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世界ジュニア2015女子フリー

2015年03月07日 06時11分47秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・世界ジュニア選手権2015女子フリージャッジスコア)。

<G1>
エリザヴェタ・ウコロヴァ(チェコ) SP:46.39(20) FS:77.05(17) 合計:123.44(17)
 「ライフ・イズ・ビューティフル」♪ パープル。冒頭の3回転ループ、3回転ルッツ+2回転トウループなど、わりとジャンプはうまくいった。全体に柔らかな流れがよかった。

シューラン・ユー(シンガポール) SP:45.24(23) FS:67.37(23) 合計:112.61(24)
 「コッペリア」♪ ワインカラー。最初のジャンプで転倒したが、次ぎを決めたら落ち着いた。しかし後半乱れが出てしまった。曲の雰囲気はキャラに合っていたかな。

李香凝(Xiangning LI)(中国) SP:45.06(24) FS:71.92(20) 合計:116.98(21)
 「ホーム・アローン」♪ 水色で長手袋。転倒もあったが、ダブルアクセル+3回転トウループなどコンビネーションを頑張って跳んだ。最後のスピンは曲が終わってからしばらく回ってたが^^;

タイラー・ピアス(アメリカ) SP:46.77(19) FS:71.44(22) 合計:118.21(19)
 チャイコフスキー「パ・ド・ドゥ」♪ ワインカラーにストーンを飾って。ダブルアクセルのコンビネーションから入り、3回転サルコウ+2回転トウループ+2回転ループも決める。ルッツやつなぎでの転倒があって、力が出し切れた感じではないが、雰囲気のある選手。

ユニ・マリエ・ベンジャミンセン(ノルウェー) SP:45.30(22) FS:71.55(21) 合計:116.85(22)
 「グウェンドリン」「Norma de la Guadelajra」「マンボNo.8」♪ ピンク系。序盤にコンビネーション3つ固めて跳んだ。転倒もあったが、マンボのステップでは手拍子をもらっていた。

レア・セルナ(フランス) SP:45.35(21) FS:72.72(18) 合計:118.07(20)
 「Indigene」♪ ブラウン系。最初のジャンプは2回転に。クリーンなジャンプは少なかったような^^; 転倒2回。まだ体力がないのかも。

<G2>
デイマンテ・キザライテ(リトアニア) SP:48.04(16) FS:71.98(19) 合計:120.02(18)
 「カルミナ・ブラーナ」♪ ストリーミング不調でほぼ見られず^^; パンクはあったが転倒はなかった模様。

ルトリシア・ボック(ドイツ) SP:47.78(17) FS:90.12(11) 合計:137.90(14)
 ガーシュイン「クレイジー・フォー・ユー」♪ 華やかなブルー。冒頭に3-3が決まり波にのる。後半にダブルアクセル+1回転ループ+3回転サルコウや3回転ルッツも決まった。軽妙なパーカッションの音につなぎの振付もぴたりと合って、最後までスピードも落ちない、会心の出来。

ギア・マリア・タリアピエトラ(イタリア) SP:49.78(14) FS:84.28(14) 合計:134.06(15)
 坂本龍一「Rain」「Forbidden Colours」「Fall of the Samurai」♪ 紫の濃淡でキモノ風。前半は宮原知子が、後半は無良崇人が以前使った曲。3回転+ダブルアクセルのシークエンスなど。いい姿勢で着氷しようという意識が見える。曲のイメージを伝える気持ちもある感じ。
 シーズンベストに笑顔。

ニキ・ヴォリエス(オランダ) SP:48.56(15) FS:67.17(24) 合計:115.73(23)
 「Children of Dune」♪ 黒地にゴールド。前半は多少乱れても下りていたジャンプだが、転倒してからリズムがつかめなかった。すらっとした体形で、決まったら見栄えがすると思うんだけど。
 世界選手権のミニマムはクリアしているはずなので、世界選手権でリベンジできるといいな。

