発声の後、難曲を練習しているうちに先生がご到着。たっぷり2時間ご指導頂き、予定時間より早めに終了。今日も女性は11名、男性は30名近くの参加ということで、やはり女性はなかなか出てきづらいのだな、と改めて思う。
 それでもソプラノは現役2人、今年卒業したばかりのOGが1人と、6名中半分は声が若かったので、とても助かった。娘や息子のように年の離れた人たちと歌うことはなかなか貴重な体験である。もちろんベースには卒業50周年を迎えるお父さんのような先輩もいらっしゃるのだが。

 当日のスケジュールの入ったチラシも頂いた。残念ながら今年も講堂での舞台ではなく、去年と同じ大教室に特設舞台を設置しての開催。30分しか持ち時間がないので、今日は先生にはメインの5曲を見て頂いた。
 今日で日曜の練習は最後だ。予定では再来週の金曜日の夜の練習後、土曜日がゲネプロだったが、それなりに仕上がっているという先生のご判断で、金曜日の練習は中止になり、後は土曜日が最後の練習となった。2週間後の日曜日が本番だ。

 ゲネプロの日は息子の体育祭。去年は新型インフルエンザで息子の学年だけ学年閉鎖だったため、中2抜きの体育祭だった。そんなわけで2年ぶり2回目、息子の中学最後の体育祭。私は午前中見学した後、その足で都心の練習場に行く予定だ。それにしても週末毎にいろいろな予定があり、嬉しい悲鳴だ。

 相変わらずマグラックスの効力がなく、便秘が続いている。飲み始めるタイミングを間違えたかもしれない。どうしても食べすぎの感じがしてお腹の気持ち悪さがとれない。体のだるさや痛みは殆ど消えた。
 今回はポートが前のときより皮膚により近い部分に設置されているようで、右鎖骨のすぐ下でぽっこりとUFOのような形をあらわにしている。また、頚静脈までのカテーテルが皮膚の上からもはっきりわかり、何かぶつけたら破けてしまうのではないか、とおっかなびっくり過ごしている。もちろんそんなことはないのだろうが・・・。

 今日は電車で絲山秋子さんの「ばかもの」(新潮文庫)を読んだ。彼女の作品は、本当に語り口が男性そのものでちょっと過激なのだが、解説の田中和生さんが書かれているとおり、不思議と読み始めるとずっと読んでいたい、という小説だ。あっという間にそのテンポに惹きこまれて、読み終わるまで本を置けなかった。これまたお正月には映画化の予定だそうだ。アルコール依存症になっていく筆致は実にリアルで背筋が冷たくなった。

 明日からまた新しい1週間が始まる。水曜日、無事に白血球が下がりすぎず予定通りナベルビンが投与できますように。
コメント
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