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世界フィギュア、どうしたものか

2011年03月13日 16時44分51秒 | スポーツ

 昨日、世界フィギュアスケート選手権は大丈夫?で、「予定通り開催されることを切に希望」と書いたが、Twitterを見ると予定通りの東京開催には否定的な意見が多かった。
 私の自宅と周辺では停電・断水・ガス停止もなく、建物や道路のダメージは全くなかったので、東京のインフラは大丈夫!と思ったのだが・・・
 チンクアンタISU会長の会見のニュースで、福島原発の爆発で東京が放射能に汚染されたと思われてる印象を受け、ちょっとむっとしたのもある。
 しかし、状況はかなり変わってきた。まず、電力不足が深刻で、輪番停電が行われる見通し。代々木体育館に特設リンクを作るということは、通常に比べて膨大な電気を使用するわけで、のぞましくない。輪番停電が長期にわたれば、公式練習や競技中に停電になる可能性もあり、そうすると続行は難しい。
 そして、Twitterで心配されてるのは選手のこと。
「地震慣れしてない国の選手には物凄い脅威だと思う」
「余震ある中、選手に滑らせたくないよ」
「万が一選手に被害があったら責任とれるのか?」
「選手や観客に負担をかけたり無理をさせる大会になってほしくはない」
 1週間たてば余震も収まるだろうと思ってたが、今日も何度も地震があった。観測史上初めてという規模でプレートが動いていて、余震というより誘発される地震が次々起こる。日本人も怖がっているところに、慣れてない人に来いとは言い難い。。。
 心情的な面を指摘する声もある。
「多くの日本国民が傷ついているのに強行開催はあり得ない」
「この状況で世界フィギュア開催は非常識です。長友選手だって遠い異国で喪章をつけてプレーをするという。当事者の日本東京で、祭典のような大イベントを開催するという神経がやはりISUは異常です。」
「名古屋でも名古屋国際女子マラソンの中止が決定しています。野球もサッカーもボクシングも試合中止なのにね。」
 それに対して、開催するべきという意見もある。
「『なんでもかんでも不安だから中止』というのは気持ちは分かりますが、普通で居られる人は普通に活動することが大事です。」
「世界選手権の開催について色々な想いがあると思う。ただ災害が起こってしばらくは、人間の判断力はどうしても感情が先に優先されてしまう。冷静に物事が考えられるようになるには少し日数が必要。被災状況・開催場所の安全性・選手の状態など色々な視点から判断すべき。 」
「安全面や電力の問題クリアがもちろん条件だけど、できるのであれば開催してほしい。大規模なスポーツの大会だからこそ何か出来ることがあるのではと思います。」
 私はどちらかというと、心情的に「こんなときにとんでもない」とは思わない。この週末のスポーツイベントは軒並み中止になったが、これがずっと続くとは考えにくいし、続けてもいられないだろう。“自粛”を被害の何もない地域にまでずっと強制するのがいいとは思えない。
 犠牲者を悼む気持ちや、被災者を支援する気持ちは、むしろイベントの中で表すことができると思う。会場に募金箱を設けたり、エキシビションの入場料収入から一部寄付をするとか。競技前に黙祷の時間を設けたり、会場内に「がんばろう」と出場選手各国の言葉で書いて掲示するのはどうだろう。
 フジテレビは、テレビ放送をUstreamやニコニコ動画で公開して、テレビが見られない状況の人も見られるようにしたらどうかな?
 しかし、万全の体制が取れないことには、、、

 では、どうするのがいいか?
1.中止
 世界選手権を行わないというのも寂しいが、、、完全に中止した場合、国別対抗戦(World Team Trophy)にも影響が出そうだ。4月の横浜なら大丈夫か?ということにもなるし。
2.延期
 2週間ずらして、4月4日~10日あたり? もう次の週は国別対抗戦だけど、、、こっちもスライドしないと無理か。
3.開催地変更
 西日本なら大丈夫? 名古屋とか大阪とか福岡とか、、、電力は大丈夫だろうけど。地震が絶対に起こらない、とは言えない状態になってきてる
4.開催国変更
 今から引き受けてくれる国があるか。延期とセットなら可能性あり?

 日本で行うなら、延期して西日本でないと、選手・ジャッジに不安が残るだろう。
 開催国変更なら、急いで決めないといけない。
 いずれにしても、早急に結論を出さないと、選手たちは準備が大変 

コメント
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