散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

初めての店2軒

2009年02月28日 22時26分13秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
最近なかなか新店を発掘していなかったが、今日は初めての居酒屋「K」に行ってみる。ビールを頼んで、この店の名物「かにだるま」を注文。あらかじめ蟹の身を取り出し、甲羅につめてある親切な名物だ。



ふむふむ、食べやすいのが何より。爪と脚の下にはほぐし身とミソも入っており、それほど蟹を食べない私としては十分に堪能できた。続いて食事代わりにジャガイモ+バター+塩辛(この組み合わせが理解できない人もいるに違いない)。


→ちょいと食べかけ。

刺身1人前とカキ三昧(カキフライ、生ガキ、焼きガキ)。刺身の中では、つぶ刺が特に美味かった。何しろ、つぶ刺し単品だと千円を超えるのだ。さぞかし立派なつぶなのだろうと思う。他にもマグロ、ホタテもかなりうまい。カキは小ぶりだが、3種の料理を食べられるのがありがたい。味はきちんと濃厚な味だ。





飲み物は燗酒をはさんで、国稀雪さびというのを注文してみた。しかし、これがとても危ない。何だろう、実に飲みやすく、それでいて味わいもしっかりある。確実に後で効いてきそうな感じなのだ。

最後に大根の皮のつけものとカスベ煮を注文。カスベは身よし、煮凝りよしでご飯にのせて食べたいところだ。1軒目はこの位にしよう。ひさびさ「おいしい北海道料理」を出す居酒屋さんであった。


→すいません、これも半分くらい食べてます。

2軒目はひさびさのバー「Z」。ご無沙汰をマスターに詫びつつ「アクアビットありますか?」と聞くと、置いていないらしく「どうしてこんなに酒の種類があるのに、そんな所を突くかなあ」と嘆かれてしまった。

よし、それではとお任せして、ディタ+ぺルノーのカクテル。私はディタはどうも軟弱なイメージがしてあまり飲まないのだが…。いやしかし、なのである。ディタとぺルノーの相性の良さに驚かされた。何とスムーズなつながりなのだろうか。

2杯目はジン+リモンチェッロの強靭なカクテルだ。甘みが多少加わっているとはいえ、これは強い。マスターの話をいろいろ聞きながら、最後はカリラ24年の贅沢な味で締めくくろう。

「Z」を出て、どうしようかなあと考えていると、先日発見した店がまた眼に入る。よし、行ってみるかと「富士宮焼きそば」の文字をのれんに掲げる「K」に入ってみた。客は他にいない。うーん、ちょっと外したかなあ?

グレープフルーツサワーを注文し(←酔っているのだ)、富士宮焼きそば。それだけじゃ悪いかとイカバター焼きも注文。しばし待つとまずは焼きそばだ。


→小皿に取ったところ。本体はもちろんもっとたっぷりある。

おお、この歯ごたえ。普通の焼きそばでも誰かが注文するとつい手が伸びてしまうものだが、麺の歯ごたえが相当あり、肉かすの風味がついた焼きそばの味は格別だ。イカバターは単純な料理だが、バター風味でしばらく食べ、途中からレモンを回しかけるとこれまたイケる。



という感じで、さんざん飲み食いして帰宅。新店を2軒開拓し、満足である。


20090228ギャラリー巡り

2009年02月28日 16時38分56秒 | ART
2月25日にさいとう→スカイホール。
本日は三岸好太郎美術館→札幌市資料館→コンチネンタル→テンポラリースペース→石の蔵ぎゃらりーはやし→紀伊国屋→富士フィルムフォトサロン→たぴお→時計台→道新→丸井→ARTスペース→ivory→趣味の郷の14か所。

■三岸好太郎美術館。実はスタンプラリーでは2周しており、今回は4個のスタンプがたまった。賞品は蝶の画のクリアファイルと絵葉書を選んで3点。クリアファイルは結構使い道があり、嬉しい。

■コンチネンタルギャラリー「いのこり展」。阿南沙織「carnival」は一見可愛い展示に見えて、よく見るとぬいぐるみの首だけがあちこちに散らばっている。怖いオーラが出ていて、近づけない。

大石若菜「眠りの森のおおおやさんとおおおいしさん」。映像とは関係なく、女性(本人?)が夢の話をする作品。夢の面白さというのはなかなか他人に伝わりにくいもので、映像でもうひと工夫ほしかった。

■テンポラリースペース「野上裕之展「i」」。木型で鉛を鋳造した作品展。ハンダの溶けた時のような感じもするし、水溶液の中で結晶したもののようにも見える。

■石の蔵ぎゃらりぃ はやし「Progressive Candle 福井優子キャンドル作品展」。福井さんの展覧会を拝見したく、初めて”はやし”に行ってきた。こじんまりしたギャラリーだが、壁全体に四角錐のキャンドルをつりさげて展示しており、大変だったと思う(火をともしてみてえ~)。別項に書いたが、砂糖細工のスイカとでもいった感じのキャンドルを購入。

■ギャラリーたぴお「鈴木悠高・林教司 対磁 平面と立体による二人展」。単純に二人の人が展示をした、という訳でなく、相互作用を意識しながら展示を行うとこうも面白くなるのかという気がした。

