ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

歴史の波動

2012-02-23 | 義経絵巻-芭蕉夢の跡-
当時、前代未聞の、9歳後鳥羽天皇と7歳安徳天皇の同時即位だった。
幼き彼らも、私たち平家も源氏も、醜い政権争いに巻き込まれただけ…。
「今だからこそ、戒めがいるんじゃない?歴史を繰り返さないためにも…」
能子「象徴を、天にお返しする…という事?」
繭子「聖剣を然るべき所に、置くの。そして、地に住まう私たちは、再び天に委ねられる」
能子「聖剣が、日ノ本を左右する…」
繭子「確率的には、恐ろしい話よね」
能子「それでも、大うつけの確率に賭けてみたいと?」
繭子「正しい者の手に渡れば、聖剣は正しく波動する。義経が生きている。それが証拠よ」
能子「兄様…」
繭子「それに、源氏ばかりが目立っちゃ立つ瀬がないわ。それが平家のケジメってモンよ」
能子「…はい」
繭子「能子にしちゃ良いお返事ね」ポンと、能子の肩を叩いて「任せたわよ」
おんぎゃーー、
能子「え(--)?」けたたましく泣き始めた和菓子ちゃんが、
繭子「お乳の時間だわ」サブ ロクから、ひょいと和菓子を受け上げて、
「あっち向いて、ほいッ」と、男たちを右に向けさせて、ペロッと出した胸には…、
能子「あ…ッ」自刃の、傷痕が残っていた。
繭子「胸は貸せないけど、大いに余ってる男手がいっぱいよ」顎で男たちを指し示した。
サブ・ロク「えっ(@@)、俺たち(・・)?」こっちに向こうとしたから、
富樫「だッ」と野郎どもの目を覆って「今度は、何のアルバイトだ($▽$)?」
繭子「ふ…」と顔を和菓子ちゃんに戻して…「佐渡よ」
能子「金山?」
童ちゃん「あぁ…合金な。その鱗は、刃金で出来てんだ」
能子「鋼…って、」鉄を削り、伝説の須佐之鉄剣 十拳剣を折った、錆びない金属「これが…」
繭子「伝説は、一つずつ、具現化するわ」
能子「危険だわ…歴史の表舞台で、また、聖剣が…」
繭子「危険だから、避けるの?誰かが危険を冒さないと、歴史は動かないわ」
能子「だからって…」
繭子「神の子が残した遺産(オーパーツ)は、包み隠されるためにあるんじゃないわ」


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