第22回冬季オリンピック・2014年ソチ大会、フィギュアスケート・ペア・フリー(ISUリザルト/ジャッジスコア)。
<G1>
#1 フェリシア・ジャン/ネイサン・バーソロメイ(アメリカ) SP:56.90 FS:110.31 合計:167.21
「レ・ミゼラブル」♪ NHKが第1グループを放送しないことに気づかず、ストリーミングをつなぐのも間に合わなくて、見逃した 得点からいってもいい演技だったようだ。
#2 ペイジ・ローレンス/ルディ・スウィーガース(カナダ) SP:58.97 FS:103.01 合計:161.98
「Oz The Great and Powerful」♪ 途中から見た。スローで転倒したが、全体的には悪くなかったらしい^^;
#3 ニコーレ・デラモニカ/マテオ・グアリゼ(イタリア) SP:51.64 FS:86.22 合計:137.86
「椿姫」♪ スロージャンプの転倒、サイドバイサイドジャンプの乱れなどがあって、100%出せた感じではなかった。
#4 アンドレア・ダヴィドヴィッチ/エフゲニー・クラスノポルスキ(イスラエル) SP:53.38 FS:94.35 合計:147.73
ニーノ・ロータ「ロミオとジュリエット」♪ スロージャンプの転倒はあったが、雄大なキャリーリフトなどは拍手をもらっていた。
<G2>
#5 ステファニア・ベルトン/オンドレイ・ホタレク(イタリア) SP:63.57 FS:115.51 合計:179.08
「ドラキュラ」♪ サイドバイサイドのコンビネーションジャンプが3連続で決まっていいスタートだったが、単独ジャンプで女性が転倒、スロー1つは2回転に。終盤のリフトは「少しスピードが落ちてしまいましたか」(解説:若松詩子さん)。団体から4回目の滑走で疲れがあったか…力を振り絞って滑り切った。少し残念そう。
#6 マリッサ・カステリ/サイモン・シュナピア SP:67.44 FS:120.38 合計:187.82
「Skyfall」♪ 団体戦でも見せたスロー4回転サルコウに挑戦、惜しくもステップアウト。サイドバイサイドジャンプでコンビネーション予定が単独に。キャリーリフトは姿勢の美しさと安定感で拍手。自己ベスト更新は見事。このペアも4回目の滑走でお疲れ様
#7 ヴァネッサ・ジェームス/モルガン・シプレ(フランス) SP:65.36 FS:114.07 合計:179.43
「Angels and Demons」「Requiem for a Dream」♪ クリスタルをふんだんにあしらった衣装がきらびやか 3回転トウループ+3回転トウループのサイドバイサイドジャンプで女性がセカンドで転倒。ペアで3-3はあまり挑戦するペアがいないので惜しい。最後のリフトでキャリーしながらそのまま男性が膝をつき、女性を下してフィニッシュ、個性的
#8 マイリン・ウェンデ/ダニエル・ウェンデ(ドイツ) SP:59.25 FS:107.00 合計:166.25
「Your Highness」♪ ドイツ応援団の賑やかなカウベルに送られて登場。サイドバイサイドジャンプでコンビネーションにならなかったり、単独で着氷が乱れる。スローも両足着氷があったり、完璧とはいかなかった。サイドバイサイドスピンのユニゾンはここまでで一番だったが。演技を終わって軽く首を横に振っていた。
<G3>
#9 メーガン・デュハメル/エリック・ラドフォード(カナダ) SP:72.21 FS:127.32 合計:199.53
「Alice in Wonderland」「Everlasting」♪ NHKの放送がスノーボードに切り替わってしまい、またストリーミングに逆戻り。得意技の一つ、3回転ルッツはばっちり決まった。コンビネーションで女性がセカンドを跳べず、スローでも珍しく片手をついた。
#10 カーステン・ムア-タワーズ/ディラン・モスコヴィッチ(カナダ) SP:70.92 FS:131.18 合計:202.10
