ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

貸し切り入浴タイム

2011-04-20 | 義経絵巻-芭蕉夢の跡-
キョロキョロと辺りをスパイがいないか確認して、ササッとほっかぶりを被り直した。
すみか「クスッ」と笑って「大丈夫よ。恥ずかしがる事ないわ、自信を持って!オカマさん」
義経「へ?」(オ?カ?マ?さん?)に、勘違いされていた…。
すみか「すぐに分かったわ♪」と、とっても誇らしげだったが、
義経「…」俺も分かったよ、斯波が遊郭から出ろって言った理由が…。
でも、あいつと会えて、とても嬉しそうだったから「…(よかったね)」と笑ったら、
すみか「ふふっ♪」と笑い返してくれた。
ボーン×12回、近くの寺の鐘が鳴って、
すみか「あ、山寺の鐘!お昼よ。おにぎり持って来る!」と走っていった。
ズッデデンッと音がして「イッタァ…」と聞こえた。
義経「…(派手に転んだな…)」と、手を洗った。
しばらくして、すみかがおにぎりとお茶を持って…ヨタヨタしながら…戻ってきた。
義経「…(あぶなっかしいな…)」と思った矢先、
ドテッ「キャン!」スッ転んで、ヒューン、ビチャとおにぎり大破、そして、
すみか「あ、お茶がッ!」俺の頭上に降り注ぎ、
義経「ん!!(ギャッ!!)」冷てぇ!
すみか「ごめんなさいっ!!と、兎に角、頭あっためてッッ!!」と強引に、
義経「へ!?」風呂場に連行され、
すみか「大丈夫!見慣れてるから!」ペロンと作業着と、バッとほっかぶりを引っぺがし、
義経「はぅ!?」ドッボーン「ぶぇっ!」と湯船に突き落とされた。一難去って、また災難。
すみか「着替え取ってくる!」と猛ダッシュした。ズッテーン!!とゴロゴロ…と音がして、
義経「…(人的二次災難を引き起こす子だ)」と思った。
ところで、ここ男湯?と疑問を抱いた。さっき、オカマと間違っていたし、
ガラガラ…と戸が開き「女湯だ!?」とクルッと後ろ向いて、ブクブクブクと顔半分まで浸かったが、ちょっとだけならいいよな、と振り向いたら、
オイボレ入浴体験チームが立っていた。
佐伯さん「なにやっとんじゃ?」と桶を片手に、
小角「大胆な覗きじゃな」とタオルを持って、
ガッチャン「貸し切り入浴タイムだ!」と仁王立ちしたじじぃのフルヌードに、
義経「ブクブクブク…」モロ撃チン。