よしなごと徒然草: まつしたヒロのブログ 

自転車XアウトドアX健康法Xなど綴る雑談メモ by 松下博宣

倉敷そぞろ歩き

2006年11月23日 | 講演放浪記
観光を目的とした旅ならば倉敷はいいところだ。こじんまりとした情緒を湛える小さな美観地区をそぞろに歩き、しっとりとした瓦屋根と白壁が織り成す風情にしばし身を置くのもよいだろう。

観光ではなく、サービスサイエンスをテーマとするコンサルティングで倉敷中央病院へ。クリニカルラダーや目標管理といった制度系システムを導入してきた倉敷中央病院だが、各種制度系システムは人の認知や表現といった活動による運用がポイントとなる。

制度系システムは、ソフトウェアにおける業務アプリケーションのようなもので、直接ヒトと接するレイヤーに位置する。だから、システムを運用するヒトの側に対するトレーニングが重要となってくる。

多くの場合、クリニカルラダーや目標管理の運用はマネージャのマネジメント行動をサポートするものである。そしてマネージャのマネジメント行動とは、煎じ詰めれば、機能組織の運用を通して成果を生み出すことに焦点を当てる必要がある。人間のマネジメント行動のプロセスがリーダーシップといってよい。もうちょっと正確に言えば、リーダーシップとはリーダーの特性、フォロワーの特性、そして状況の関数でもある。つまり、

Leadership= f (l,f,s)

l: leader
f: follower
s: situation

だから、クリニカルラダーや目標管理といった制度系システムをまっとうに機能させるにはリーダーシップのあり方が重要になる。サービスサイエンスのひとつのテーマとしてリーダーシップ開発に重点がおかれるのは、そんな背景からだ。

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