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誰のために

2011年03月19日 01時18分36秒 | スポーツ

 プロ野球開幕が、パ・リーグは4月12日に延期、セ・リーグは予定通り3月25日と決まった。海江田経産相が「ドーム球場でないところで」と発言、文科省が「ナイターは控えて」「できるだけ東北電力、東京電力管内以外の場所で」と通知するなど、今の状況に配慮を求める声が多い。
 セ・リーグもパ・リーグに合わせて、同時開幕にすればいいのに、、、と思うけど。球団の収入に関わるから、できるだけ“予定通り”にしたいのかな、、、

 フィギュアスケートの世界選手権についても、開催の“利益”が関わってきているんだろうか。
 日本スケート連盟は、10月日本開催で検討を進めている。ISUからその方向で打診があったそうだ。しかし、ロシアが代替開催を正式に申し出たし、ほかにも意欲を見せている国がある。5月上旬までに結論を出すとISUは言ってるそうだが、そんな暇があったら、すぐできる国に頼んで、4月中にやったほうがいい
 どう考えても、開催地がどこであろうと、10月開催は選手たちの利益になると思えない。通常ならシーズン開始時期にあたる10月に、通常ならシーズン集大成となる世界選手権? 直後から新シーズンが始まる?? 選手たちはどうプログラムを作っていけばいいのか???
 10月に決まれば、それまでに新プログラムを作り、それで世界選手権を戦うか。採点・配点関連のルールに一切変更がなければ、それも可能ではあるだろうが。10/11シーズン用と11/12シーズン用、ほとんど変えないという手もあるけど。
 なんだか、世界選手権に出場する選手が損しそうな気がする。ヨーロッパや四大陸でシーズンを終えた選手たちは、じっくり新プログラムを作れるのに。今季休んでた有力選手で、復帰予定の選手も同じく。
 世界選手権を最後に引退して、新しい人生のスタートを切る予定の選手もいるかも。3月で一区切りの予定が10月にずれ込んだら、進学や就職に影響しないか?
 実際に派遣される選手は、現在エントリーしている選手とかなり顔ぶれが変わってしまうかも。グランプリシリーズとファイナル、その他の大会の日程にも大きく影響しそうだ。

 こちらの記事によると、フランススケート連盟会長が、「今季は中止して、ニースで開催予定の2012年大会を日本で行い、フランスは2013年に開催すれば」と発言している。予定を1年ずつずらしていけばいい、という提案だ。
 ただ、これだと2013年開催予定のカナダが2014年になってしまう。五輪直後の世界選手権は、しばしば有力選手が出場せず、ほかの年に比べて盛り上がらないことがあり、、、2006年に“五輪直後”の大会を開催したカナダとしては、それだけは困る!というところだ。
 いっそ、日本がその2014年にする? ソチのメダリストたちが来なくても、それなりに盛り上がるはず。日本勢は五輪出場組で休みたい人がいても、(男女シングルに関しては)代わりに出せる選手はたくさんいるし(ペアとダンスもそうなってるといいが^^;)。
 大会開催は、入場料収入やテレビ放映権料など、開催する連盟にとって大きな利益が見込める。利益は強化費につながるわけだから、できたら連盟としては開催したいんだろう。しかし、何よりも選手にとって、10月に行うことの利益は、少なすぎる。
 橋本聖子会長はスピードスケートの人だから、「プログラムを作り、完成させていく」というフィギュアの選手たちの“仕上げ方”がどのくらいわかっているか。ISU会長は、日本の“利益”を損なうことや、他国開催での準備期間の短さなどを心配して、10月と考えたんだろうか。
 今すぐ決断すれば、4月中の他国開催は間に合う。そうでないならもう中止にしたほうがいい。5月上旬に「10月にやります」なんて結論出されても・・・
 と思うのは私だけ? カナダ・CBCsportsのブログ記事も「即時他国開催」の意見で、「今開催して日本の選手たちが実力を発揮すれば、日本を元気づけられる」。日本と日本選手のためだけでなく、世界選手権を目指して練習してきた世界中の選手たちのために!

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