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好きな音楽のこと、あれこれ。その他諸々もあり。

世界ジュニア選手権2020ペアSP

2020年03月05日 21時30分51秒 | スポーツ

 (昨夜Liveで見て書いてたのに、アップするのを忘れて アイスダンスRDの途中だけど、今アップします)

 フィギュアスケート・世界ジュニア選手権2020ペア・ショートプログラムジャッジスコア)。

<G1>
グレタ・クラフォールド/ジョン・クラフォールド(スウェーデン) SP:46.34(15)
 「Fiesta Flamenco」♪ 未見。

ウィンター・ディアドーフ/ミハイル・ジョンソン(アメリカ) SP:53.77(10)
 「Ecstasy」♪ 未見。

アリサ・モンタン/マヌエル・ピアッツァ(イタリア) SP:44.69(16)
 「Thinking Out Loud」♪ 紫。コーチのオンドレイ・ホタレクが見守る。ツイスト、ループともに2回転。スローも2フリップだけど、今の力は出せたのかな。

パトリシア・アンドリュー/ザカリー・デールマン(カナダ) SP:46.84(14)
 「Lovely」♪ ピンク、グレー。3ツイスト頑張る。2アクセルをそろって決めたが、スロー3トウは派手に転んでしまった スピンは回ってるうちに合うだろう、的な
 男性の姉は、女子シングルで世界選手権2017銅メダルのガブリエル・デールマン。そこそこ似てる

<G2>
カテリナ・ジチュク/イワン・パヴロフ(ウクライナ) SP:47.45(13)
 「King Arthur」♪ 緑とワインカラー、クリーム色のシャツ。3ツイストまとめ、2アクセルは女性がオーバーターン。スローは2フリップで下りる。
 男性は2017/2018まで男子シングルで代表だった。

ケリー・アン・ローリン/ルーカス・エティエル(カナダ) SP:47.77(12)
 「ドクトル・ジバゴ」♪ 白、緑ジャケ風。高さのある3ツイスト、2アクセルと決まったが、スロー3ルッツ転倒。ラストのスピンはよく合わせていた。

アリーナ・ブタエヴァ/ルカ・ベルラヴァ(ジョージア) SP:55.96(7)
 「カルミナ・ブラーナ」より「O Fortuna」♪ 赤、黒。3ツイスト、高いスロー3フリップ、2アクセルと順調。リフトの女性の姿勢もいい。デススパイラルの技術点がすぐ表示されなかったが… 力のこもった演技。

アナスタシア・スミルノヴァ/ダニロ・シアニツィア(アメリカ) SP:51.19(11)
 「Kiss of Fire」♪ 黒に赤のつなぎ、黒系のつなぎ。鋭い回転の3ツイストから。2ループは二人とも慎重に スロー3トウはなんか不思議な踏み切り?両手をついてしまった。スピンはうまく合わせた。
 女性ボーカルがスペイン語、男性ボーカルが英語、ハモったりするのが面白い曲。

<G3>
王禹晨(ワン・ユーチェン、Yuchen WANG)/黄一航(ホアン・イーハン、Yihang HUANG)(中国) SP:54.09(8)
 「Fly Me to the Moon」フランク・シナトラ🎵 レモン色、白シャツ。十分高い3ツイストから。2ループは少しずれた。スロー3トウばっちり、スピンはけっこうずれてGOEはマイナスになってしまった。
 男性は17歳だがけっこうガタイがいい、というか太め ベスト更新でまずまず。

イウリア・アルテメワ/ミハイル・ナザリチェフ(ロシア) SP:70.26(3)
 「Senza Parole」Il Divo♪ ブルーグレー。素晴らしく回転の速い3ツイスト、ぴたり合わせる2アクセルと、さすがの技術力を見せる。スロー3フリップもうまく着氷、リフトで仰向けになりながらキャッチフットと芸が細かい。一糸乱れぬスピンも見事だった。
 いきなり桁違いの高得点

