散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

週末に至る

2009年02月06日 19時51分16秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
会議で1時間ばかり話をしたので、創成川東のCafe&Bar「R」へ。なんだか毎日飲んでいるのではないかと思う人もいるかもしれないが、まさにその通りだ。ただし今週の木曜日は飲んでいない。



初めてくるバーで何を注文すべきだろうか。私は相変わらずのジンフィズだ。普通、ジントニックを注文する人は結構いるのではないかと思う。カクテル名も有名だし、飲みやすく無難なカクテルでもある。ただし私にはトニックウォーターが少々甘く感じられることがある。

で、ジンフィズなのだが、シェークするし、ビルド要素もあるし、アルコール・果汁・砂糖を使うし、一般的なカクテルながらカクテルの作り方のいろいろな要素が含まれている。バーテンダーさんの腕試しに使われるという話もあるが、私は単純にさっぱりしていて好きだという理由で飲む。

うむ、ちょっと酸味が強いかな? 手際の良いバーテンダー氏の繰り出してきたジンフィズを飲み、しばらくメニューを眺める。次はマティーニだ。初めてのバーではやはりマティーニを注文したくなるのだ。ジンはタンカレーにしてもらった(タンカレー10もあるそうで、それも興味深い)。

おお、ちょっと驚くくらいなみなみと入ったマティーニだ。飲み口は意外と飲みやすいが、かなりジンが効いている。飲んでいる途中で酔いを感じてくるほどだ。3杯目はどうしようかなあ、アクアビットは無いということだし。

よし、スコッチキルトにしよう。メニューブックにあまり普段見掛けないカクテル名がいくつか載っているのだが、その中からウィスキーベースのカクテルを選んでみた。なるほど、ドランブイの甘さとビタースの苦味が強い、クラシックな味わいだ。

3杯で結構酔い、早々に帰宅。気軽だがなかなかしっかりしたバーであった。また、訪問してみたいと思う。


20090205最近読んだ本

2009年02月05日 22時23分29秒 | 読書
■「深夜食堂3」安倍夜郎
最近、平台におかれて流行っているようである。

■「乙女なげやり」三浦しをん
乙女心を持ちながら男っぽい作者のエッセイ。

■「私の「漱石」と「龍之介」」内田百
本文ももちろんだが、解説に引用された野上彌生子の内田評が面白い。百先生も形無しだ。

■「大きな前庭」「愚者の聖戦」クリフォード・D・シマック
ほのぼの&ユーモア短編集。やや皮肉な味わいもある(再読)。

以下、図書館の4冊。
■「あっ買っちゃった」松本朋子
消費の中には普通に目的があって購入する「納得消費」、何か良いことがありそうだと期待する「期待消費」がある。「期待消費」の中でも”誰かのために”という思いで買うのが、「関係消費」というものであるという分析だ。考えてみると、私は関係消費にまったくと言ってよいほどお金を使わない。

ところで、男脳/女脳という分類が文中に出てくるのだが、私の考えでは何の根拠もない分類であると思う。

■「悶絶スパイラル」三浦しをん
この人の男っぽさ。女の子エッセイにならないところが良いと思う。

■「ニッポンの犯罪捜査」北芝健、相楽総一
副題に「ミステリーファンのための」とあるが、どの辺がそういう狙いなのか。ちょっと私にはわからない。

■「「日本国」の謎」日本雑学能力協会
あまり特徴や驚くようなネタもない雑学本。

今週末は久々に本格的にギャラリー巡りをするが、人出も多そうだし風邪をひきたくないなあ。

治ったのか

2009年02月04日 19時14分33秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
風邪っぽさや、胃腸の具合が悪いのは治ったが、軽頭痛が続いている。私は頭痛というものが数年に一度しか起きないので、どうも不吉な感じ。しかし、今日もまた飲みに出てしまった。

