語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【南雲つぐみ】春ニンジン ~出荷量最多は徳島県~

2018年04月24日 | 医療・保健・福祉・介護
 ニンジンの旬は、一般的には10月から12月。その時期を土の中で過ごし、3月から5月に収穫される春ニンジンは、普通のニンジンよりも水分が多く、甘くて軟らかいのが特徴だ。
 出荷量が一番多いのは徳島県で、特に4、5月は全体の6~7割を占める(東京都中央卸市場年報、平成23年)。
 春ニンジンは、煮物などにして火を通すと、甘さが強く出る。甘い野菜が苦手な人は、スティック状に切って生でぽりぽり食べるのもいい。
 泥付きのニンジンでない限り、最近は表面を洗浄して出荷されていて、軽く水洗いすれば、皮をむかずに調理できる。皮の周りにはニンジンの主要な栄養素であるベータカロテンが豊富に含まれているので、皮はむかないほうがいいようだ。
 ベータカロテンは脂溶性で、油脂と一緒に取ると吸収率が高まる。生で食べる場合もオリーブオイルなどのドレッシングで食べるのがお勧めだ。
 ベータカロテンは体内でビタミンAとなる。この物質は、皮膚や目の粘膜を正常に保ち、肌荒れや風邪を予防するなどの効果があるとされる。

□南雲つぐみ(医学ライター)「春ニンジン ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2018年4月20日)を引用


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。