いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

新しい街でもぶどう記録;第380週

2022年02月19日 18時00分16秒 | 草花野菜

▲ 今週のみけちゃん

▼ 新しい街でもぶどう記録;第380週

■ 今週の武相境斜面

■ 今週の草木花実竹

■ 今週の「豪族」邸

川崎市宮前区のすみれが丘という丘陵を開発した住宅地の西の牛久保というところを散歩した。東西に走る谷筋、尾根筋、谷筋を南北に縦断する、登り・降りの道を歩いた。尾根付近に、大きな家屋がみえた。見えるだけの部分からも、いかに全体が大きいか察せられた。地元の「豪族」の家だろうと空想した。家に帰り、ググって、鳥瞰的に見た↓

下の凹凸地形図の赤矢印のところ;

■ 今週の公園

有馬梅林公園

■ 今週の灯油価格

1-2か月前と比較して、1リットルあたり、5円高くなっている。

■ 今週の電車好き

「電車好き」駐日米大使、京急で横須賀基地へ…異例の移動「期待裏切らない体験でした」ソース

■ 今週の見切り品

ビーツをスライスしてサラダに入れて、食べます。我が家では、ボルシチは作りません。

Cookpad  ビーツたっぷり簡単ボルシチ

■ 今週の購書(ブックオフ)

『海の地政学』には『戦国日本と大航海時代』の図が、加修正され、引用されていた。

■ 今週の比喩:かつ丼=近代日本文明

かつ丼を食べた。久しぶりだ。どれくらいぶりかわからないくらい、久しぶりだ。若い頃の一人暮らしの自炊生活では、とんかつも作った。とんかつは一度にたくさん作ると、冷凍して保存できる。休みにたくさん作って冷凍保存すると、平日に食事準備の時間を簡潔にできるので、便利だった。それでも、かつ丼は一度もつくったことはなかった。なぜなら、とんかつがもったいないと思ってしまうからだ。ソースかつ丼なら歓迎だ。さて、このとんかつをかつ丼にするのはもったいないという考えは、世の中にあると確認した; Yahoo 知恵袋 揚げたてのトンカツをカツ丼にするのは、なんだかもったいない感じがします。そんな気持ちわかりますか??

▼ さて、比喩。関曠野(wikipedia)が近代の日本文明、すなわち、「文明としての江戸システム」(鬼頭宏)[1]が作動していた江戸時代から西洋と接触して近代化した日本の文明を、かつ丼のようなものだと云っている。佐久間象山と和魂洋才を挙げたのち、かつ丼を出している。

[1] 関曠野下記YouTubeで、「文明としての江戸システム」(鬼頭宏)を挙げて、江戸時代の日本市場社会(資本主義ではない)を評価している。

関曠野を読んだのは、40年前。欧文が達者な西洋派で、資本主義を論ずるにもプラトンを介して論ずるという「左翼」著述家だった。ただ、現状批難の通常の「バカ左翼」ではなく、珍しく(!)知的だったので、読んだ。なにより現状日本に厳しく批評し、そういう点からも「左翼」的であると当時のおいらは思っていた。ソ連崩壊前の話だ。

そんな関曠野は、最近では、江戸時代の日本社会システムを評価していると知る。YouTubeで講演があった。結構最近の6年前に、関曠野が「西洋派」になった経緯が『なぜヨーロッパで資本主義が生まれたか』に書いてある。大航海時代の欧州人の「スキャンダル」な侵略的世界支配を論じているが、この認識の前提には、敗戦国の日本が、モデルとしてのアメリカ社会を目指す社会運動の中で、支配的な欧米崇拝文化状況に関曠野が順応していったとわかる。はっきり、敗戦、占領がもたらした西洋コンプレックスといっている。そのころは、江戸時代の日本社会システムを評価なんてことはありえなかったに違いない。おまけに、関曠野は、東京裁判はプロパガンダと云っているので、立派なネトウヨだ(!!!???)。

かつ丼発言は、下記YouTubeの51分頃。

YouTube:  関曠野講演:日本および日本人について-日本の文明とその歴史を再考する



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。