すすきののバー「C」で、1杯目はいつものごとくウィスキーソーダ。2杯目は先日のマスターの「アクアビット入りましたから」との言葉を思い出し、アクアビットスモーキーマティーニ。アクアビットはオールボーではなく、この間新橋でも飲んだドイツのOLDESLOERであった。

ラフロイグの香りの底から、しっかりとアクアビットの味。新橋のHさんも言っていたが、バランスよく使いやすいアクアビットなのだろう。よし、もう一丁アクアビットだ。

ちょうど、店内で話題になっていた「じゃばら」という柑橘系のフルーツを使って、アクアビットギムレット風のショートカクテルが来た。おお、柑橘系といってもなかなか不思議な香りがするね。アクアビットの香りも相まって、とてもこんなに単純な材料からできているとは思えない味だ。

ま、この辺にしておいてと。帰宅して早目に就寝。飲んではいるが、体調は整えておきたい。

ポートエレン

2009年02月03日 22時09分28秒 | 飲み歩き

先輩に頂いたポートエレン22年カスクストレングス。自宅に戻ってさっそく飲んでみることにした。封を切ると、つぐ前からすでに良い香りがして、やっぱりこれは只者ではない。

グラスについで、一口。うーん…、絶句。味わいを分析しようかと思っていたのだけれども、最初に思いついた言葉が「ウットリ」。分析にもなりゃしない。普段飲んでいるウィスキーもそれなりに考えて買っているのだが、もう次元が全然違う。

多少飲んでいたこともあるが、本当にうまいウィスキーは量があまり要らないということを改めて認識した。1杯で今日は十分、なるべく長く楽しむことにしよう。しかし、バーで飲むことを考えると、たまにこのクラスのウィスキーを買うというのもあるかもしれない。

連日か!

2009年02月03日 19時04分12秒 | 飲み歩き・その他札幌市内
新さっぽろで会議の後、ちょっと喉をうるおしたい。イタリアンの「SZ」に久しぶりに行ってみた。

赤ワイン250mL、キャベツのピクルス、ハモンセラーノ半分。
追加で白ワイングラス、小エビフライ。

少しピッチが速かったせいか、割と酔う。今日は会社の先輩にポートエレン22年カスクストレングスを頂いたので、早く帰って試飲することにしよう。

病み上がりの月曜日

2009年02月02日 20時54分00秒 | 飲み歩き・琴似界隈
会社のイベントのためやむを得ない会合。JRタワーの結構上の方の階で行われたが、ビール1缶でセーブしておく。セーブしたからにはということで、琴似の「D」へ移動。

1杯目はスワルト・ヴィンヴァルス・ブレン・ヴィンというアクアヴィットだ。今月のメニュー紹介を見たときから気になっていたのだが、ワインが原料に使われているアクアヴィットなのだ。ワインのような、ベルモットのような味がしつつ、38度なので強いパンチもある。



2杯目はラフロイグ・7年・アンチルフィルタードだ。そうか、このヨード臭を嫌いな人もいるのだな。私の感じからするとスコットランドの田舎を思わせるような、ちょいと懐かしく暖かい香りがする。そしてそれを口中に含むと、過剰すぎない香りが駆け巡るのだ。これは良くできたラフロイグだと思う。

3杯目は今月のフルーツ、マンゴー+バニラウォッカ+エギュベル+ホワイトキュラソーのカクテル。マンゴーとバニラが出会うと、ミルキーなフルーツっぽさが感じられる。

最後にグレンロセス・1984-2002。フェイマスグラウス好きの私としてはぜひ試してみなくてはいけない。何となくフェイマスに共通する味と香りがするような気がするが…。もちろんシングルモルトなので、味わいの鮮烈さは格段に違う。

以上4杯飲み、晩飯代わりに二十四軒の蕎麦屋「S」で醤油ラーメン。これはもう回復しているといっても良いのであろう。


20090201最近読んだ本

2009年02月01日 22時35分06秒 | 読書

以下、図書館の7冊。

■「黒いマナー」酒井順子
文中に酒井順子が「エッセイとはすなわち自慢話である」(by井上ひさし)という言葉に出会って赤面するところがある。ブログを書くのも同じようなことであると赤面する次第である。

