語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【南雲つぐみ】「明らか食品」?

2017年08月03日 | 医療・保健・福祉・介護
 健康食品(サプリメント)には、医薬品と区別するための厳しい表示基準がある。消費者が医薬品と間違って購入しないように、「○○に効く」「痛みが取れる」などの表示はできないのだという(「医薬品、医療機器等の品質、有効性および安全性の確保等に関する法律」=医薬品医療機器等法=旧薬事法による)。「すっきりした毎日を」というようなキャッチフレーズを各社が工夫しているのはそのせいだ。
 しかし、「トマトのリコピンで美肌づくり」「カテキン茶で風邪予防」などと、野菜やお茶などについては効果をはっきり書いた商品が数多くある。
 これらは野菜、果物、卵、調理品などが見た目で明らかに「食品」と認識され、一般の人が「医薬品」と考えにくいため、「明らか食品」として同法の規制の対象外になっているからなのだ。
 このため、いろいろな栄養を添加した「明らか食品」が市場に登場している。食べておいしく栄養価も高いのはうれしいが、もちろん、これれらの食品も、うそや誇大な効果の表示は規制されている。

□南雲つぐみ(医学ライター)「「明らか食品」? ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年7月28日)を引用
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