仕方がないことですが
物質的に豊かになった国では
子供を過保護に育てる傾向があります。
子供は決して弱いものではなく
その心身のしなやかさや、成長スピードや、回復力や、吸収力は
大人の心身とは比べものになりません。
狼に育てられると本当の狼のように振る舞う人間になるようです。
つまり、ひ弱な若者が増えるということは
過保護なひ弱な環境で育てられたのかも知れません。
また物質的な豊かさや、知識・情報化社会は
地域コミニュティーの希薄な関係を作り出しました。
核家族から今では個人化となり
子供時代に人に揉まれることも少なくなってきました。
子供がひ弱になった訳ではなく
社会性を学ぶ環境が無くなったことが
若者の精神的なひ弱さにつながっているのかも知れません。
「鉄は熱いうちに打て」という言葉がありますが
心身が柔らかいうちや、吸収力が高いうちに
鍛えたり揉まれたりしていないと
10代後半~20歳ぐらいまでに人は固まってしまいますね。
だからと言ってひ弱な若者に希望が無い訳ではなく
自ら心身を柔らかく、熱くして
意識的に鍛錬を積むことが出来る環境に飛び込めば
社会性を高めることが出来るのも
豊かな社会では可能なことです。
良い意味で
幾つになっても子供のように
心身を柔らかくして行きたいものですね。
自ら熱くなれば幾つからでも打てますね(笑)