王慧蒂(ワン・フイディ、Huidi WANG)/賈梓麒(ジァ・ズーチー、Ziqi JIA)(中国) SP:54.08(9)
 「炎のランナー」ヴァンゲリス♪ 青、紺。2アクセルから入るプログラム、女性が着氷で少し乱れた。3ツイストは余裕、スロー3フリップはステップアウト。リフトはスプリットポジション。
 スピンは合わせる気があんまりなかったかな

ケイト・フィンスター/バラス・ナギ(アメリカ) SP:58.33(5)
 「ハレルヤ」♪ 白、グレー。きちんとした3ツイスト、2アクセルは女性がオーバーターン。スロー3フリップ下りる。
 男性がすでに21歳なので、来季はシニアになる。雰囲気は大人っぽいので大丈夫そう。

<G4>
クセニア・アハンテワ/ヴァレリー・コレソフ(ロシア) SP:70.44(2)
 「Interstellar」♪ シルバーと黒、黒にシルバー。3ツイスト、スロー3フリップ、2アクセルへ続く流れが完璧で隙がない。スピンは上手く合わせてレベル4とGOEをきちんと獲得、前半はホールド、後半はノンタッチのステップも曲とよく合いながらレベル4も取れている。
 さすがロシアのペア、このくらいでなければ代表になれないか。

クレオ・アモン/デニス・ストレカリン(フランス) SP:58.23(6)
 「Bang Bang」♪ ワインカラー。3ツイストは問題なかったが、スロー3フリップで転倒。2アクセルは二人で頑張った。
 デススパイラルの女性の姿勢が難しそう。ステップは勢いもあって惹きつける。スピンを終えて女性が男性のほうへスライドしてフィニッシュ。

アニカ・ホッケ/ロベルト・クンケル(ドイツ) SP:63.57(4)
 「Do You Love Me」♪ ピンクとパープル、黒系。3ツイストは両手を上げた着氷の姿勢まできれいで、レベル3にGOEも取れた。スロー3フリップ余裕で、2アクセルは頑張る。リフトで女性が仰向けで片足を高く上げる姿勢。
 女性が終始笑顔を浮かべて、柔らかな所作で滑っていて、いい雰囲気の魅力 高得点に笑顔のキス&クライ、来季はシニア。

アポリナリア・パンフィロワ/ドミトリー・リロフ(ロシア) SP:73.71(1)
 「マトリックス」♪ 黒系のつなぎ、男性はカットソー。女性がこれだけ小柄で細ければ、男性も取り扱いが楽だろう 鮮やかな3ツイスト、2アクセルぴたり、スロー3フリップ完璧。スピンは多少ずれてもちゃんと修正できる。
 当たり前のようにパーソナルベストを更新してトップに立った。

 結果、1位パンフィロワ/リロフ、2位アハンテワ/コレソフ、3位アルテメワ/ナザリチェフとロシア勢がトップ3。7点近い差で4位にホッケ/クンケル、5点あまりの差で5位フィンスター/ナギ、僅差の6位にアモン/ストレカリン。
 トップ3とその他、という感じになっている フリーでどうなる?

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世界ジュニア選手権2020男子SP

2020年03月05日 01時10分23秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・世界ジュニア選手権2020男子ショートプログラムジャッジスコア)。

<G1>
アダム・ハガラ(スロバキア) SP:41.90(33)
 「Legendary」♪ 赤シャツ黒タイ、眼鏡をかけて。3ループなんとか、3ルッツ+2トウ、後半2アクセル。とても細い体型でまだ13歳!キス&クライの表情が初々しい。

ニカ・エガゼ(ジョージア) SP:58.22(22)
 「ノートル・ダム・ド・パリ」♪ 赤ジャケ風。これまた細長い体型で、足長すぎて持て余していそう 2アクセル、3ループとシャープに決め、3ルッツ+3トウも安定。キャメルスピンに入るところはややふらついたが、イリュージョンぶんぶんから入るコンビネーションスピンは迫力。
 エテリ・トゥトベリゼのチーム。

