お盆少し前、左膝を人口関節手術したUさんが退院したので、お盆過ぎ2人で
映画に行くことになった。
彼女はお正月とお盆に帰省してきた息子と映画に行くそうである。
私は、何年ぶりだろう!
観たいと思う映画にまず出会っていない。
今回は「日本でいちばん長い日」である。
テレビで20年8月15日の玉音放送を聞かず・・・いや聞こえず、
終戦になったと思わず、まだどんパチっやっていた部隊があり、終戦の偵察にやってきたアメリカの飛行機を
落とし、アメリカ軍は日本がまだ降伏を認めないなら、日本本土を総攻撃する作戦を立てていた・・・という
ドキュメンタリー番組だった。
映画はそれを見たあとだった。
なので、少し重なった。
天皇陛下の玉音放送を阻止しょうとする、青年将校達と、降伏を承諾した内閣との確執の話である。
映画館は砂津のチャチャタウンの映画館・・・・私に言わせれば・・・映画館群である。
入口でチケットを見せると、10番入り口からお入りくださいと言う。
Uさんと2人で、「一番奥じゃないの」とブツクサ言いながら、長く歩く不満を言いながら、
10番入り口に入る。
120人~130人くらい入れる映画館が10館ある、なので洋画は隣の館であるという
システムである。
やはり、この時代のことが理解できる年配の人が多かった。
3時間近くあり、終わったときトイレに行こうよとUさんと10番館を出ると、すぐ前がトイレだった。
そして、トイレを出てくると入口に近い館の人たちが、踵を返してトイレにやってきていた。
Uさん曰く「10番でええこともあるね、一番の人はトイレ遠いやない!」
と、いくらか溜飲を下げて、チャチャタウンを後にした。