語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【佐藤優】『ファシズムの正体』の目次

2018年04月06日 | ●佐藤優
  まえがき

  序章 なぜ今、ファシズムを学ぶ必要があるのか
   日本のファシズム関連本が役に立たない理由
   新・帝国主義の時代
   グローバル資本主義に対する三つの処方箋
   福祉国家としてのファシズム
   日本人のファシズム・アレルギー
   真理は人を自由にする

 第1章 ファシズム前史のイタリアとムッソリーニ
  イタリア統一までの歴史
  土方成美の「ファシズム」
  国家と教会の対立
  ムッソリーニの不人気
  スイスでの知的交流
  第一次世界大戦への参戦
  ムッソリーニの転換
  戦闘ファッショの結成
  ムッソリーニ政権の樹立
  
 第2章 ファシズム独裁の誕生と死
  選挙法の大改正
  マッテオッティ殺害事件
  組合を基盤とした国家構想
  混合経済の導入
  教育者ムッソリーニ
  生まれながらのドゥーチェ
  親日派ムッソリーニ
  ムッソリーニとヒトラーの違い
  イタリア・ファシズムの終焉

 第3章 ファシズムの内在的論理
  世界に広まっていったファシズム
  「ファシズム」というレッテル貼りの横行
  塹壕体験から得た戦闘精神
  田辺元『歴史的現実』
  「全体」とは何か
  理論と実践の統一としてのファシズム
  民族主義とファシズムの違い
  サンディカリスムの影響
  自由主義への評価
  民主主義が内包するファシズムの種
 
 第4章 ファシズムを用意した「生の哲学」
  新明正道のファシズム論
  ファシズムの合理主義批判
  未来派運動と宮崎アニメ
  ニーチェとディルタイ
  ニーチェのエリート主義
  社会主義も合理主義にすぎない
  「生の感情」と国家・国民の統合
  行動が理論をつくっていく
  ファシズムの潜在力

 第5章 テクノロジーとしてのファシズム
  マラパルテの「クーデターの技術」
  ロシア十月革命はなぜ起きたのか
  トロッキーの「反乱の技術」
  「カップ一揆」が失敗した理由
  ナポレオンの犯した誤り
  フランス革命はなぜ独裁主義に行き着いたのか
  ムッソリーニはトロッキーの「戦術」を学んだ
  福田和也の『日本クーデター計画』
 
 第6章 日本でファシズムは可能か
  東京は「君主の存在しない“共和国”」
  行き過ぎた「権力の分散化・多元化」
  大政翼賛会の挫折
  「しらす」と「うしはく」
  軍部のセクショナリズム
  「しらす」型組織の無責任体質
  玉砕思想の論理
  北朝鮮と戦前日本の共通点
  ファシズムはヤクザの論理
  中間共同体の重要性
  日本が避けなければならない道

   あとがき

   参考文献

□佐藤優『ファシズムの正体』(集英社インターナショナル新書、2018)

 


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