鈴木さんの黄色い作品と林さんの作品(棺桶っぽいと表現するのが適切だろう)にライティングを工夫して、祭壇を思わせる展示になっている。

その中でも一番印象的だったのは鈴木さんの小品3点を重ねたさらに上に、林さんの椅子のようなものが乗り上げていた個所だ。思わず質問してみた。

私「これはどちらからやろうと言い出したんですか」
林さん「私の方から」
私「鈴木さん、怒りませんでした?」
林さん「いや怒ってなかった。これはこう置かなきゃ、どっちも生きないから」

とのことである。ちなみに、画に重量がかかりにくいように、椅子の置き方は考えているそうだ。写真がないと分かりにくいので、北海道美術ネットさんの写真を見て欲しい。

■時計台ギャラリー「札幌大谷短大美術科展」。市民ギャラリーでかなりの作品が展示されたそうだが、私はその時体調を崩していたので見ていない。力作ぞろいで、とてもよいのではないかと思った。

佐藤綾香「ELECTRIC ORGAN」:明るい電気娘といった女性の画。ネオンが飛び交うような背景も効果的。
荒谷真優子「不安定」:こちらは素朴な感じの女性が、不安定な椅子に腰かけている作品。素直な画だ。
後藤志姫「2つのFとH」:いつも気になる人である。今回は横たわる男性(顔あり)と女性(顔見えない。多分女性)の物語が気になる。

関東翼「帰宅」:物憂げな女性のもやもやした感情。隣にある「家出」があっけらかんとした作品。
古田萌「花園」:薔薇の花で口元を封じられるような女性。100号位の作品もあるのだが、こちらの作品(少し小さい)が気になった。
川嶋みゆき「暗い所で待ち合わせ」:巨大な鯨?が腹の傷を見せながらうねるようになっている、迫力のある作品。
渡邊ゆかり「いつか」:向こうを向きしゃがみ込む女性の胴体をレールが通過している図。青春画の傑作だと思う。

■ARTスペース201「黒い犬」:会場奥と左右の3方向に、円形の作品3点が展示されている。それぞれ全くカラーの違う作品で(作者がもちろん違う)、展示として非常によくできている感じを受けた。

小さき者たち

2009年02月28日 14時29分52秒 | 写真館
写真の1枚目はミニボトルたち。先日、時間つぶしに東急ハンズに立ち寄った。とにかくいろんなものが売っているので、「騙されないぞ」と何も買わないつもりだったのだが、酒のミニボトルを見つけてしまい陥落。

何しろ、イエーガーマイスター、スーズ、ウンダーベルグと好きなリキュールばかりだったのだ。家でアクアビット+レモン+炭酸+リキュールの組み合わせを試している。



もう一つは福井さんの展覧会で購入したキャンドル(写真がイマイチ…)。私ほどキャンドルの似合わない人もいないだろうが、あまりに美味しそうなので(食べられません)購入。火をともす日は来るのだろうか?


何気ない店での昼食

2009年02月28日 11時35分32秒 | 食べ歩き

本日はゆっくり家を出たので、町中に出る前に琴似の「I」にて昼食。チャンポン麺を食べる。チャンポンとはいっても、いわゆる長崎チャンポンの麺ではなく、普通のラーメンの麺だと思う。

醤油味のスープに上にはタンメンの具材にとろみをつけた物が載っている。正統派チャンポンファンには怒られそうだが、野菜の火の通り具合が大変よろしく、これはこれで美味しい。

名古屋市博物館ご紹介(遅まきながら)

2009年02月28日 08時29分21秒 | 写真館
もう2週間前になってしまうが、名古屋市博物館はなかなか展示が充実していたので、紹介しなくてはなるまい。

名古屋市博物館の外観。建物が立派だ。



ロビーには「考える人」があった。



非常に大きな銅鐸。ちょっと欠けているが、素晴らしい。



常滑窯の壺。さすが地元である。



法蔵寺の地蔵菩薩立像(複製)。



清洲城の跡から出土した瓦。シャチホコ型だ。



秀吉のお姿。



信長坐像(複製)。死んで1年後に作られたそうなので、本人によく似ているのかも知れない。額のあたりに癇性な雰囲気がする。



豊田製の世界初、自働織機。



明治末から大正にかけての七宝花瓶。派手すぎだけど、良いもの持ってまんなあ。



尾張地方のからくり人形ののった山車(ミニチュア)。



ざっと駆け足で展示物を紹介した。

そういえば、もう一つ名古屋で印象に残ったことがある。愛知県美術館のロッカーが専用コイン使用であったことだ。普通の美術館のロッカーは100円投入で、使用後にお金が返ってくるパターンが多いと思う。しかし、たまに100円を取り忘れている人がいるし、私は100円玉を持っていないためにあせることがある。その問題を起こさないのが専用コイン方式のロッカーだ。知らなかったので窓口まで戻ってコインをもらうのが面倒だったが、あらかじめ仕組みを理解していればこれは便利な方式だと思う。

これで名古屋旅の話は終了(多分)。