千葉県柏市は、原発事故がもたらした「ホットスポット」、首都圏でも局所的な高線量を示す自治体として世に知れわたった。
昨夏まで、秋山浩保・柏市長は市民の動きに冷淡だったが、「ホットスポット」と呼ばれるようになってから態度が変わった。ほぼ同時期に柏市の人口流出が始まり、市長はいっそう危機感を煽られたらしい。【押川正毅・東大物性研究所教授】
震災以降、柏市の人口動態に初めて異変が起きたのは、昨年8月だ。1,498人の転入に対し、転出は1,591人。差し引き93人の人口減少だ。以降、7ヵ月連続で転出が転入を上回り、この2月には転出が209人超過する異常事態となった。
放射能に怯えて家族全員で柏市を去った知人もいる。人口流出は、放射能汚染の影響としか考えられない。【押川教授】
秋山市長は、年頭に、人口減と放射能の因果関係を認めた。
線量は問題のないレベルとした初動対応の失敗が、市民の不安を招いたのだ。【秋山市長】
最近は、除染で使うマスクやスコップなど消耗品を現物支給するようになった。市が、私たちを熱心に支えてくれるようになったのは、驚きの一語に尽きる。【川田晃大・「つながろう柏! 明るい未来プロジェクト」代表】
以上、徳丸威一郎(本誌)「南相馬で最大7200ベクレル 内部被曝173人「要注意レベル」」(「サンデー毎日」2012年3月18日号)に拠る。
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昨夏まで、秋山浩保・柏市長は市民の動きに冷淡だったが、「ホットスポット」と呼ばれるようになってから態度が変わった。ほぼ同時期に柏市の人口流出が始まり、市長はいっそう危機感を煽られたらしい。【押川正毅・東大物性研究所教授】
震災以降、柏市の人口動態に初めて異変が起きたのは、昨年8月だ。1,498人の転入に対し、転出は1,591人。差し引き93人の人口減少だ。以降、7ヵ月連続で転出が転入を上回り、この2月には転出が209人超過する異常事態となった。
放射能に怯えて家族全員で柏市を去った知人もいる。人口流出は、放射能汚染の影響としか考えられない。【押川教授】
秋山市長は、年頭に、人口減と放射能の因果関係を認めた。
線量は問題のないレベルとした初動対応の失敗が、市民の不安を招いたのだ。【秋山市長】
最近は、除染で使うマスクやスコップなど消耗品を現物支給するようになった。市が、私たちを熱心に支えてくれるようになったのは、驚きの一語に尽きる。【川田晃大・「つながろう柏! 明るい未来プロジェクト」代表】
以上、徳丸威一郎(本誌)「南相馬で最大7200ベクレル 内部被曝173人「要注意レベル」」(「サンデー毎日」2012年3月18日号)に拠る。
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