ダリアン・カプティチ(オーストラリア) SP:49.48(28)
 「I Swear」♪ ブルー系。アフリカ系。3ルッツ+3トウはこらえて、3ループは転倒したが、スライディングからの2アクセルは決まった。
 コンビネーションスピンではイリュージョンやビールマン、ジャンプしてアップライト姿勢と面白い。キャメルスピンもなかなか工夫があった。

パブロ・ガルシア(スペイン) SP:43.29(30)
 モーツァルト「レクイエム」♪ 黒。3ルッツ+3トウに挑んだが惜しい転倒。3ループは流れの中で跳べた。キャメルスピン、悪くないと思ったけどレベル1止まり アクセルが1回転に
 まだできることは少ないけど、粗い感じではないので、今後に期待かな。

ミハイル・シャイドロフ(カザフスタン) SP:56.37(24)
 「Rain Fall Down」ローリングストーンズ🎵 グレー系。いきなり3アクセル、頑張ったちょっとステップアウト。3ループ、3ルッツ+3トウは問題なし。キャメルスピンはまだまだ ディスコっぽい曲で一生懸命踊る感じが可愛らしい。

<G2>
コーネル・ウィトコウスキー(ポーランド) SP:47.56(29)
 「The Shadow Line」♪ 紺。予定になかった3アクセルに挑戦して転倒。キャメルスピンの上げた足も軸足の膝もピンと伸びているのがきれい 3ループ滑らか、3ルッツでオーバーターン、2トウをつけた。全体にスケーティングはスムーズ。
 左手に包帯してたけど、何の怪我だったのかな。

チャールズ・ヘンリー・カタノヴィッチ(クロアチア) SP:42.81(32)
 「ボヘミアン・ラプソディー」「Don't Stop Me Now」クイーン♪ 白シャツ。フランス生まれで家はスイス。3ルッツでステップアウトしてコンビネーションにできず。3ループはしっかり、2アクセルは崩れてしまった。
 元気は良かったかな

ノア・ボデンスタイン(スイス) SP:43.21(31)
 「トップ・ハット」♪ 白シャツ黒ジャケ風。アフリカ系の容貌。3フリップで転倒、コンビネーションにできず。3ループと2アクセルは下りてそのままフリーレッグを動かす振付ができる。
 フライングシットスピンで姿勢を整えられずに手をついてしまい無効に。それでも、ステップの伸びやかさと躍動感は印象に残る

フィリプ・セルバ(チェコ) SP:59.86(21)
 「Give Me Love」♪ グレーのグラデーション。3アクセル、いい感じに入って高さが出たので下りられると思ったんだけど、転倒 3ルッツ+両手上げ3トウ、シャープだったが少し詰まってしまった。キャメルできれいなドーナツになる。
 スピード感があって、ステップの一歩の伸びも大きい。今後伸びていきそう。

ラウリ・ランキラ(フィンランド) SP:41.69(34)
 「When It All Falls Down」♪ ブルー系に赤の差し色。2アクセルで突っ伏す形の転倒、痛そう 3トウ+3トウはきれいに決まった。ループが1回転になってしまい 
 全体に動きが細かい感じ。ツイズルで、きちんと“顔残し”ができるのがいい。

林芳毅(リン・ファンイー、Fang-Yi LIN)(台湾) SP:51.91(27)
 「All Alone」♪ 黒に金をのせて。すらっとよく伸びるスケーティングで、3トウ+3トウ、3ループと美しい流れ 足換えキャメルスピンのところでコンビネーションをやりかけてやめるというミス
 ステップを見ていると、エッジ捌きや体の使い方が、中学生くらいの頃の羽生結弦を思い出させる。2アクセル、高いジャンプのフライングシットスピン、もう一度きちんとコンビネーションスピンと最後まで頑張った。
 間違えたスピンを足換えキャメル無効として、最後のスピンを有効にしてもらえたようだ

