ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

松平の忍者

2011-01-06 | 義経絵巻-芭蕉夢の跡-
義経「あ、このっさんな、上に忠実で着実に任務を遂行するタダならぬ隠密で立派な忍者さんだ」風情ある情緒豊かな言葉で感銘的な俳句を読むが…人の心まで読み解いてしまう。言葉の隙を見つけては、そこを狙って心理と真理を突いてくる、な、いやらしいだろ。
松尾「ったく、よっっけいな事言うなっ」めっちゃ怪しまれてんだろがっ!!
賀茂女「私“どっかで”松尾さんを見たことある…」と松尾の反応を窺いながら訊ねてみた。
松尾「ハテ?」とすっ呆けた顔して「どこだっけかぁ?」と賀茂女を見つめ返したから、
賀茂女「!!」と匠の後ろに隠れてしまった。
義経「おいおい、おっさん。怖い目で女の子を見るんじゃない!」だから、逃げられるんだ!
松尾「余計なお世話だ…」
匠「怖いおじさんたちだね。賀茂女ちゃん、でも、大丈夫!僕が付いてるからね」とドサクサに紛れて賀茂女をギュッと抱きしめたから火鷹が激怒。突如飛来し、匠の頭に一本足蹴りの応酬を食らわした。ビシュビシュ。ビシュビシュ。ついでにクサッ(嘴攻撃)。
匠「いて、いてぇ!痛いよぉ、火鷹ぁっ、馬鹿、やめろぉ!」
義経「お前が付いてる方が不安で心配だ…」
松尾「メスの嫉妬って怖ぇ…」恋に狂った女の放火事件を思い出した。(芭蕉とおすて 参照)
義経「女の気持ちか、匠にはそっちの勉強も必要か…」今度は冷を先生に回すかな…。
匠「メスって!だって、こんな凛々しい姿の勇ましい顔のメスって有り?」
松尾「姿態と様相でオス メス判断すんな」犬猫、ましてや、蛙の類はどうする?
義経「匠…レディ(メス)の扱いには十分注意しろ。松尾さんみたいに痛い目見るぞ。一生消えない深い傷を心に残すことになる。ちなみに、心に付ける薬は開発されてねぇ。俺らは下山すっから、明日の昼には河合さんたちと下りて来い」と鬼二匹にクイクイ(来い来い)と合図して、降りてきた所を捕まえた「ふぬ」と鬼二匹を突き出し、
松尾「俺が持つのか?」
義経「俺はヤだ!こっち(弁当箱)持ってく」
松尾「鬼!」と睨めっこしつつ仲良く?下山した。その後姿を見送りつつ、
賀茂女「松尾さん…三河で見たわ」
匠「三河…って瑠璃さんの故郷?」
賀茂女「んん?瑠璃さんって確か…矢作(やはぎ)のお嬢様でしょ。その下流に賀茂村松平郷松平という所があるの。そこに賀茂親族一味が移り住んでて、古くから松平のお殿様を守ってる。私はその縁で郷(ゴウ)ちゃん…郷姫の鳥見マスター養成を頼まれたの」


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