カイラニ・クレイン(オーストラリア) SP:47.76(18) FS:78.16(16) 合計:125.94(16)
 「Primavera」♪ パステルピンク。最初から3-3を決めていく。ジャンプが全て下り、回転不足や回転抜けはあったようだが、活き活き、のびのびとした動きで魅了。観客席の国旗を見上げて嬉しそう。

ディアナ・ニキティナ(ラトビア) SP:51.22(13) FS:97.41 合計:148.63
 「キャバレー」♪ ブルーグレーにピンク。ジャンプ快調でほぼミスなし。3-3、3-2、後半ダブルアクセル+2回転トウループ+2回転ループも入り、軽妙な曲の音をうまく取りながら、「キャバレー」の世界をちゃんと表現できていた。終わってガッツポーズ、シーズンベストに感激。

 この後はフジテレビ(関東ローカル)の生中継 Leader(その時点での暫定1位選手)とCurrent(現在滑走中の選手)の技術点表示も

<G3>
イェンニ・サリネン(フィンランド) SP:55.43(8) FS:84.07(15) 合計:139.50(13)
 「El Tiempo Entre Costuras (The Time Between Seams)」♪ パープルのスリップドレス風。ルッツやダブルアクセル、後半のダブルアクセル+3回転トウループで転倒。しかし3回転フリップや3回転サルコウ+2回転トウループ+2回転ループを下りる。
 きれいな身体の線が出せて、滑走姿勢もきれい。

マリア・ソツコワ(ロシア) SP:53.95(10) FS:115.09(5) 合計:169.04(5)
 「ファニー・フェイス」「ティファニーで朝食を」♪ ミントグリーン。3回転フリップ+3回転トウループから入り、後半3回転ルッツ+1回転ループ+3回転フリップと大技も。ループで手をついた以外はミスなく、洒脱な曲を表現するステップ、柔らかな流れの中ですっとダブルアクセルを跳んだり、今日はいい演技ができた。
 オードリー・ヘップバーンのセリフやボーカルが効果的に使われている。シーズンベストだがあまり嬉しそうじゃない^^;

カレン・チェン(アメリカ) SP:51.64(12) FS:105.66(8) 合計:157.30(8)
 「ゴッドファーザー」♪ 黒系にスカートと手先に赤。冒頭に鮮やかな3回転ルッツ+3回転トウループ、続いて3回転フリップと決まって、今日は好調かと思ったが、後半サルコウとダブルアクセルで転倒。でも決まったジャンプの質の高さは評価していい。体幹がしっかりしてきたんだと思う。

アナスタシア・ガルスティアン(アルメニア) SP:53.10(11) FS:87.64(12) 合計:140.74(12)
 「Mouse Hunt」♪ 黒に金と黄色。最初のフリップが2回転になったが、続く3回転ルッツに3回転トウループをつけてリカバリー。ステップの動きはなかなかシャープ、パールからビールマンのスピンも。後半スピードが明らかに落ちてしまって^^; サルコウが2回転になって、終わってちょっと口惜しそう。

エリザベト・トゥルジンバエワ(カザフスタン) SP:55.95(7) FS:117.49(4) 合計:173.44(4)
 「愛のイエントル」♪ 華やかなオレンジ。ルッツ、フリップと最初からスムーズ。3-3、3-2-2、ダブルアクセル+3回転トウループも決まる。ボーカル部分でのスピンも美しく、ステップは情感をこめて。つなぎも細かいことをいろいろやっている。
 パーフェクトな演技にガッツポーズ、シーズンベストに笑顔。ソツコワを抜いてトップに立つ。

チェ・ダビン(韓国) SP:54.32(9) FS:102.06(9) 合計:156.38(9)
 ショパン「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」♪ 爽やかなブルー。ジャンプがとても安定していて、ミスらしいミスはなかった。フリップ・トウの3-3、後半3回転ルッツ+2回転トウループ+2回転ループも入る。トゥルジンバエワと比べるとトランジションは少ないかな
 回転不足があって思ったほど得点は伸びず。