<G3>
イリヤ・ヤブロコフ(ロシア) SP:77.53(7)
 「Tick Tock Goes the Clock」♪ 黒に白でプリント。サムソノフ選手の代わりに出場だが、さすがロシア、見事なプログラム。3ループ、3アクセルと淀みなく、後半3ルッツもべらぼうな高さで問題なく3トウをつけた。
 レビューでスピンのエッジがアップになると、すごく小さい円で回っているのがわかる。音にもよく合っていた。
 パーソナルベスト更新

マクシム・ナウモフ(アメリカ) SP:75.20(10)
 「Uprising」ミューズ♪ 黒にストーン。3アクセル頑張り、3フリップ+3トウ入る。3ループも安定。
 弾むような元気いっぱいのステップはアメリカっぽいが、コーチの父はロシア人。ロシアとアメリカのいいところ取り

イリア・マリニン(アメリカ) SP:74.02(13)
 「Make It Rain」♪ アーミージャケ風。バイオによると153cmの15歳。ふわっと高さが出る3アクセル、3ルッツ+3トウと決まる。キャメルで頭の上くらいまで足を持ち上げられる。
 この選手もコーチであるお母さんが元ウズベキスタン代表。やっぱりロシアっぽい?!

デニス・グルジ(ドイツ) SP:67.81(17)
 「Caruso」ララ・ファビアン🎵 黒紺にストーン。滑らかなスケーティング。3サルコウ下りて間が空いたが落ち着いて3トウをつける。3ループ下りてそのままイーグルが美しい。キャメルスピンの姿勢もきれいで、流れから2アクセルもよかった。
 この曲がこの選手の滑りに合っている。得点に笑顔

アレクサンデル・ズラトコフ(ブルガリア)
 棄権。

エドワード・アップルビー(イギリス) SP:54.56(26)
 「I Will Wait」♪ 紺のシャツ。ちょっとトラブってあまり見られず。

<G4>
佐藤駿 SP:79.30(5)
 「ロシュフォールの恋人たち」より「キャラバンの到着」♪ 白シャツ。メダル候補の中で最初に登場 キュキュッとターンからスムーズな3アクセル、余裕 3ルッツ+3トウは少し流れが遅くなったが問題なし。3ループも大きな流れで。
 キャメルスピンはけっこう難しいポジション頑張る。伸びやかで曲のムードをよく表現するステップ、しっかりとスピンを回り音にピタッと合わせてフィニッシュ。
 終わってほっとした表情。大好きなパンダのぬいぐるみを横に、ベスト更新に笑顔

ルク・マイアホファー(オーストリア) SP:55.22(25)
 「Notte Stellata」Il Volo♪ 赤に少し黒。長身を大きく使い、ぐーんとグライドしながらスピードに乗り、ステップの一部のように2アクセルを跳んだ。ルッツは2回転になってステップアウト、続けて2トウをつけたがルッツしか認められず。3ループは滑らかに決めた。
 ゆったりした曲に入り込んで表現していたが、各要素をもう少し安定させたいところ。

イ・シヒョン(韓国) SP:71.61(15)
 「Elena & Lila」「Last Days」♪ 白からグレー。3アクセルはややこらえたが上手く下りた。3ループ、3ルッツ+3トウは全て両手上げで、エンピツのように細い軸。
 曲の世界観を伝える振付を、おろそかにせずに丁寧にこなしているのがいい。四大陸でも頑張ったし、韓国期待の星

