語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【南雲つぐみ】オリーブオイルの特徴

2019年02月18日 | 医療・保健・福祉・介護
【南雲つぐみ】オリーブオイルの特徴

 今の時季、キッチンに置いたオリーブオイルが白く固まることがある。
 主成分であるオレイン酸は血中の悪玉コレステロールを増やさないとされる優秀な脂質だが、16度以下で固まってしまう。20~30℃くらいのぬるいお湯に瓶ごと漬けておくと元に戻るが、何度も行うと風味が落ちてしまう。だからキッチンの暖かい場所に保管するといい。
 純度が高いとされる「エキストラ・バージン・オイル」は、オリーブの実を絞ってろ過しただけの一番しぼりで、酸度が0.8%以下のものをいう。
 バージンオイルは、エキストラを含めて4クラスに分けられるが、実際は商品によって価格も味わいも千差万別。理由はオリーブの品種の違いや製造法だけでなく、収穫期も関係するという。
 オリーブの未熟な実は青く、次第に紫から赤黒色へと熟していく。熟するほど、1粒から絞り出せるオイルの量は増えるが、その分、未熟果が持つ爽やかな香りや辛みは減ってしまうそうだ。
 味を重視して未熟果を早摘みすると、希少で高級なオリーブオイルになるらしい。

□南雲つぐみ(医学ライター)「オリーブオイルの特徴 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2019年2月6日)を引用


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