HIROの周辺

日々の暮らしの出来事をスナップ形式で切り取っていこうと思います。FC東京の事、登山の事も含めて。

祈・回復

2007年11月17日 | Weblog
11月17日(土)

お久し振りです。

今週は長く感じられた一週間でした。
日曜日、出張で東京で東京に来ていた大学時代からの友人K1と約10年振りに会いました。全く同じ時期に私はドイツにK1はインドに駐在していたのです。そのときの話を色々聞くのには時間が足りませんでした。久し振りの再会でしたが、お互いのブログを見ているので、10年振りという感覚はありませんでした。こうやって会えるのは嬉しいものです。

昨日は、土浦で打合せ後に食事を頂き、スーパーひたちの中でオシム監督が脳梗塞で厳しい状態である事を知り、ショックを受けました。オシムに日本代表の監督になってもらいたいと以前このブログに書きました。それが現実になって嬉しかったし、何よりその戦術や考えが浸透してきていたのは誰の目にも明らかでした。味スタでのFC東京戦も何度となく顔をだし、先日のAFCでも元気そうな顔を見せていたようですが、その矢先・・・。
以前「オシムの言葉」という本を読んだことがあります。この本は、単なるサッカーの監督が話した言葉を纏めた語録ではなく、純粋な現代史でした。ユーゴスラビアのチトー大統領がなくなった後に分裂した国々の内情、その抗えない波の中で如何に生きてきたかが書かれていた本でした。数年前、出張でセルビア・モンテネグロを訪れた際に見た、工場の壁の砲弾跡。NATO軍に攻撃されたときのものだと聞かされました。また道路の脇に崩れた廃屋が無造作に散らばっている様をみて、今まで感じた事のない空気を感じました。あの分裂したユーゴスラビアを率いて民族争いをしている国同士の選手を統率していた彼の態度は、尊敬に値するものだと思いました。命だけは助かりますようにと、祈らずにはいられません。

彼が、旧ユーゴを去った後、過ごしたオーストリアで撮った花屋の写真。祈りの花束が届きますように。















コメント