2014全米フィギュアスケート選手権、男子フリー。生中継、私は朝までもつかしら アメリカ男子は2枠、これは熾烈な戦い・・・
<G1>
ダニエル・ラード SP:52.98 FS:108.03 合計:161.01
ビッグバンドメドレー♪ なんとなく重たげで少しオッサンに見える^^; トリプルアクセル2本は入ったが他で転倒が2回。頑張ったけど、、、
スコット・ダイアー SP:55.78 FS:100.97 合計:156.75
曲名を聞き逃した。ジャンプがなかなか決まらず、転倒やシングル、ダブルになるものがいくつか。
ロバート・プルゼピオスキ SP:47.00 FS:100.34 合計:147.34
曲名言ってくれないんだけど 昔の映画音楽みたいな雰囲気の曲。3回転+2回転がやっと、くらいの構成だが、後半にいくにつれて気持ちはのってきているのが見えた。ジャンプが決まると嬉しそうにして、終わった瞬間はガッツポーズ、達成感あったかな。
フィリップ・ウォーレン SP:55.80 FS:113.24 合計:169.04
曲は「キル・ビル」など(たぶん)。トリプルアクセル2本に挑んだが、ステップアウトと転倒。3回転ジャンプはけっこうきれいに入った。スピンできちんと回れないミスが2つも出たのは残念。
なんだか氷が溶けかかっているのか、妙に氷面が光っているし、ブレードの動きにつれてしぶきが上がっているように見える。大丈夫かな、、、
<G2>
ティモシー・ドレンスキー SP:61.76 FS:123.08 合計:184.84
タンゴの曲。冒頭にきれいな片手上げジャンプを決めるが、トリプルアクセルの転倒や、コンビネーションが1-1になったり、惜しいミスも多かった。スピンも少しあやしい^^;
キーガン・メッシング SP:61.15 FS:136.30 合計:197.45
「マスク・オブ・ゾロ」♪ 羽生結弦が世界ジュニアで優勝したとき4位だった選手。最初に4回転+3回転を決め、元気よく滑っていく。2本目の4回転はやや乱れる。トリプルアクセル予定がダブルになったのもあったが、ステップなんかはきびきびと動いていた。キス&クライで得点を待つ間にヨーヨーを披露
ショーン・ラビット SP:60.58 FS:122.76 合計:183.34
「Sing Sing Sing」に「タキシード・ジャンクション」を挟み込んだ曲。転倒したジャンプもあったが後半に3回転+3回転も入って、楽しげに見せる振付を表現していた。
スティーブン・キャリエール SP:64.42 FS:138.83 合計:203.25
曲はクラシック(オペラ系?) 地元ボストンの選手。2007世界ジュニアのチャンピオン(このときパトリック・チャンが2位、無良崇人8位町田樹9位)で、2008世界選手権では10位(このとき高橋大輔4位、小塚孝彦8位)と実績のある選手。4回転サルコウに挑戦したが回転しきれず。全部がクリーンとはいかなかったが、細かい工夫がいろいろあったのはベテランらしい。
ここでスカラシップ関連のセレモニー。シニア女子で9位のハナ・ミラーや16位だったヤスミン・シラジ選手も紹介されていた。学業やさまざまな活動でも優れているスケート選手に奨学金などが贈られるらしい。
<G3>
ルーカス・カウガース SP:64.57 FS:114.75 合計:179.32
ミュージカルか映画からか、ドラマチックな曲。今季からシニアに参戦の18歳。ジャンプは右回転で、冒頭の3回転+3回転はとてもよかった。所作や姿勢はわりときれいな感じ。
グラント・ホッチステイン SP:64.62 FS:133.88 合計:198.50
ピアノ協奏曲らしき曲。羽生結弦が優勝した2010世界ジュニアで5位だった選手。4回転とトリプルアクセルで転倒、コンビネーションのセカンド・サードが1回転になる等、ジャンプは成功率が低かった。3回転+2回転ではセカンドを両手上げにして歓声を受けていたが、、、
ダグラス・ラザノ SP:75.18 FS:157.25 合計:232.43
