ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

ヒーロー合戦 勃発

2010-12-02 | 義経絵巻-芭蕉夢の跡-
手を振った振動で頭が揺れて回ってお熱急上昇、少々所ではなく判断が鈍ってしまった義隆は己を見失い、ヒーローを見間違い、山形ヒーローの前で京都ヒーローを、
「くぅらーまっ!くぅらーまっ!」と大声で連呼して応援していた。
すると!?
何のリーダーシップなのか分からないが、集った子供たちこぞって義隆に従い、
「くぅらーまっ!くぅらーまっ!」と意味分からずも鞍馬を呼び捨て、連呼大合唱となった。
鞍馬「よ、義隆ぁ?」なんで?とふっと隣を見ると「女将?」が笑っていた。にたぁ~と。
群集民衆の鞍馬の連呼を聞いたステージ脇でヒーローを見守る童ちゃん&店の親父は「そりゃ!」と問答無用とばかりに鞍馬の背中を後押し?ステージ上に突き飛ばした。ボーン、と。
突き飛ばされた拍子に真ん中でボケッと突っ立つ山形ヒーローにぶつかりそうになり、
鞍馬「おっと危ねぇっ」と身を翻し、体勢を整えるために一旦大げさ過ぎるほど空中に跳んで跳んで飛んで?回って回って回るぅうぅ~?の三回転反でパッと着地とともに抜刀した。
子供たちは誰だか何だか分からないけど、兎に角、なんだか「すげぇ!」と歓声を上げた。
サブ・ロクとしては義隆の手前無様なヒーロー姿は見せられないと思うが、鞍馬 容赦しない。
子供たちの大歓声で気分を良くした鼻高大天狗 鞍馬は真剣であるにも拘らず、素手のヒーローに刃を向けた。ブン(横→サブ)ブン(縦→ロク)と十文字切りである。
サブ「ちょっ、ちょっと、鞍馬さん!?」体を海老反り、
ロク「峰打ちという配慮は無いのか!?」体をくねって、刀を避けた。
鞍馬「そんな甘い考えが通用するのは、水戸黄門印籠提示数分前だけだと思え!」
サブ「ちょっと!子供の前で流血騒ぎ起こしていいのか!」夢に出るぞ!
ロク「子供の夢をぶち壊す気か!」山形ヒーローの危機で子供たちは!?と子供たちをチラッと見た。完全に目がいっちまっていた。無邪気にも「やれやれぇーー!」と拳を挙げ、大興奮で一気に場内お熱ヒートUPで、みんな顔が真っ赤だった。どうやら…
鞍馬「集団風邪か?インフルエンザの疑いがあるな」場内が体温で乾燥し、ウイルス感染拡大だ。そんな乾燥空気の中心に立って叫んでいる義隆を「大丈夫か?」と心配している隙に、
サブ「おい…」と小さくロクに呼び掛け(もうこうなれば戦うしかない。吐き気の時間もそこそこ迫って来た。いい加減に鞍馬さんを抑えないと、噴出しかねんぞ)と言ったが、
ロク「あん?」マスクのせいで声がくぐもって、聞き取れねぇ「今なんて?」
サブ「スタッフゥー!!」と脇に待機するスタッフを呼び掛け「さくらん棒!」を頼んだ。
脇からチェリーンと飛んできた真っ赤に色ずくさくらん棒をナイスキャッチし、棒を構えた。


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