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散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

偶然という言葉は安易に使わないが

2017年11月25日 21時15分27秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
すすきのに移動し、いつものごとくバー「N」へ。とにかく爽やかさを求めて、1杯目はアクアビットモスコミュール。



バックカウンターに4人客がいるので、さっき電話を入れておかなければ危ない所だったかもしれない。あれやこれやと注文が飛びかい、落ち着いたところで2杯目はメタクサ+GET31のカクテル。メタクサはギリシャのブランデーでなかなか上質な味わい。まあ、ミントを入れてしまい、スティンガーのような味わいになっているので、どこまでわかっているのかという話はある。



3杯目は開封したばかりのハイランドパークヴァルキリー。ヴァルキリーはファンタジーの香りがする単語だと思って調べてみると、ワルキューレの英語読みなのね…。無教養が発覚してしまったが、ウイスキー自体はなかなかしっかりした味わい。封を切って間もないということなので、早めに加水してみたが、なかなか美味しく飲むことができた。



勢いよく、最後にペロケソーダ。これ、見た目はファンシーなんだけど、結構な破壊力なんだよね。



さて、本日驚いたこと。私が1杯目を頼んだところで、一人の観光客らしい人が近くの席に座った。どうやら釜山から来ているらしい。その人が「このカクテルが飲みたい」とスマホをバーテンダーNさんに見せていると、Nさんから「こんなの注文するのSHさんだけですよね」と私に話が回ってきた。そんなバカなとスマホを拝見すると、どうみても私のブログだ…。

釜山氏は私のブログを見て、このバーにたどり着いたとのこと。私はブログに店の名前を書かないのだが、時々写真に写っているコースターを見て、店名が分かったらしい。しかし、驚くべき推理力である(ご本人も「名探偵コナン!」と言っていた)。それで、結局マラスキーノとミント入りのカクテルを飲んでいたが、大丈夫というか、美味しかったようでホッとした。自分の好みの味が、他の人にどう受け止められるか、なかなかわからないのである。

この方、ずいぶん日本語が上手なので、勉強方法を聞いたところ「『深夜食堂』や『ワカコ酒』を見て独学した」そうなのである。独学にしては話す内容も、ヒアリングも実にしっかりしたもので、本当に頭のいい人という感じがする。自分が同じ勉強方法で韓国語を身につけられるかというと、全くできそうな気がしないのだ。但し、日本語を読むのは無理だそうで、漢字は「絵」のように見えるらしい。まあ、我々もハングル文字は文字というよりも、変わった記号にしか見えないから、この辺の感覚は同じかもしれないな。

この後、釜山氏は小樽、美瑛、旭川に行くらしいので、ぜひ良い旅をして欲しいと思う。日曜日に開いている良い居酒屋とスープカレー(食べないので…)店を紹介できなくてスミマセン! 自分のブログを愛読されているのは相当恥ずかしかったですが、お会いできて嬉しかったです。

インドに蹂躙

2017年11月25日 19時32分06秒 | 食べ歩き
今日は久しぶりに円山のカレーの店「JP」へ。久しぶりとは言っても、夜は初めてとなる。お約束通り(この店、場所が分かりにくいことで有名)に店へと向かう中通りを通り過ぎてから戻り、オープンと共に入店。念のため予約をしておいたのだが、あっという間に2階は満席となったので、正解だったと思う。

以前にランチで南インドのセットとビリヤニは食べたことがあるので、今日は北インドのセット(ターリー)を選択。夜でもあるし、白ワインをグラスで注文することにした。待つことしばし、ターリーが到着。おおっと、これはかなりのボリュームだ。



中央下はパスマティライス(インドの長粒米で高級らしい)、中央はタンドリーチキン、サモサ、野菜料理である。小さな器に入っているのは左側から、パンジャブチキン、マトンローガンジョシュ、ダルカレー、ひよこ豆のサラダ、ミントチャイトゥニ、トマトチャイトゥニ(2つとも薬味)、アチャール(漬物)という、何が何だか分からないものばかりである。

さらにナンと選択できるのだが、食べた経験のないチャパティを選んでみた。



まずパンジャブチキンは日本人がイメージするインドのチキンカレーだと思っていいと思う。マトンローガンジョシュは相当辛く、これはパスマティライスと混ぜ合わせて食べる。ダルカレーは相対的には穏やかな味だが、逃げ場のなくなっている今、それなりに辛く感じる。

タンドリーチキンはほぼイメージに近い味。サモサは春巻のようなものをイメージしていたが、中がじゃが芋主体であるため、メニューに書いてあるように「インドのコロッケ」ととらえるべきだろう。ひよこ豆のサラダは酸味のある味付けで、これが辛さからの退避ゾーンとなった。

ミントチャイトゥニは日本人には違和感があるかもしれないが、ミントリキュール好きの私には嬉しい味変化アイテム。タンドリーチキンにつけて、かなりの量を食べた。後、白ワインはなかなかいい味だったが、カレーに圧倒されて後半は記憶なし。ボリュームもかなりのものだったので、酒も追加する余裕なしだ。

最後、甘いチャイにたどり着き、やっと落ち着いたが、辛さとボリュームにノックアウト状態と言えるだろう。北インドの豆のカレー、南インドのラッサムはお代わり可能らしいが、とてもじゃないがそんなに食べられない。他のテーブルではお代わりしている人もいたので、嬉しい向きもあるのだろう。


→相変わらず、金属製の器が熱くて持てない…

心を落ち着けたところで、すすきのに移動することにした。


20171125ギャラリー巡り

2017年11月25日 15時50分33秒 | ART
本日は柏→道庁赤れんが庁舎→クロスホテル→500m美術館→HUG→市民→創の7か所。

■ギャラリー柏「小林孝亘 私たちを夢見る夢」。穏やかな画風がいい。
「Glass」:森の木陰にぽつんと置かれたガラスコップを描いた作品。他にも森を描いた作品があるが、そちらには”モノ”が登場しないので、これだけ不思議な感じがする。