イワン・シュムラトコ(ウクライナ) SP:68.76(16)
 「What a Wonderful World」ルイ・アームストロング🎵 鮮やかなブルー。少し長めの助走から3アクセル、しゃがむようにして下りる。3ルッツ+3トウはこらえ、3ループは大丈夫。
 足がピンと伸びて腰より高く上がる、非常に姿勢がいいキャメルスピン、難しい姿勢をするよりむしろカッコいい。ピアノパートでステップ、最後は空に手を振ってフィニッシュ。

アレクサンデル・レベデフ(ベラルーシ) SP:66.12(19)
 プッチーニ「トスカ」より「星は光りぬ」♪ 黒にシルバーで鱗のように模様。3回転予定のアクセルは2回転にしてきれいに。3ループは軽くオーバーターン。後半の両手上げ3ルッツ+両手上げ3トウが完璧に入った。
 ヨーロッパ選手権22位と、フリー進出している。世界選手権も出る国のエース。Qマークにほっとした笑顔。

ニコライ・マヨロフ(スウェーデン) SP:72.49(14)
 「Flamenco」♪ 黒シャツ。やはりどことなく、兄・アレクサンデルに似てる 3ルッツ+3トウで少し傾いたが上手いこと下りた。3アクセルは片手をついたがこらえる。3ループは下りたところでバランスを崩しかけ、両手を上げて振付のように見せる。
 キャメルスピンを見ると、兄よりは体が柔らかそう。キレキレのステップ、曲の中に手拍子が入ってると盛り上がる。さらに曲に入っている掛け声と姿勢変更やジャンプがぴたりと合うスピン、これもいい
 終わってガッツポーズ、シーズンベストではないが得点にも満足そう。

<G5>
バサル・オクタル(トルコ) SP:61.91(20)
 「Cry Me A River」♪ 臙脂色のシャツ。3アクセル、3ループとしっかり決めたが、3ルッツで完全に軸が歪んで転倒 17歳だが体つきが大人っぽく、全体に力強い。

スティーヴン・ゴゴレフ(カナダ) SP:67.27(18)
 「Grand Waltz」「Russian Sailor's Dance(Yablochko)」♪ 白黒ボーダー。きびきびした動きから、3ルッツ+3トウをきちっと決める。アクセルが1回転に 3ループは慎重な助走から落ち着いて下りた。
 シットスピン、キャメルスピンともに回転は速い。ロシア民謡に合わせて軽快に踊るステップは悪くない。
 成長期真っ盛りで、身体のことを考えながら練習しなければならない時期。今は結果が出なくても、いずれ

アンドレイ・モザリョフ(ロシア) SP:84.31(2)
 「I Will Never Forget You」♪ オフホワイトのシャツ。3ループ、イーグルから3アクセル、3ルッツ+3トウとジャンプは鉄壁の安定感(それにしてもGOE高い)。すごくスピード感があるわけではないが、身のこなしが洗練されている感じ。
 パーソナルベスト更新、、、そこまで凄いとは感じなかったけど、、、

マーク・ゴロドゥニツキー(イスラエル) SP:57.96(23)
 「Stop It(I Like It)」♪ 黒にカラフルな千鳥模様。アクセルが1回転になったが、3フリップ+3トウで耐え、3ループはきれいに決めた。
 軽快な曲でよく体を動かしていた。

ジョセフ・ファン(カナダ) SP:77.50(8)
 「Torn(Redux)」♪ 黒。3アクセルはややこらえたが大丈夫。両手上げ3ルッツ+3トウ、3ループがきちっと入る。一歩の加速が大きく、ステップの動きもダイナミック。キャメルスピンでは足を高く持ち上げる姿勢も。
 久々にいい演技で自己ベストに近い点が出た。コーチはブライアン・オーサー氏。

ガブリエレ・フランジパーニ(イタリア) SP:75.05(11)
 「Unholy War」♪ 黒とグレー。イーグルから3アクセル、バランスを崩しかけて必死で我慢 3ループはスムーズにトランジションまで、3ルッツ+3トウ決まって 
 イタリアはグラスル選手ばかり注目してたけど、この選手もヨーロッパ選手権13位と伸び盛り。イタリア男子、強くなりそう。 