フェリーニ・メドレー♪ サイドバイサイドの単独ジャンプで男性が2回転になった以外は全くミスなし。キャリーとローテーショナルを続ける長いリフトは今日も見事。
#11 ヴェラ・バザロワ/ユーリ・ラリオノフ(ロシア) SP:69.66 FS:129.94 合計:199.60
ボロディン「韃靼人の踊り」♪ 例によって「ロ・シ・ア!」大合唱の中に出ていく。サイドバイサイドジャンプを3回転トウループ、ダブルアクセルのシークエンスと決めて波に乗る。女性を背中に乗せるダンスリフトからそのまま持ち上げるリフトはいつもながらカッコいい。スローで片手をつく等の小さなミスが響いて点が伸びず、この時点でトップには立てなかった。
#12 彭程(Cheng PENG)/張昊(Hao ZHANG)(中国) SP:70.59 FS:125.13 合計:195.72
「黄河協奏曲」♪ 4回転ツイスト決まった! サイドバイサイドジャンプはコンビネーションのセカンドが跳べず、単独のダブルアクセルで転倒。しかしスローは2本とも完璧。しっかり盛り上げて終わった。
<G4>
#13 クセニア・ストルボワ/フョードル・クリモフ(ロシア) SP:75.21 FS:143.47 合計:218.68
「アダムス・ファミリー」♪ バリバリにキレキレのノーミス サイドバイサイドで3回転トウループ+2回転トウループ+2回転トウループ、ダブルアクセルと決まり、スローは2本ともすごい高さ。おなじみの曲で手拍子、終わってガッツポーズも当然。もちろん自己ベスト、トップに立つ。
#14 タチアナ・ヴォロソジャル/マクシム・トランコフ(ロシア) SP:84.17 FS:152.69 合計:
「ジーザス・クライスト・スーパースター」♪ 今日もすごかった。高いツイスト、プログラムの完成度、BBCの実況が"unbeatble"というのもうなずける。スローで片手をついた分だけ、自己ベストに届かなかったけど、二人とも感激の表情。
#15 龐清(Qing PANG)/佟健(Jian TONG)(中国) SP:73.30 FS:136.58 合計:209.88
「レ・ミゼラブル」より「夢やぶれて」♪ 興奮冷めやらぬリンクに出て行ったが、じっくりと二人の世界に会場を引き込んでいく。ダブルアクセルのシークエンスでセカンドが跳びきれなかったが、スローの高さと美しさ、イーグルでキャリーするリフト、並んで滑るだけでも物語の世界観を表現していたと思う。やり切った達成感の顔で終わった。
#16 アリオナ・サフチェンコ/ロビン・ゾルコビー(ドイツ) SP:79.64 FS:136.14 合計:215.78
チャイコフスキー「くるみ割り人形」♪ 美しいスロージャンプで始まったが、サイドバイサイドジャンプのコンビネーションで、男性が転倒してセカンドが跳べなかった。その後は立て直してミスなく、曲と一体になって流れるプログラム。最後に挑戦したスロートリプルアクセルは、回り切ったが転倒。終わってアリオナは「しょうがない」という顔だった。
序盤の転倒がなければ、トリプルアクセルでなく3回転のスローで終わっても2位は獲れたかもしれない。でも挑戦することに意義があったと思う。
結果、優勝はヴォロソジャル/トランコフ、2位ストルボワ/クリモフ、3位サフチェンコ/ゾルコビー。4位に龐清/佟健、5位ムア-タワーズ/モスコヴィッチだった。
ロシアと同じく3枠あったカナダは5位が最高であとは7位と14位。3番手も6位だった地元ロシアには少し差をつけられた感じ。世界選手権では少し変わるかな?
そして、今大会上位の選手たちがどのくらい世界選手権に出てくるか、、、龐清/佟健は来てくれないかな、、、今シーズン限りで引退を表明しているペアも多いだけに、“これが見納め?”と思うと寂しい。
いよいよ明日は男子。どきどき