Thank you for the music

好きな音楽のこと、あれこれ。その他諸々もあり。

【ネタばれ注意】2014四大陸選手権男子SP

2014年01月22日 23時15分07秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・四大陸選手権2014、男子ショートプログラムジャッジスコア)。29人とそこそこの人数が出場している。ヨーロッパ選手権と違ってミニマムスコアさえクリアしていれば、各国最大3人/組出場できるので、普段なかなか見られない選手もいて嬉しい

<G1>
#1 アンドリュー・ドッズ(オーストラリア)
 「道化師」♪ 間に合わなくて見られなかった。42.19。

#2 ジュイシュ・チェン(台湾)
 ムソルグスキー「はげ山の一夜」♪ 地元の選手なので大歓声。3回転トウループ+3回転トウループ、ダブルアクセル等、とりあえずジャンプはコケずに下りた。コーチは日本の林コーチ。46.13。

#3 ブレンダン・ケリー(オーストラリア)
 「Nothing Else Matters」♪ すらっとしたイケメン 3回転ルッツのコンビネーション、トリプルアクセルと決めたが、3回転ループがシングルに。59.00。

#4 ロナルド・ラム(香港)
 「ラプソディ・イン・ブルー」♪ スローなジャズ調のアレンジ。最初のジャンプがおそらくコンビネーションの予定だったが単独に。トリプルアクセルで転倒、コンビネーションは2回転+2回転に。キャメルスピンがふらつくのではらはら ステップはなかなかよかった。45.59。

#5 マヴェリック・エギア(フィリピン)
 「007」より「Skyfall」♪ 初めて見る選手だけど、後半にトリプルアクセルが入るなど、ジャンプはけっこう跳べる。アメリカ生まれで練習拠点はLA。世界選手権でフィリピンが複数枠を取れたら、いずれ出てくるかな。46.74。

<G2>
#6 関金林(中国)
 「死の舞踏」♪ 4回転を1本は入れたかったのかもしれないが、全部3回転に。でもアクセルを含めて全部決まり、安定感があった。71.06、シーズンベスト。

#7 デヴィッド・クラネッチ(オーストラリア)
 「Who Wants To Live Forever」♪ スピンの途中で尻もちをついたり、ステップの途中で一瞬つまずいたが、3回転ジャンプが入ったのでまあまあの点。19歳で顔はまだ可愛い。52.36。

#8 エラジ・バルデ(カナダ)
 「BoBom」♪ いつものように髪を後ろでくくって、きびきびと動く。冒頭は4回転予定だったらしい、3回転トウループに。トリプルアクセルと3回転ルッツ+2回転トウループはきれいに決まった。64.33、本人は口惜しそう。

#9 イ・ドンウォン(韓国)
 「Concerto for Guitar and Orchestra」♪ まだジュニアに出ている17歳。3回転ルッツ+3回転トウループ、3回転フリップが入り、トリプルアクセルも少し手をついたが着氷。前に見たときよりも滑りに余裕が出てきた感じはある。61.16、自己ベスト更新。

#10 ジェレミー・テン(カナダ)
 「Dance For Me Wallis」♪ もう24歳か・・・。トリプルアクセル、3回転ルッツ+3回転トウループ、3回転フリップとしっかり決めた。試合にあまり出ないので世界ランクが低くこの滑走順だが、今の状態はとてもよさそう。オリンピック、出たかっただろうな、、、。75.21。

#11 ジョーダン・ジュ(台湾)
 「Goodbye Pork Pie Hat」♪ こちらはまだ18歳、台湾代表だけど生まれはカナダ。渋いエレキの曲。コンビネーションは3-2、アクセルはダブル。ハイドロブレーディングで拍手をもらっていた。52.17で自己ベスト更新。

<G3>
#12 チャオ・チーイー(台湾)
 「Fantasy for Violin and Orchestra」♪ 華流ドラマにちょっと出したくなる可愛い顔。3回転サルコウ+3回転トウループは下りたが、トリプルアクセルで転倒。単独3回転も転倒。アンソニー・リュウコーチがついていた。51.12。

#13 ジュリアン・ジージエ・イー(マレーシア)
 「Chambermaid Swing」「Capone」♪ マレーシアからの出場は初めてかな? ダブルアクセル、3回転+2回転、3回転とできるジャンプをきちんと決めていった。166cmとあるが、もう少し大きく見えるのはすっきりした細身だからかも。49.29、自己ベスト更新とフリー進出でほっとした顔。

#14 王一(中国)
 「A Beautiful Storm」♪ 今日ここまでで最初に4回転を下りた! トリプルアクセルは転倒、コンビネーションは3-2になったが^^; ステップもよく動いてたし、わりときれいな姿勢のI字スピンもよかった。61.13。

#15 キム・ジンソ(韓国) 棄権した模様。

#16 ナム・グエン(カナダ)
 「Selection of Music」♪ バンクーバー五輪のエキシビションでコミカルな演技を見せた少年が、15歳になってシニアの選手権に初参戦。軽妙なピアノ曲に合わせてひょうきんに踊る。トリプルアクセル、3回転ループ、後半の3-3と決まってガッツポーズ。68.17、自己ベスト更新。

