いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

仙台参り 【2007】 仲ノ瀬橋 

2007年11月06日 18時46分01秒 | 仙台・竹雀・政宗


仲ノ瀬橋から見た広瀬川

昭和3年の仲ノ瀬橋


■自衛隊のインド洋での給油は米国船へが最多であるが、2番目はパキスタン。対アフガニスタン戦争で米国はパキスタンを味方にして、アフガニスタンへ侵攻した。パキスタン軍部はそれまでタリバンを影に日向に援助していたし、パキスタン軍にはタリバン支持者も少なくないのだろう。それをムシャラフは統括し、対米協力を行ってきた。米国からの資金援助も多い。

ウィキペディア(Wikipedia)自衛隊インド洋派遣

この文脈でみると、自衛隊のパキスタン海軍への給油は米国のパキスタンへの援助の肩代わりといえる。なぜなら、給油されてるパキスタン海軍の祖国はそこにあるのである。祖国の沖合いで日本の自衛隊から給油されている。変じゃないか?

変じゃないのである。たぶん自衛隊は油を米国系の会社から買っているのであろう。パキスタン海軍も米軍から日の丸海上ガスステーションでただ飯食え!といわれているのだろう。

パキスタン海軍は何を警備、掃討しようとしているのか?タリバン残党はパキスタンの山の方の国境にしかいないだろう。海へ出るなら、パキスタンの陸地を通らないといけない。それは陸軍の仕事だろう。

ムシャラフ・パキスタン政府が警備・掃討しようとしているのは、海からパキスタン国内の過激派への援助である。つまりは、パキスタン自身の国内治安警備である。日本の自衛隊はそういう自国内警備を援助している可能性がある。核武装国家の国内治安維持を「われらが保護領ぬっぽん」が手助けする奇妙!

●米国外交はどんづまりである。「テロとの戦い」に必要な地政学的位置にあるトルコとパキスタンが対米協力から離れつつある。そして、米国民の50%近くが対イラン戦争に賛成だそうだ。

■パキスタンは、ブットのおやじ殿はハク元大統領であるが、その在任中は「日本びいき」、つまりは「近代化した日本、世俗した日本」に大いに興味を持ち、来日時は日本の近代化の講義を江藤淳にさせた(はず)。一方、イランのパーレビもその在任中は「日本びいき」、つまりは「近代化した日本、世俗した日本」をまねようとして、日本との関係を深めた。パパ福田時代だ。イスラム原理主義革命後の今に至るイランと日本の独特の関係の基礎となっている(らすい)。トルコと日本の戦前からの関係はいうまでもない。でも、こういう世俗化しかけた/したイスラム「国家」を原理主義へと、表面的意図とは逆に、結果的に追いやっているのは、やはり米国であると言わざるを得ない。
2007/12/29記す;上記「ブットのおやじ殿はハク元大統領であるが、」は大嘘。ハク元大統領は、ブットのとうちゃんの大統領を「殺し」て、クーデターで大統領となったブットの政敵だ。 ごめんなさい 

▼全然話が変わって、「ねじあげ酒」って言葉は現在あんまり流通していないらしい。Googleで「ねじあげ酒」を引くと、本来の松平慶永が分節化した意味に関連するのは1件。

さらには、 Google: ねじあげ酒 松平慶永は、は、わずか8件。

「ねじあげ酒」って何か?って。今の小沢一郎さんの状況ですよ。

 松平慶永は、将軍職の固辞を慶喜の偽態と見なしていた。将軍職に就任しうる人間は、慶喜をおいて他にいない。固辞すればそれだけ、慶喜にたいして将軍就任をすすめる声は高まるだろう。(中略)松平慶永の用語をかりるならば、慶喜は、十分にねじあげた上で、酒を飲んだ。 

井上勲、『王政復古』