語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【南雲つぐみ】梅の香り ~酢酸ベンジル、ベンズアルデヒド、etc.~

2018年02月24日 | 医療・保健・福祉・介護
 2月の陰暦のでの別名は「梅つ月」。酷寒で梅の開花は遅れ気味だが、各地で梅が見ごろを迎えている。
 香りの専門家による分析によれば、梅の花の香りのもとになっているのは、酢酸ベンジル、オイゲノール、ベンズアルデヒドなどの成分だ。このうち、酢酸ベンジルは白梅の花、ベンズアルデヒドは紅梅に多く含まれているという。オイゲノールはどちらにも含まれるそうだ。(サクラとウメの花の香り」堀内哲嗣郎著、フレグランスジャーナル社)
 白梅と紅梅で、もしどちらかの梅園のほうが好みなら、色だけでなくその香りが自分に合っているのかもしれない。
 なお、酢酸ベンジルは、アロマセラピーに使う精油ではイランイランやジャスミンなどにも含まれている。リラックスや鎮静の目的で使われる香りだ。ベンズアルデヒドは、モモやアンズの香気のもとにもなっている成分で、香水の材料として広く使われている。
 オイゲノールはタイムやクローブ、シナモンなどスパイスにも多く含まれている。

□南雲つぐみ(医学ライター)「梅の香り ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2018年2月21日)を引用
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