ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

鬼ごっこ

2010-11-20 | 義経絵巻-芭蕉夢の跡-
河合「ま、いいか…」喜んでいるし。じじぃを背負ってテクテク歩くこと10分で山小屋に到着。しかし、山小屋内には誰も居らず「勝手にお邪魔しま~す、よっ」と白髭のじじぃを下ろして布団を敷いた。
義経「あいつら、どっか場所を変えて修行してんだな」荷物はあるから帰ってくるはずだ「河合さん!」と呼びかけ、赤鬼くんを「へいっ!」パス、ぽーいと放り投げた。「ナイス、キャッチ!俺、青鬼と遊んでくるわ、後よろしくぅ」とパンパンと手を叩いた。
河合「鬼さん♪こちらっ、手の鳴る方へ」って…”本物の鬼”と鬼ごっこかよ。
性格が鬼みたいな義経と本物の鬼が遊んでいる様子を見て「ふぅ…」と溜息ついて「ほっとこ…」とじじぃと赤鬼の介抱していた。
義経、鬼ごっこすること1時間。「腹がへった…」と思い、お空を眺めると日が高かった。午前11時を回ったかな。と、
義経「あ!?ちょっとタイム!!」と右手を垂直にして、その上に左腕を水平にして乗せて、Time(待機)の”T”の文字を作り、青鬼くんに停戦司令を下した。
青鬼「(・・)?」
ら!?お空を向こうから二匹の鳥が飛んできて、一羽だけピューンと左腕に止まった。
バッサンと羽をバタつかせ、スタンと片足で…上手に。
火鷹「キキッ♪」と目が合ったから、
義経「おっす…」って火鷹に挨拶したが、左腕に爪が食い込んで「いてぇ…」
黒栖「…」と上空からこちらの様子を黙って見ていた。「あぁ~あ」って感じで。
その直後、草むらから、ひょっこり顔を出した二人は、
志鷹「おぉーい♪もうこっちに来てたんだね!」と満面の笑みだった。が!?
義経「バカモン!なんで俺の腕に止まるんだよ。痛ぇじゃねぇか!」
賀茂女「おっす!」とこちらに来て、桶たっぷりの水を義経の足元に下ろした。
義経「おっす…って、これどういうことだ?」
賀茂女「あぁ、これ?代わりに運んでもらおうと思って…」これからご飯炊くの♪
義経「違う!火鷹だよ。なんで俺の腕に止まるんだ?」乗るのはマスターの腕だけにしろ。
賀茂女「うぅ~ん、だって…疲れたら誰の腕でも止まるんだもん」火鷹ちゃん片足だし…。
義経「だぁっ(ダメの略)!なんて根性無い鷹だ!飼い主と同じだ」誰がマスターか分からん!
志鷹「だって…」
義経「言い訳 問答無用、だってもあさってもあるか!明日までが猶予だ。しっかりやれ!」


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