語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【南雲つぐみ】「タラの調理」

2019年02月16日 | 医療・保健・福祉・介護
 タラは漢字で書くと「鱈」。文字通り、雪が降る12~2月ごろに、脂が乗っておいしくなる。
 その中でも、産卵のため酷寒の日本海を回遊してくる体の大きいタラを「寒ダラ」と呼ぶ。
 ポン酢であっさり食べるタラチリ鍋もいいが、山形県の郷土料理「寒ダラ汁」のようにみそ仕立てにするのもいい。
 寒ダラ汁の別名は「どんがらじる」。タラの身も内臓も白子も全部使って、ネギや白菜、豆腐などとともに、みそと酒少々で煮る。農林水産省が選定した「農山漁村の郷土料理百選」にも選ばれているそうだ。
 タラは低脂肪で高タンパク。癖がなく身がほぐれやすいのので、幼児や高齢者向けの食事や、滋養食として使いやすい。
 切り身を買う際は、皮に光沢があり、身が張っていて、ややピンクがかった透明感のあるものを選ぼう。鮮度が落ちると身に張りがなくなり、ぬめりが多くなる。
 焼き物や煮物にする時は、軽く塩をふった後、キッチンペーパーで水気を拭き取っておくといい。少し置くと身が締まり、生臭さを取ることもできる。

□南雲つぐみ(医学ライター)「「タラの調理」 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2019年2月1日)を引用

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