「トゥーランドット」♪ 冒頭にトリプルアクセルが入る。続いて4回転はステップアウト。2本目のトリプルアクセルがコンビネーションにできなかったが、ほかのジャンプはどれもプログラムの流れの中でほぼクリーンに決められた。終わった瞬間大きくガッツポーズ、コーチと抱き合ってうれし涙。
ブランドン・ムロズ SP:70.57 FS:138.12 合計:208.69
たぶんミュージカルの、以前レイチェル・フラットが使ってた曲。冒頭に4回転+3回転を決めたが、続くジャンプはおそらく4回転が2回転に。ほかにもポップしたジャンプがあった。ドラマを演じる振付はところどころで演じていて、終盤は盛り上げた。
ロス・マイナー SP:71.94 FS:152.87 合計:224.81
「ボストン・ストロング」♪ 知らなかったが地元ボストンの選手だった!ボストンマラソンのテロ事件犠牲者に捧げるプログラムだそうだ。そうと知って見ると、明るいレースの様子や事件の衝撃、悲しみとそれを乗り越えるプロセスが表現されていたと思う。トリプルアクセル予定がシングルになったり、ジャンプにはいくつかミスがあったが、観客は立ち上がって拍手していた。
<G4>
ジョシュア・ファリス SP:78.37 FS:169.69 合計:248.06
「シンドラーのリスト」♪ 4回転は転倒したが、トリプルアクセル2本は頑張った。スピンやステップなど一つ一つ丁寧にこなし、なめらかな体の動きで惹きつけてくれる。
マックス・アーロン SP:86.95 FS:173.49 合計:260.44
「カルメン」♪ 全身ほぼ黒の衣装。冒頭に4回転+2回転を決め、続く4回転サルコウは手をついた。トリプルアクセル2本も入ったが、1回転ループをはさむ3-1-3は最後が2回転に。振付がカルメンらしいかどうかは微妙^^; でも観客はのっていた。
アダム・リッポン SP:77.58 FS:144.61 合計:222.19
「牧神の午後」♪ 4回転ルッツに挑むか?と言われていたが、1回転になり トリプルアクセル2本とも1回転は痛い。「アクセルジャンプを跳ぶ前に体を反りすぎてしまう」と解説の杉田さん談。滑りの美しさは絶品だけに惜しい。
ジェイソン・ブラウン SP:87.47 FS:182.61 合計:270.08
「Reel Around the Sun」♪ おなじみのリバーダンス、滑り出しのスパイラルからダブルアクセルでもう拍手。トリプルアクセル+3回転トウループ、2本目のトリプルアクセルも両足着氷になったが下りた。片手上げルッツや3-1-3も入る。ステップ、コレオシークエンスでは会場全体が手拍子。4回転こそないが、ジャンプの前後の工夫や動き、すべてが一つの流れになって最後まで目が離せなかった。
リチャード・ドーンブッシュ SP:92.04 FS:144.34 合計:
ビートルズ・メドレー♪ 4回転やトリプルアクセルで回転が抜けたのが3つ、、、それでも気持ちを切らさずに終盤の明るい曲調を元気よく滑ったのは偉い。「体はよく動いているのに、体が先に行ってしまってスケートにのっていなかった」杉田さん談。
ジェレミー・アボット SP:99.86 FS:174.41 合計:274.27
「エクソジェネシス交響曲第3番」♪ 28歳、最後の全米選手権の演技。冒頭の4回転入った!トリプルアクセル2本もOK。3-3予定が2-2になったのもあったが、ほかは多少バランスを崩しても頑張って下りた。あの印象的なコレオシークエンスで氷に手をつく姿は、みんなきっと忘れないだろう。終わってやり尽くした顔で涙した。
観客席の女性が涙ぐみながらハグしていたが、顔が似てるからお母さんかも?
結果、優勝はアボット、2位にブラウン、3位アーロン、4位ファリス。SP2位のドーンブッシュは5位。マイナーが7位、リッポンは8位だった。
五輪に行くのは、アボットとブラウンになるんだろうか?
表彰式にブライアン・ボイタノが出てきた。五輪代表についてはまたあとで。