■「世界文学必勝法」清水義範
世界の有名文学50編を分かりやすく紹介。私はほとんど名作文学というのを読んだことがなく、登場するなかでは3編だけである。ちなみに読んだのは「変身」「異邦人」「蝿の王」というベタなもの。

■「ネットいじめの真実」渡辺真由子
なかなか逃げ場のない辛い世の中である。私が子供のころにネットがなくてよかったと思うのであった。

■「ママチャリお遍路1200kM」サラリーマン転覆隊
四国のお遍路道はかなり坂道が多くて、歩きも大変なのだが、ママチャリというのも途方もなく大変そうだ。その実感が伝わってくるよくできた体験記である。

■「キラーリーディング」中島孝志
仕事のために読書を使おうとすると当然こういう読み方になるのだろう。私は趣味で読んでいるので、当然最初のページから順番に読むし、ある程度の時間はかかることになる。

■「私の昭和の終わり史」赤瀬川原平
昭和の終わりごろの日記エッセイ。野球に一喜一憂したり、ビートたけしのフライデー編集部襲撃事件に反応したり、この頃は老人力がついてなかったんだな。

■「本当は知らなかった日本のこと」鳥越俊太郎、しりあがり寿
私もかろうじて日本がアメリカとの戦争に負けたことは知っているのだが(←冗談です)、戦後すぐのことなんてよく知らないよなあ。高校まではカリキュラムでやりゃあしねえし、大学に入っても自分で勉強もしなかったしな。学生運動も死滅していて、新興宗教の方がリアリティがあるくらいだったりして(→それがオウム真理教へ…)。

余談1:今年、自宅のストーブが新製品に切り替わった。立ち上がりは非常に強力で、あっという間に暖かくなるのだが、その後がどうにもうまくない。なんだか肌寒くなっても再点火しないのだ。部屋の温度計を見ると20度程度、しかしストーブについている温度計が27度になっていたりする。「暖かいのは、お前だけだよ!」と突っ込みたくなってくるのだ。

余談2:来週は会社イベントが多くて大変なことになりそう。

余談3:冒頭の写真は銀座の靴屋さんにあった「金言」。そうだ、恥ずかしいことじゃないんだ…

何となく復活気味

2009年02月01日 13時50分17秒 | 食べ歩き
日記調で。

やや胃もたれ気味だったが、全く出かけないというのも問題だ。まずは区民センターの図書館へ。昨日借りた本9冊をすべて読んでしまったので(酒を飲まないと読書が捗る。実は少し飲んだが…)、今日もまた借りておこう。ソクラテスのカフェ「鈴木喜景個展」、くすみ書房にも立ち寄ってから、やや西側の「H」飯店へ。

今日はチャーハンにしてみた。胃もたれにチャーハンはなかろうと思う人もいるかもしれないが、けっこうあっさりした仕上がりで食べやすかった。とろみのついた卵スープもよい感じだ。





他の客は1人だったが、ビール4本(中瓶かなあ)、銚子2本(紹興酒?)を飲んで、へべれけになっているようだった。話しかけられないように視界に入らない位置で早めに食べ終わる。

往路は氷でテカテカになっている道だったが、復路はうっすらと雪がかかっていて歩きやすかった。



余談1:新しいデジカメで先日やっとブレ防止モードにすることを思い出した。実は東京に行ったときはそのモードにしておかなかったため、相当数の写真がブレていたのだ。このモードを発見してからは、自分で注意しているせいもあるがブレがない。

余談2:暇なので北海道のグルメブログをあちこち拝見してみた。すごい勢いで、実名でお店にダメ出ししている人が沢山いた。「自分の口には合わない」等と思うことはないのだろうか。