■北海道庁赤れんが庁舎「北海道の鉄道 過去、現在、未来」。鉄道ファン大集合。結構、混雑していた。
列車の座席が持ち込まれている。



鉄道模型も運行中。「循環急行いぶり」「急行らいでん」と涙モノの名前が光る。



「特急おおぞら」と「いぶり? らいでん?」。実はそんなに詳しくないんだよね。

 

扇形車庫の模型もある。



日本最古のレール。新橋~横浜間の鉄道開業より早く使われたものらしい(坂道を転がしておろし、牛馬で引き上げる形式)。



■クロスホテル札幌「アートフェア札幌2017」。
クニト「反重力シリーズ」:京都の同時代ギャラリーからの出品。布の上に飛ぶ乗り物(飛行機だろう)を置き、その重さによるゆがみを固定して、しかも裏から見るという作品。予想外の形が面白い。
OKUMURA AKIFUMI「山羊の書物」:岐阜のギャラリー水無月からの出品。落ち着いた具象絵画がいい。
高木健多「白磁 鎹豆腐「裂」」:多分、福岡のギャラリー・モリタからの出品。陶器で作った豆腐に小さな鎹を打った、面白い作品。陶器の割れ目の部分が、水分を取った豆腐のひび割れに似ており、面白いのだ。

川上りえ「Element of Earthシリーズ」:シャーレ上のガラスに釘を浮かべた作品が良かった。これが今回の展示で一番欲しくなったものだが、売り切れ済み。ま、それなりの値段はするので、買うかどうかは別問題だが。

さて、今回のアートフェア、これまでのデポジット方式(作品購入すれば返金)ではなく、入場料方式(1000円)になっていた。受付に行くと「招待券ありますか?」と聞かれたので、業界内ではそれなりに招待券が出回っているんだろうな…。どうも事情をよく知っている人はタダで、何も知らない素人からは金をとるというのは、あまり好きなやり方ではない。特にもっと多くの人に、アートを購入して楽しむということを認知してほしい状況においては、だ。

私はというと、インストールしてあれば無料というアプリをたまたま仕事関係で入れていたので、それを見せて無料入場となった。わざわざ入場料をタダにするために直前に入れたわけではないので、気持ちの中でもスッキリ割り切れたが、これを入れていなかったら入場料1000円を払ったのかな。2年前に来たときは、デポジット方式&お金のない人にももう少し手の出やすい価格帯の品物があったと思うのだが…。

■500m美術館「500m美術館がみた札幌国際芸術祭2017」。写真だけ、パラパラ掲載する。






→私は藻岩山の展示は見に行かなかったが、展示のための交渉でそもそも藻岩山は誰の土地なのか等、いろいろ面白いことが分かったようであった。


→映像展示が2つあったが、いずれも表示されていない状況だった。そんなに自動再生って難しいのか?





■HUG「油展」。
三村紗瑛子「知らない振りをしていた」:端正な室内風景画である。落ちていた洋ナシらしきものを、知らない振りをしていたということか。
中村まり子「悦びの国」:永遠の赤ちゃんの国という感じか。独特の画風で気になる人。
光永江里「風とふくの日」:西洋古典絵画、また洛中洛外図の雰囲気を感じる絵画。
小松美月「緑の店で」:インドカレーの店だろうか。妙なプリント地の服を着た女性が描かれている。

■札幌市民ギャラリー「絵画展 口と足で表現する世界の芸術家たち」。
クラウス・シュパニ「鯉」:鱗に現れる年輪線のようなものまで精密に描かれた、私好みの作品。

■ギャラリー創「今井龍満個展」。
「Spider」:黒い蜘蛛の巣にグレーの蜘蛛。モノトーン表現がピタッと来る。
「Penguin」:こちらはピンク地に赤・青・紫のペンギン。意外と色彩のバランスが心地よい。

外に出ると、雪が強めになっていた。


ナイスランチ!

2017年11月25日 12時06分26秒 | 食べ歩き
今日は以前から行ってみたいと思っていた、札幌駅近くの「N」へ。夜は居酒屋、昼はランチ営業をしている店で、夜は何回か行ったことがあるものの、昼は初めてとなる。おそらく混雑するのだろうと思い、12時前に店に入ったが、それでも先行客が数組いた。

テーブル席に座り、今日のランチメニューの中からほっけみりん漬けを選択。魚の焼き上がりを待つ。土曜日のメニューは平日より少な目の模様で、しょうが焼き定食と魚数種類(ホッケ、鯖、サンマ、…)の定食があったかな。

少し待ったところで私の注文したものが届いた。



ご飯は前の客に出ていたものに恐れをなして「少な目で」と注文(後でお代わりは可能だそうだ)。その他は、豚汁、ほっけみりん漬け、イカ焼き、つぼ漬け、海苔の佃煮に納豆(冷奴と選択可能)の充実した内容である。

ほっけは大体想像通りの味。しかしその上に、イカ焼き、海苔の佃煮、納豆とおかず力の強い食べ物が多い。たちまちにしてご飯が無くなりそうなところを、ペース配分を考えながら食べ進める。実はさらに生卵サービス&卓上にわさびふりかけもあるのだが、とてもじゃないがそこまで使うことができない。

熱々の豚汁も文句のつけようなしで、実に美味い昼食となった。予想通り12時を超えるとさらに客のラッシュとなり始めたところで勘定をしてもらう。これで600円だから、何とも素晴らしい朝食だった。ご飯ももっと食べられないことはないが、結果的には今の私の適正量であった。