<G6>
アダム・シャオ・イム・ファ(フランス) SP:74.61(12)
 「Never Tear Us Apart」♪ グレー。コーチのブライアン・ジュベールが見守る中、位置につく。3ルッツ+3トウがぴしっと入る。3アクセルはなんとかこらえた。ターンからの3ループ問題なし。
 つなぎの中ではっきりと音を取る動き、スピンの姿勢でしっかり意図を持って細かい表現をする。ステップでは片手側転と身体能力の高いところも見せた
 シーズンベスト更新。

ダニエル・グラスル(イタリア) SP:78.91(6)
 モーツァルト「Lacrimosa(レクイエム)」♪ 白、襟と袖口に黒パイピング。ドラマチックな振付から長めの片足滑走で表現して入っていく。3アクセル、十分な高さ。3ループは下りてイーグルへ。右手で左足のエッジをキャッチして左手を膝に伸ばす独特のキャメル姿勢。
 ステップの動きもさらに雄大になっている。強く響いてくるプログラム。

鍵山優真 SP:85.82(1)
 ドラマ「砂の器」より「ピアノ協奏曲『宿命』」♪ ブルーとグリーン。日本語で「ガンバ!」がたくさん聞こえる中、しなやかな指先のポーズで位置につく。
 3ループを下りながら右手をすっと前に差し出す。3アクセルも大きく、滑らかにスピンにつなげる。3ルッツ+3トウも舞い上がる高さ。
 キャメルスピンの姿勢変更のスムーズさ、回転の速さ。エッジ捌きも体の動きもしなやかに一体となるステップ。
 一つ一つの姿勢を丁寧に、速さも出したコンビネーションスピン、最後まで隙がなかった
 終わってほっと胸を押さえる。得点を見て喜ぶ佐藤コーチ、掌に「父」と書いたのを見せる 父も一緒に来たかっただろう

ピョートル・グメンニク(ロシア) SP:76.07(9)
 「Je me souviens de nous」♪ 赤に黒の飾り。3アクセルは少し乱れて手をつく。3ループまとめ、両手上げ3ルッツ+3トウも決まる。
 スピンでヘアカッター姿勢など柔軟性も見せた。

アレクサンドル・セレフコ(エストニア) SP:80.87(4)
 「I Step Out For A While」♪ ブルーグレーのジャケ。予定と順番を変えて最初に3アクセルを跳び、続いて3ループ、どちらもきれいに決まって作戦成功 3ルッツ+3トウも決まって、気分よくステップ、しゅっと止まってまた動き出したり、自在感が気持ちいい。
 会心の出来でパーソナルベスト更新、ジュニア最後の大会で好位置につけた。

アンドリュー・トーガシェフ(アメリカ) SP:81.50(3)
 「Bloodstream」♪ 黒のシースルー。スローな曲調ですっと3アクセルを跳ぶ。3フリップ+3トウ、3ループは鮮やかに下りてトランジションへ。スピンは速いが少しトラベリング
 曲調が変わってステップ、ダイナミックで大きな動き、空中キックの迫力などアクロバティックな動きも凄い
 こちらもパーソナルベスト更新!

 結果、鍵山優真がトップに立ち、2位モザリョフ、3位トーガシェフ。4位セレフコ、5位佐藤駿、6位グラスル。欠場のサムソノフの代わりに出場したヤブロコフが7位、ジョセフ・ファン8位、グメンニク9位、アメリカのナウモフが10位。昨季のジュニアグランプリファイナル優勝ゴゴレフが18位と出遅れた。
 フリーで大きく順位の変動があるのか 鍵山優真はこのまま優勝へ突っ走れるか? 佐藤駿の大逆転があるか?
 私は日本勢2人が表彰台に並んでいるところが見たい

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