みみのアンテナ

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死期が近づくと・・・・

2016-02-10 05:54:18 | 人生

7日の日曜日、正月以来のビールを(350C)を飲んだ。

このため、大河ドラマが終わって次なる番組を見ていたが、眠ってしまった。

夜半にふと目覚めた、3時半位だった・・・6Hはしっかり眠っているのですぐに

睡眠に入れず、目はつぶっているのだが・・・

いつしか、いろいろな過去に見聞した事柄やシーンが頭のなかをよぎる。

同級生だったNさんの妹さんが、ブログを開設していて時々訪問する。

ワンちゃんと暮らしていて、こよなく愛しているのがわかる。幸せな犬である。

犬のことで、もしかしてと云う事象を思い出す記憶に、自分が何も、いや考えが及ばなかった

ことに気持ちがさいなまれる。

若いころは紫川の近くに住んでいた。

河口近くだったその川は潮が引くと、降りて行って川遊びをした記憶がある。

ある日対岸に犬がいた、誰もいない。 飼い主は?犬はしきりに吠えていた。

満ち潮が始まっていた。

今居住しているところは、イタビツ川が近くにある。

バスでよく通るが、マックスバリューに行くときは歩いていく。

潮が引くと割と浅い、凸凹の河原が出現する。両岸にはコンクリートの歩道ができる場所が

あるが、満ち潮になるとそのコンクリ歩道も水の底になる。

コンクリ歩道に犬がいた、この犬どこから降りてきたのだろう?

そう思って通り過ぎた。

最近考えが及んだ・・・・捨てられたのだ!

猫のように岸壁を飛び上がれない・・・・可哀そうに・・・そのとき考えが及んでいたら、

私は誰かを呼んで助けあげただろう。いいや絶対に助けた。

それから、思い出すと気づかなかった自分を責めている。

この目覚めた夜、犬のあとに亡くなった母や姉たちを思い出した。

テレビで緩和ケアを担当しているドクターが、自分もその病棟の患者なのに、

死ぬまで患者を診たいと働いている。そのドクターの経験から

死期の近づいている患者は、夢枕に親や兄弟(姉妹)祖父母が出てくるそうである。

いわゆるお迎えなのであろう。

その夢を見ると、数日後に安らかな死を迎える・・・・そうである。

次姉は緩和ケア病棟に入っていた。

日ごろから、霊とかあの世とか信じない人であった。

それが、ふと「足元にいっぱい出てきているよ、知らない人」

多分緩和ケアで過去亡くなった人たちであろう。

姉は、緩和ケアに入ったときから苦しまずに逝きたいと、ドクターに頼んでいた。

いよいよ苦しくなったのか、自分から頼んだのであろう、

ドクターからご本人さんがこのように希望していますと知らされ、家族の人と喋れなく

なりますよと言うと、姉は了承したそうである。

この状態になると、早い人は半日くらいで逝くと言われ、私と長姉と義姉とで交代で泊まり込んだ。

次兄が同じ病だが一般病棟に入院していた。

なので、兄嫁は両方看ることもあるが、却って自宅に戻らずにすむからいいよと言ってくれた。

次姉は、9日くらいで逝った。

医者も看護士さんも、後日心臓の強い人だと言った。

この9日間に、姉の親しかった人が見舞に来て、大きい声で姉を何度も呼んだ。

姉はパッと目を開けすぐに閉じた。耳だけは最後まで聞こえているそうである。

なので、逝きかかった人の前で、財産の話や葬儀の話などするものでない。

このHさんは、私や長姉の知らない話を次姉の前で話し始めた。

テレビは掛けていた。それが地声の大きいHさんが話し始めると、テレビが突然消えた。

私や長姉にも言わず、あの世まで持って行くつもりだったであろう話を、Hさんが話したので

抗議のテレビ消しなのであろう・・・・今考えると。

10数年経って、長姉を送り出すとき、私一人で対応したが、意識がなくなり姉は個室に移され私はそこに泊まり込んだ。

亡くなった日、私は姉のそばで大河ドラマを見ていた。

テレビが映らなくなった。

夜勤の人に言って、別なテレビと交換して貰った。だがやはり映らなかった。

今考えると、もうすぐ逝くよの知らせだったのかも。

私は食堂に行き大河ドラマを見ていた。夜勤の看護師さんが「お姉さん呼吸が止まっています」

姉はよく母と次姉が夢に出てくると言っていた。長兄も出て来て22年間生きた猫のハナちゃんも出てきた。

次兄も出てきて、兄嫁は自分のところに出て来てくれないとこぼしていた。

長姉は父が死んだ時から、母を助けて妹や弟たちの面倒を見てきた人だ。

割と早くから、お迎えの予告があったのかも。

2月26日・・・長姉の祥月命日である。

        姉に話しかけている日々・・・・誰もまだ夢には出てこない

こんな事を思い浮かべていたので、「あさがきた」まさしく。

なので2~3日おとなしく、パソコン開かずに早寝した。