<G4>
坂本花織 SP:58.72(4) FS:107.53(6) 合計:166.25(6)
 チャイコフスキー「ロミオとジュリエット」♪ 情熱的な赤。ぴっと指先を伸ばして位置につく。フリップ・トウの3-3、ダブルアクセル+3回転トウループ+2回転トウループが見事に決まる。3回転ループは惜しくも転倒したが、後半イーグルから3回転サルコウも。腕の使い方など、大きな表現ができるようになって、雄大な曲に負けないプログラムになった。
 シーズンベスト大幅更新

セラフィマ・サハノヴィッチ(ロシア) SP:63.09(2) FS:123.06(3) 合計:186.15(2)
 「Oblivion」「I Love You I Hate You」♪ 紫、スカートにピンク。冒頭のフリップ・トウ3-3から片手上げ、後半サルコウ・トウ・トウ・で3-3-2! 2回転トウループは両手上げで、手を上げて跳んだジャンプは合計8回 スピンの姿勢でもきれいな表現、途中の踊りも楽しげに。
 ほぼ完璧な演技に、自分でも感激の様子。だったが、シーズンベストには届かず。

樋口新葉 SP:61.27(3) FS:124.30(2) 合計:185.57(3)
 ガーシュイン「ピアノ協奏曲へ調」♪ ビビッドなブルー。きりっとした表情で滑り出す。ルッツ・トウ3-3を鮮やかに決めると、ループ、サルコウとすいすい。後半ダブルアクセル+3回転トウループ、ルッツ・トウ・ループの3-2-2。さらにジャンプが決まるとぎゅっと拳を握った。
 強い音をぴしっと取りながら、ステップでも大きく緩急をつけて。終わってちょっと涙ぐんだ。
 もちろんシーズンベスト、わずかにサハノヴィッチに及ばなかったが、堂々の演技

エフゲニア・メドヴェデワ(ロシア) SP:68.48(1) FS:124.49(1) 合計:192.97(1)
 「Ein Sommernachtstraum」「Tango Tschak」♪ 品のいいブラウン。軸の細いジャンプをスムーズに次々決めていく。フリップ・トウ3-3、ループ・トウ・トウ3-2-2、サルコウ・トウ3-3。片手上げも何度も見せる。スピンのI字姿勢や、両手でフリーレッグをホールドするキャメルなども独創的。「フリーレッグの処理が上手」と解説・鈴木明子さん。
 自分でも納得のガッツポーズ、シーズンベスト更新でトップに立った。

永井優香 SP:56.93(6) FS:107.00(7) 合計:163.93(7)
 サン‐サーンス「序奏とロンド・カプリチオーソ」♪ ワンショルダーの赤。最初のルッツが1回転になってしまった しかし次のルッツに3回転トウループをつけたのは偉い。後半ダブルアクセル+3回転トウループ+2回転トウループも決まる 大きなミスはなく、優雅な滑りを最後まで見せてくれた。
 戻ってコーチに「やっちゃった」。シーズンベストには届かず。

ニコル・ライコヴァ(スロヴァキア) SP:57.15(5) FS:86.62(13) 合計:143.77(11)
 「アンナ・カレーニナ」♪ 紫のドレス。列車の音で始まる物語。ルッツ・トウ3-2、ループ3-2など前半はよかったが、後半転倒やアクセルのパンクなどが出てしまった。ストーリーを語るような表現のステップは悪くないんだけど。

 結果、優勝はメドヴェデワ、2位サハノヴィッチ、僅差で3位樋口新葉 村上佳菜子以来の日本女子の表彰台。4位トゥルシンバエワ、5位ソツコワ。坂本花織が6位、永井優香が7位、よくがんばった。
 フリーの技術点は樋口が69.50と断トツジャンプの加点だけで7.44 来季は世界の女子ジュニアを引っ張る存在になりそうだ。楽しみ
 来季枠は、ロシアと日本が3、カザフスタン・アメリカ・韓国・ラトビアが2。カナダが1枠に減った。ロシア3人娘は全員15歳になるが、3人ともシニアに上がるか、、、? ロシアも上が詰まってるし(笑) ソツコワあたりはもう1シーズンジュニアもあるかも。

 あとは最終日、いよいよ男子フリー

コメント
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