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自転車XアウトドアX健康法Xなど綴る雑談メモ by 松下博宣

金現物が初の1オンス=1200ドル台、ドル安で資金流入

2009年12月02日 | 恐慌実況中継


金現物の値動きに注意していろいろ書いてきたが、今日はまさに歴史的な一日。
このニュースの背景になにを見るのか、が問題だ。

<以下貼り付け>

[ロンドン 1日 ロイター] 
1日の欧州市場で金現物が初めて1オンス=1200ドル台に乗せた。ドル安を背景に投資家の貴金属への関心が高まっている。銀は2008年7月以来となる1オンス=19ドル台をつけた。

 金現物は一時1200.70ドルまで上昇した。1627GMT時点では1200.10ドル。前日のニューヨーク市場終盤では1179.10ドルだった。
 銀は19.12ドル。一時19.17ドルをつけた。前日終盤は18.45ドル。

<以上貼り付け>


心理的な抵抗線だった1オンス=1200ドルを突破して史上初の高値をあっさり更新。27日の東京市場で急速に進んだ円高と株安は、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ首長国の金融不安がきっかけとなった。

ドバイ・ワールドの負債総額は約600億ドル(約5兆円)。債務不履行の懸念が一気に強まり、他の新興国企業の資金繰りにも不安感が一気に広がった。

このドバイショックを受けて、欧州の株価も急落。ユーロや英ポンドが売られた。外国為替市場では、既にドル安が進んでいたが、ユーロまで売られたため、残る主要通貨の円に資金が逃げこんできて円の独歩高となってしまった。

そして、日銀が量的緩和政策の発表。日欧米各国で市場に流動性を供給するための金融政策が次々に打たれている。こうなると、カネ=ペーパーマネーの余剰水膨れとなり、価値の裏付けのあるリアルな実物に投資が集まらざるを得ない。

デフレ進行中との発表をよそに、実物の代表である金実物は高値を更新してゆく。


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