hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

昔の思い出 (6)音痴製造法

2007年02月25日 | 昔の話
小学校の時、歌を歌うのが苦手だった。歌っている最中に何か少し違うかも知れないなと思った瞬間、自信が無くなる。次ぎの音程に疑問が生じ、声を絞って音程を探りながら、少しずつ声を大きくするが、イメージとの違いに気づく。声帯が硬くなり、明かに違うと思った瞬間、緊張が増幅する。
これを音痴と言うひともいる。

学芸会の合唱の練習しているとき、突然あの病気が出た。なにくそと頑張って声を張り上げ、次ぎにあわてて声を落とす。
先生が、皆を止め、「誰か違う人がいる。冷水君?ちょっと歌うのやめて見て。- - - - - - -やっぱりそうね。あなた口だけあけて声出しちゃだめよ!」

学芸会の当日、一番前の列の私は先生の言いつけを守り、声を出さなかった。ただし、口は真一文字にむすんだままで。

学芸会後、先生から「なんで口を開かなかったの!あなたって本当にいやな子ね!」と、えらく怒られたが。
こうしてトラウマを抱えた完全な音痴が出来あがった。


いやな終わり方をするのもなんなので、追伸を。

今はこの先生にも感謝です。だって、カラオケへ行っても皆さん誰もが上手で、上手いのが普通です。みんなを盛り上げるのには、正真正銘の音痴が一番です。いや、うけること。


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