「新年の目標に禁煙を選ぶ人が多いが、その成功率は非常に低く、約90%の人が24時間~1カ月以内に喫煙を再開する。むしろ、結婚、新しい交際、子供を持つなど、人生において大きな変化があるときに禁煙に成功する可能性が高い」ことが調査の結果明らかになったという。ただし、これはオーストラリアでの話(Australia NEWS 2009年1月6日, http://news.jams.tv )であるが、日本でもほぼ同じではないだろうか。
ちなみに、私も若い頃は喫煙していた。自分で自分がコントロールできないのがいやなので、ときどき1、2ヶ月禁煙して、禁煙できることを確かめてから、また喫煙していた。そのころは、「趣味は禁煙」と言っていた。
しかし、社会が現在ほどタバコに厳しくなく、しかも、いつでも禁煙できると思うと、すぐまた喫煙し完全な禁煙はできなかった。
私がきっぱり禁煙しようと思い、実行したのは、やはり子供が生まれたときだった。子供の誕生を機会に、と思ったし、幼児にタバコの煙やニオイをかがせたくなかったためだ。
最初のうちは、宴会で友達から、「まあ、一本」とタバコを差し出され、ついうっかり、「サンキュー」と受取ってしまう。口にくわえて、火をつけて、「しまった!」と驚き、目が覚める。良く夢でタバコを吸った夢を見たものだった。
実際は、息子の誕生以来、タバコは一本も吸っていない。
ところがなんと、成人したその息子が、いつのまにかタバコを吸っていた。何回も身体に悪いからと注意したのだが、やめない。勤めるようになって、ストレス解消にタバコを吸わざるを得ないと言われると、それ以上は言えなかった。
なんとなんと、その息子がタバコをやめたという。どうも彼女との結婚が決まった時期と重なる。
それにしても、女子供の力は偉大だ。