語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【本】ラーゲリ ~シベリア物語~

2016年03月14日 | 小説・戯曲
 長谷川海太郎は3つのペンネームを持っていた。その一つが林不忘で、丹下左膳シリーズで知られる。ほかに、冒険小説の牧逸馬・谷譲次もペンネームだった。
 梅太郎の次弟が?二郎(りんじろう)で、画家だが、地味井平造のペンネームで推理小説も書いた。
 ?二郎の弟が濬(しゅん)で、ロシア文学者となり、ニコライ・バイコフの『偉大なる王(ワン)』を訳している。
 ?二郎の弟、つまり海太郎の末弟が四郎だ。
 満鉄調査部、満州帝国協和会調査部、関東軍を経て1945年8月にソ連軍の捕虜となり、11月、シベリアのチタ近郊チェルノフスカヤの炭鉱に送られた。以後、シベリア各地の捕虜収容所を転々、労働。コルホーズ、レンガ工場、炭鉱、道路工夫、材木流送、線路工夫、掃除人などに従事した。1950年2月、帰還。1951年4月から「近代文学」に「シベリア物語」を連載し始めた。

□長谷川四郎『シベリア物語』(旺文社文庫、1974/後に講談社学芸文庫、2014)
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 【参考】
書評:『鶴』

  



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