ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

立山信仰

2010-12-11 | 義経絵巻-芭蕉夢の跡-
志鷹「なんでって後から来る海尊と松尾さんの分入れて、丁度人数分じゃん♪」
義経「なんでお前が答えんだよ!それに“丁度”だから“おかしい”って言ってんだよ!」普通、余分に入れて、10膳にするだろ。
小角「ふぉ、ふぉ、ふぉ」と変な咳?をしたから、
義経「じぃさん、風邪か?今年の流行り風邪は喉に来るらしい、気をつけろよ」移すな!
小角「風邪の咳じゃない!笑っとんのじゃ!なぜ、葛葉が9膳入れたか知りたいかぇ?」
義経「もったいぶって…しゃべりたいなら話せ」全く面倒くせぇじじだ。
小角「お前って可愛げのない奴じゃな…嫌われるぞ」
志鷹「お兄さん(頼朝)筆頭に、たくさんの人に嫌われているよ♪」とそんなこと言ったから、
バキッ…と、一発かましてやった。
小角「…(怖い奴じゃ)…葛葉の陰陽は天を読み、九星に宿す命を見る。九星気学じゃ」
未来を読んだんじゃ。そうに違いない!絶対そうじゃ!葛葉の占いは当たるかならなぁ。
賀茂女「って、ちっがーうッ!!頂上に向った登山客の人数を数えて、お箸を入れたのよ」
居酒屋 ムジナは登山口にあるでしょ、だから、入山者数を数えたの。時おり、入山届けを出さずに山に登って、天狗の神隠し(天狗隠し・攫い)※に遭うの。だらか、入山者を数えたの。
※遭難して遺体が見つからない事で、山神 天狗に連れて行かれたという意味です。
志鷹「そういえば、故郷富山の立山でも滑落事故が多く…天狗様の仕業って言うよ」最近、軽装備で登山する!って山岳ガイドの佐伯さんが怒っていたな。
義経「山岳ガイドの佐伯さん?」
志鷹「山岳ガイドは立山開山した佐伯有頼の末裔が多くて、その一人のジッさんが言ってた」
小角「立山か…熊目掛けて白鷹の矢を放った佐伯有頼は、矢を受けた熊を追う。岩戸に隠れた熊を追い詰め、その岩戸に入ったら、矢を肩に受け、血を流す不動明王と隣に阿弥陀如来がいた。“我ら、お前が来るのを待っていた。立山を開山し、この世を救え…”と。
有頼はそこで気がついた。不動明王が熊に身を化え、阿弥陀の光を携えこの世に現れた、と。
射抜かれた白鷹を破魔矢(魔除けの矢)に化え、有頼に渡し“白鷹の矢の導きと阿弥陀の光を多くの人に与えん”…と言って消えていった。
志鷹「その放たれた矢の先に阿弥陀の光あり。人々を迷いから救ってくれるという立山信仰だね。立山では、熊は立山神の権現(化身)とされ、敬われているんだ」
それに、熊の体内には多くの薬があり、また、大地に薬を埋める。熊のウ・チは大地を肥やす微生物入りで、土を再生させるんだって。

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