散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

今年のバー巡り3

2009年01月24日 19時32分33秒 | 飲み歩き・琴似界隈
今日は琴似の「D」へとやって来た。1杯目は喉が渇いていたので、アクアビットフィズにしてみた。ジンフィズの作り方で、ベースをアクアビットに変えたものである。アクアビットは芋焼酎とでもいうべき安酒なのかもしれないが、良い香りがする。

2杯目はボウモア・2000・カスクストレングス・7年(SMWS)。強くて刺激的な味。タイトルの”Explosive debate”にもうなずける味だ。

3杯目はブローラ・1982・コニッサーズチョイス・26年(G&M)。マイルドでやわらかな塩気が徐々に感じられてくる。ちょいと、その前がパンチありすぎだったので、飲む順番を間違えたかも知れない。

残念だったのはルーチェ・1999というグラッパがなくなってしまっていたことだ。グラッパ好きの私としては飲んでおきたいところだったが…。なかなか行くことができないうちに、飲まれてしまったようだ。

20090124ギャラリー巡り

2009年01月24日 16時07分50秒 | ART
1月21日、飲み会の前に北2条→富士フィルムフォトサロンの2か所。

本日のギャラリー巡りは、近美→三岸→道新→時計台→茶廊法邑→品品法邑→紀伊国屋→大丸→富士フィルムフォトサロン→大同→大通→三越→4プラ→さいとうの14か所。

■三岸好太郎美術館「所蔵品展「旅愁―ロマンチストがみた風景/特別展示「おばけのマールとちいさなびじゅつかん」」。おばけのマールって何だよ! と思っていたら、予想外に面白い展覧会であった。



おばけのマールシリーズの絵本があって、本当に作品中で三岸好太郎美術館にやってきて、三岸の画のキャラクターと出会うというお話なのだ。絵本を読んでいると、小さな女の子に「読めない~!」と怒られてしまったので、あわてて最後のページまで見て、渡してあげた。


→檸檬持てる少女、道化たちが飛び出してきた

展示の中でも2階の最終室で裏側に「留萌にて」と書き込みのある「風景」は見たことのない作品ではないだろうか。彼の留萌の風景画は記憶にない。

さて、三岸美術館ではスタンプラリーが行われていたのだが、私も無事5個のスタンプがたまった。景品はというと、過去の展覧会を中心にした図録または「飛ぶ蝶」デザインの切手である。ものすごく悩んだ結果、切手を捨てて「麗しき前衛の時代-古賀春江と三岸好太郎」の図録にした。古賀春江が私は好きなのだ。

■時計台ギャラリー「北海道教育大学岩見沢校絵画展」。
米澤卓也「緑のリズム」:農村風景で画面全体をキュビスム風(でイイのか?)に仕上げた作品。
高橋朋美「矛盾」:若い悩みが素直に出て、色彩もダイナミック。

■茶廊法邑「道都大学 中島ゼミ展「版画の部」」。
犬養康太「最初はやっぱり甘カラ俳句」:ピンクと黄色の縦じまの女の子。しかし体には黒い影がかかり、ダークな雰囲気も。
石井誠「たぷん」:全体の4分の3を覆う水の感じ。他の自作とは傾向の違いがあり、同じ作風に安住しない感じがする。
柚原一仁「信じると願うの間でいまさら」。彼の他の2作品とともに、横方向への動きとリズム感がある。
風間雄飛「3丁目会議」:得体のしれない影が3者会議を行っている。

■大同ギャラリー「New Point」。
前川アキ「風と歩く」:独特の太い線が面白い。
国松希根太「ホロホロ山」:名前にインパクトがあるので、いろいろな展覧会で気がついてはいたが、失礼ながら感心したことはなかった。しかし、この丸太を縦方向に割り、割った面の盛り上がりを山に見立てた作品は良いと思う。材料から意外な物の形を見出すというのは、面白いものだ。

久保綾乃「浮生」:虫と泡を暗闇に浮かべた作品。虫好きの久保さんが好きなものを描いている感じだ。地味だがとてもよい作品だと思う。
川上勉「燕子花像」:女性の姿とその頭部に花が咲き、全体として燕子花に見立てた作品。ちょっと作風を変えてきた感じだ。
水戸麻希子「サバイバル」:ラーメンを食べるパンダ。つままれるリンゴ男。郷愁を感じさせ、何かとても気になるミトラマワールドである。

■三越「亀山裕昭展」。風景画の上手い人はいくらでもいるのだが、画面にそこはかとなく生活感があるところが好きだ。きれいな農村風景だけではなく、廃墟があったり、廃業したであろうガソリンスタンドやパチンコ店が描かれているところが、実際の風景から目をそらさない感じだ。

中華料理店のラーメン

2009年01月24日 12時36分09秒 | 食べ歩き
今日は中華料理店のラーメンが食べたくなった。ラーメン屋さんのラーメンではないし、できればあまり高級中華ではない方が良い。ギャラリー巡りの兼ね合いで、なかなか良い所が思いつかなかったが、大通の北側で発見した「C」に入店。

店内はかなり上品な感じ。最初、客が1人しかいなくて失敗かと思ったが、私の後に結局5人ほど来店して活気が出てきた。

単品の麺類もあるが、ちょうどBランチが豚肉と白菜の細切り湯麺だったので、それにしてみた(ライスのカロリーは余計だったが…)。



さっそく来たのを食べよう。麺はまあ普通だが、豚肉と白菜を炒めた具が美味しい。甘めの味付けで、歯ごたえもしっかりしている。少し具から出た油が多く見えるが、調理の時にしっかり熱が通っているから油っぽさは感じられない。

私がラーメン屋さんで時に感じる問題がここにある。明らかにラードをダイレクトに加えているようなところでは、油が感じられすぎるのだ。もちろん、上手く焼きを入れて、処理しているところもある。しかし、表面に油の層が完全にできてしまうようなラーメンは、私には重すぎる。これが中華料理店だと、あまり起きない問題のような気がするのだ。

さて、麺を中心に攻めてみたが、次はスープである。醤油湯麺のあっさりしたスープに、白菜の甘み、具の味付けの甘みが次第に出てきて、これはちょっと癖になる味だ。あまりコショウを使わない私であるが、最後にちょっと入れる。このスープにはコショウも合うと思うのだ。

セルフサービスのコーヒーをカップ半分ほど飲み、満足の昼食であった。