語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【南雲つぐみ】モヤシで夏を乗り切る

2017年07月27日 | 医療・保健・福祉・介護
 最近、モヤシの値上げが話題になっていた。しかし、「もやし生産協会」のホームページによると、モヤシの価格は平成に入ってから次第に値下がりしてきたそうだ。さきごろの平均価格は100グラムあたり14円から15円。原料の種子が値上がりしているのに販売価格が上がらないので、廃業する生産者も増えているという。
 確かにモヤシは安い。それに栄養価が高い。種に蓄えられているタンパク質やカルシウム、葉酸、食物繊維などに加えて、豆が発芽することでビタミンCの量が増える。同協会のデータでは、緑豆のモヤシより大豆モヤシのほうが栄養価は優れているそうだ。
 ビタミンCは熱に弱く水に溶けやすいが、ゆで時間が短くて済むモヤシは、ビタミンCを逃さずに食べることができる。だからあまり長いこと冷水にさらさないようにしよう。
 夏は食欲が落ちやすい。さっとゆでてキュウリやニンジンなどとあわせ、ごま油、しょうゆ、白ゴマをまぜたナムルはどうだろう。冷やせばさっぱりして夏バテ予防にもぴったりだ。

□南雲つぐみ(医学ライター)「モヤシで夏を乗り切る ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年6月23日)を引用
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