先日、息子と一緒に「プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂」という映画を観た。
もともとRPGゲームから出来上がったストーリーだったとのこと。モロッコで撮影されており、広大な砂漠等の風景はとても美しかったし、主人公のまるでモモンガと見まがうようなアクロバット的な一挙手一投足にもアドレナリン全開状態で十分楽しめた。
終わって「興奮したね。面白かったね。」と言い合ったけれど、その後の、息子の一言に「いい所に目をつけてるな・・・」と感心した。
王の座が欲しいがために裏切りを試みた国王の弟(王子たちの叔父)に対して、かつて孤児であり、王の養子になった王子(主人公)が問いただすシーン。「“家族に愛されて、権力があり、何不自由ない生活があって、一体これ以上何が必要なのか。”って言ってたよね・・・」と。
本当にそうなのだ、と思う。幸せのハードルを上げるのも下げるのも本当に自分次第。十分幸せであるのに、いつの間にかもっともっと・・・と地位も名誉も権威も欲しくなる。それがたとえ身を滅ぼすものになるかもしれなくても。
もちろん何の野心もないことが素晴らしいとは決して言わないけれど、まず、自分の足元がきちんとしていること、自分の足できちんと立って自分で生活していけること、支えてくれる家族がいて、友人がいて。それ以上必要なものとは一体何なのか。
それを思えば、仕事があり、好きなことがあり、語り合える友人がいて、家族にも支えられている私は、確かに病気を抱えていて思うに任せないこと、出来ないこともあるけれど、それでも今、やはり十分幸せだ、と思う。
そして本当はもっともっと息子にも夫にも優しく接しなければ・・・と思っている。
例え学校のテストの点が悪かろうが、クラスが下がろうが、元気に学校に行ってくれていることだけで十分、自分にとって本当に大切なものが何か、今、自分は何をなすべきか、ということがいずれきちんと捉えられるようになれればいいじゃない・・・とも思っている。
それなのに、気がつけば(目の黒いうちに言っておかなくては・・・)と、ついつい小言が先に出てしまい、険悪な雰囲気になることの繰り返し。
情けなくも日々自己嫌悪に陥っている。
もともとRPGゲームから出来上がったストーリーだったとのこと。モロッコで撮影されており、広大な砂漠等の風景はとても美しかったし、主人公のまるでモモンガと見まがうようなアクロバット的な一挙手一投足にもアドレナリン全開状態で十分楽しめた。
終わって「興奮したね。面白かったね。」と言い合ったけれど、その後の、息子の一言に「いい所に目をつけてるな・・・」と感心した。
王の座が欲しいがために裏切りを試みた国王の弟(王子たちの叔父)に対して、かつて孤児であり、王の養子になった王子(主人公)が問いただすシーン。「“家族に愛されて、権力があり、何不自由ない生活があって、一体これ以上何が必要なのか。”って言ってたよね・・・」と。
本当にそうなのだ、と思う。幸せのハードルを上げるのも下げるのも本当に自分次第。十分幸せであるのに、いつの間にかもっともっと・・・と地位も名誉も権威も欲しくなる。それがたとえ身を滅ぼすものになるかもしれなくても。
もちろん何の野心もないことが素晴らしいとは決して言わないけれど、まず、自分の足元がきちんとしていること、自分の足できちんと立って自分で生活していけること、支えてくれる家族がいて、友人がいて。それ以上必要なものとは一体何なのか。
それを思えば、仕事があり、好きなことがあり、語り合える友人がいて、家族にも支えられている私は、確かに病気を抱えていて思うに任せないこと、出来ないこともあるけれど、それでも今、やはり十分幸せだ、と思う。
そして本当はもっともっと息子にも夫にも優しく接しなければ・・・と思っている。
例え学校のテストの点が悪かろうが、クラスが下がろうが、元気に学校に行ってくれていることだけで十分、自分にとって本当に大切なものが何か、今、自分は何をなすべきか、ということがいずれきちんと捉えられるようになれればいいじゃない・・・とも思っている。
それなのに、気がつけば(目の黒いうちに言っておかなくては・・・)と、ついつい小言が先に出てしまい、険悪な雰囲気になることの繰り返し。
情けなくも日々自己嫌悪に陥っている。