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いばらの道でも、わくわく

2015年05月19日 16時25分43秒 | スポーツ

 浅田真央がブログと記者会見で現役復帰を宣言した。
 会見を見て、きりっとした表情だな、と思った。落ち着いてしっかりと受け答えしていて、迷いがない。本気なのが伝わってきた。
 休養を決めた昨年は肩先までのボブにしていた髪も、けっこう伸びて後ろで結んでいる。競技に戻るとなれば、スケーティングやジャンプに邪魔にならず、衣装やメイクと合わせて結いやすい長い髪が便利になる。そのあたりにもやる気を感じた。
 「昨年の世界選手権のレベルまで戻さないと」「世界のジャンプのレベルも上がっている。追いつくように頑張る」「大人の滑りができれば「自分に期待して練習している」。復帰は大変だとわかっていても、なんだかわくわくしている気分さえ漂う。そんな真央ちゃんに、見ているほうもわくわく

 佐藤信夫コーチも、どこかそんな気分を共有しているようだ。小塚崇彦の指導で中京大学に行ったときに浅田真央を見て、「心の中では漠然と、(現役続行を)言い出す可能性はあると思っていた」(スポーツ報知)。
 年明けに相談を受け、「もう1度やることはそんなに簡単なことではないと、懇々とさとした」が(日刊スポーツ)、3月に話し合ってまずは練習することに。佐藤門下生の合宿に浅田真央も参加、今月11日に本格的に練習を開始。“浅田が自分の状態を的確に評価していることに驚いた。”(朝日新聞)。
 ジャンプは1年前と同じくらい、という。とはいえ、プログラム作りなどはこれから。「ある年齢を超えると故障が出たり、練習が軌道に乗らなかったりする。従来の練習量でいいのか。私にも初めての経験なので、試行錯誤していきたいと思います」(スポーツ報知)。
 シーズン中に25歳になるという年齢の選手、1年休養して復帰する選手の指導は初めてだとか。
 グランプリシリーズ出場は、「急ぎたくない」。まずは全日本選手権を目標にしたいというのがコーチの考えのようだ。
 となると、復帰戦はブロック大会。現在は所属先が決まっていないが、中京大学がバックアップする意向だそうで、中部ブロック→西日本選手権→全日本ということになりそう。
 例年の国際大会派遣選手選考基準には、「全日本選手権の時点でミニマムテクニカルスコアをクリアしている」が入っている。国内予選に出場しているだけではクリアできないので、この点は日本スケート連盟がGP出場の意向を聞く段階で、多少話し合うことになるのでは?
 安藤美姫が復帰したとき、関東ブロックと東日本の結果と内容次第で強化選手に指定、国際大会派遣という条件だった。(実際には強化選手に戻る前に大会に招待され、五輪&世界選手権のミニマムテクニカルスコアはクリア。)同様のパターンもあり
 地区ブロックからの出場と聞いて、すごく大変そうなイメージを持つ人が多いようだが、正直国際大会とレベルが違う。昨季のスコアだと、160点台で表彰台争い、170点以上なら優勝の可能性が高い。浅田真央の実力からすると、無理しないで出せるスコアだと思われ、、、心配いらないと思うけど^^;

 「ミヤネ屋」に出演した佐藤コーチ、「トリプルアクセルは今のところパンクはほとんどない。久しぶりなので無理せず慎重にやっているので確率は高いが、これから練習を積んでいくとミスの回数も増えると思う」。GPシリーズ出場についてはやはり「なんとも申し上げられない」。
 現役復帰のコーチを引き受けたことを「行きがかり上(笑)、頑張ろうと言った」。引き受けるほうも大変だ
 ISUテクニカルスペシャリストの岡崎真氏はルッツのエッジと、フリーで2回転ジャンプは2回までのルールが要注意と指摘(スポニチ)。
 ルッツについては佐藤コーチも「時間をかけてやらないといけない」と言っている。宇野昌磨だって必死で練習して矯正したんだから、真央ちゃんも頑張らないと コンビネーションのセカンドに使う2回転ループは、3回転ループが2回転になったときも想定して、うまくジャンプ構成を組む必要があるだろう。

 2015/2016がどんなシーズンになるのか、今から待ちきれない

コメント
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