#17 イ・ジュンヒョン(韓国)
 「For You」♪ ムーディーなラテンの曲を一生懸命表現しようと頑張っていた17歳。トリプルアクセルは回転不足で下りてしまった。コンビネーションの間にターン。57.65。

<G4>
#18 宋楠(中国)
 曲名未確認。ビートボックスに中東風のメロディが乗っている曲。4回転+3回転をすぱっと決め、トリプルアクセルはステップアウトしたけど下りた。3回転単独は問題なく、ステップもノリノリ。78.71、シーズンベスト。中国選手団が大きな声援を送っていた。

#19 ジョシュア・ファリス(アメリカ)
 「リベルタンゴ」♪ 昨年世界ジュニアで優勝、今季からシニアに参戦。コンビネーションは3-2になってしまったが、トリプルアクセルや3回転ルッツはしっかり決まり、姿勢の美しいキャメルスピンなど、見せどころはたくさん。74.85、シーズンベスト。

#20 デニス・テン(カザフスタン)
 「死の舞踏」♪ もう20歳、まだ20歳 冒頭の4回転は転倒したが回転は足りた。トリプルアクセルは余裕、3回転ルッツからのコンビネーションが曲の盛り上がるところで決まる。この人の表現は動きがはっきりしていて小気味いい。76.34。

#21 ミーシャ・ジー(ウズベキスタン)
 「I Still Got Blues, Still Got Rock」♪ エレキの調べでノリノリのミーシャ。トリプルアクセル、3回転ルッツと決まって今日はジャンプ好調と思ったが、次は転倒してコンビネーションにできなかった。でもエアギター鳴らしながらステップが踏めれば幸せ キス&クライで最後のポーズを再現してにっこり。65.26は一応シーズンベスト。

#22 リチャード・ドーンブッシュ(アメリカ)
 「The Sons of Italy」♪ 全米選手権の素晴らしいSPと惜しかったフリーが記憶に新しい。4回転はステップアウト? 回転も足りなかったのかな。トリプルアクセルと3回転ルッツ+3回転トウループはばっちり。見事なバレエジャンプなどで喝采を浴びる。82.13、トップに立つ。

#23 アダム・リッポン(アメリカ)
 「カルメン」♪ いつもの巻き毛がかなり短めに、七三分けに固めたスタイルで出てきた。両手上げの“リッポン”ルッツは見事 トリプルアクセルで少し乱れ、コンビネーションが3-2になったのが惜しい。72.90。

<G5>
#24 小塚崇彦
 「アンスクエア・ダンス」♪ 応援バナーが何枚も貼られている。いつものように背中をポン!されて出て行った。4回転でちょっとステップアウト。トリプルアクセルは降り際に少し踏ん張り、コンビネーションはフェンスぎりぎりで避けるように。切れのいいステップは安心して見ていられる。76.85、技術点が演技終了直後より下がったのは回転不足かな。

#25 田中刑事
 「Instinct Rhapsody」♪ 全日本ジュニアのチャンピオンがシニアの選手権初参戦。最初にトリプルアクセルをきれいに決めて波に乗るかと思ったが、コンビネーションが2-2に ジュニア用で作ってあるので単独ジャンプがループ、若干稼ぎそこなっている^^; 62.61。

#26 マイケル・クリスチャン・マルチネス(フィリピン) 棄権した模様。

#27 無良崇人
 「Minnie the Moocher」「Jumpin' Jack」♪ 髪を短くしてすっきりした頭で出てきた。冒頭に4回転をびしっと決め、トリプルアクセル、3回転ルッツ+3回転トウループとジャンプ完璧。ステップもよく滑っているのがありあり。終わって胸を押さえて喜んだ。84.21、シーズンベストでトップに立った

#28 クリストファー・カルーザ(フィリピン)
 ドビュッシー「アラベスク第1番」♪ 軽やかなピアノ曲で、まず長いスパイラルで拍手。ダブルアクセルの後、3回転ループ+3回転ループを見事に決めてくれた。このコンビネーションはなかなか競技会で見られない。3回転ルッツも決まり、イナバウアーやイーグルでも魅了してくれる。ジャンプの難度が高くなくても、心に残るプログラム。67.84。
 
#29 アブザル・ラキムガリエフ(カザフスタン)
 ジャズ・メドレー♪(無良と全く同じ曲の組み合わせ^^;) コンビネーションは3-2に。トリプルアクセルと単独3回転はOK。ステップではサスペンダーを引っ張ったりかけ直したり、小道具のように使っていた。62.25。

 結果、無良崇人が1位、2位ドーンブッシュ、3位宋楠、4位小塚崇彦、5位デニス・テン、6位ジェレミー・テン。アダム・リッポンが8位、田中刑事が14位。
 6位までの点差が9点くらいだから、フリー次第で表彰台の顔触れは大きく変わるかも。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする