一昨日、NHK・BSで放送していた「恋におちたシェイクスピア」。じっくり見ちゃった
グウィネス・パルトローがひたすらきれい ジョセフ・ファインズは、普通にイケメン シェイクスピアが裕福な家の芝居好きな令嬢と恋におちながら、共に「ロミオとジュリエット」を完成させるが、令嬢は貴族と結婚を迫られ、、、という話。
ベン・アフレックがなんかいい奴で、この人はそういう役が多い。ほかにも「どこかで見たような、、、」という人がたくさん。
ヒロインの令嬢ヴァイオラの乳母、小柄なおばちゃんをどこで見たのかと思ったら、「ハリー・ポッター」シリーズで魔法省から派遣されてきてホグワーツを管理しようとするドロレス・アンブリッジを演じた女優さん、イメルダ・スタウントン。
同じく「ハリー・ポッター」シリーズから、ハリーの親友ロンの父、アーサー・ウィーズリーを演じたマーク・ウィリアムズ。狂言回しのナレーターで、セリフをかみまくっていたのが本番で見事に務める。
今はまってるNHKの海外ドラマ「ダウントン・アビー」で、執事カーソンを演じるジム・カーターが、舞台で女装して乳母を演じる役者。大柄な男性が白塗りに大きく広がるスカートで、女性が舞台に上がることを禁じられていた当時を端的に表現。
なにしろ、若い女の役は変声期前の少年が演じていた時代。令嬢ヴァイオラは男装して一座に入り込み、ロミオの役を演じていたが、女だということがばれて姿を消していた。しかし少年役者が初日に高い声が出なくなってしまい、急遽ヴァイオラが“女装”してジュリエットを演じる。ロミオはシェイクスピア自身が演じて、“迫真の”演技に観客が涙した、という話になっている。
エリザベス1世を演じたジュディ・デンチが、お忍びで観劇。ジュリエットを演じる役者が女だとの密告を受け逮捕に来た役人の前で、「女王がそんな舞台を見るはずがない」。呼びつけられたヴァイオラは、膝を折る女性の作法で挨拶しかけて、右手を前に腰を折る男性の作法でやり直す。「見事に女装した」として、女王は罪に問わない。
しかしヴァイオラは結婚してロンドンを離れ、恋は終わる。新しい作品「十二夜」の構想を練るシェイクスピア・・・
1998年公開、けっこう前の作品だったんだ~。アカデミー賞の時期だから、受賞作品のテレビ放映も多くなる。見てない映画を見るチャンス