本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

暦尾将尽の候

2015-12-26 21:01:09 | 住職の活動日記

年の暮れというと、

なにかと人々の動きも気ぜわしく

普通の月末とは全く違った

装いを呈しています。

車も人も足早で、交通安全に

要注意です。

 

先日、札幌の友人からのメール

「歴尾将尽の候」と、

始めて聞く言葉で一応辞書で

ところが、漢和辞典にも出てこない??

同じページの「歳」という項目に

「歳尾」-年の暮れ、

とありました。

その次の「将尽」がない、

もしや、お寺さんなので「精進」の

変換間違いかな? と

メールで尋ねると、

「将に尽きる」と読むのですよと

教えていただいた。

 

なるほど、

こういう季節の言葉があるのだと

いろいろ調べてみると

四文字の時候の言葉というのがあって、

ちなみに、

正月は「鳳暦春回」とか、

まあ、鳳暦というのも、暦のことで

春が回ってきたということでしょう。

難しい言葉が並ぶ中、

知っている言葉も発見、

3月は「百花繚乱」、「柳緑桃紅」、

この言葉が時候の挨拶の言葉とは

知りませんでした。

7月は「九夏三伏」

8月は「初秋清涼」

なんとなくわかる言葉です。

ほかの言葉はやけに難しい言葉が

並んでいました。

そして、31日の除夜は

「今宵歳尽」

今、将に年が尽きる

ということでしょう。

 

明日からはお正月のお飾りの

準備に入りたいと、

28日は「納めのお不動さま」です。

心静かに力を込めて、

一念に焚きたいと思っています。

 

 

 

 

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