可児市長 裏切りだ 何故地下化要求を断念したのか 何が会ったのか 説明責任あり

2014-03-28 08:41:26 | 桜ヶ丘9条の会
岐阜県知事意見書が出された日、可児市長は、これまで主張していた久々利大萱地区のリニア地上高架橋計画の地下トンネル化を翻意した。
何があったのか。
久々利大萱地区の史跡や古窯群の破壊をさせないというのは、単に地元住民だけの問題ではない。
日本の歴史と伝統、文化を守ろうとする日本人全体の要求である。
しかも、この要求は、市長のみでなく、地元住民、自治会、可児市議会などの総意なのである。
翻意したのは何が原因なのか、市長はちゃんと説明する責任がある。

2014年3月28日付 中日新聞記事をを載せる。


リニア地下化断念「裏切りだ」 可児市長翻意に地元 

2014/3/28 紙面から
 「今後地下化を要望することはない」。リニア中央新幹線で、可児市の冨田成輝市長は二十七日、一転してJR東海の地上ルート案を受け入れる意向を表明した。美濃焼関連史跡の保全を理由に地下化を求める趣意書を市長名で出し、賛同者を募ってきただけに地元からは「裏切り行為」「理由を聞きたい」との声が上がった。

 地上ルート一・二キロが計画される久々利地区。窯や作業場を持つ陶芸家吉田喜彦さん(78)は「市長に期待していたのに、裏切り行為だ」と怒りをにじませた。

 県史跡「大萱古窯跡群」や周辺の保全のため、美術館長や日本文学研究者ら三十人の趣意書への同意署名を集めた。「あの署名は何のためだったのか。市長に会えるなら会って直接、地下化を求めていく」

 久々利自治連合会の田口誠一会長(73)は「まだ国の対応も出ていない段階なのに…、住民としてはこれからどうしたらいいのか」と困惑する。「地元では東海環状自動車道の工事から流出した黄鉄鉱問題が十年以上も続いている。今度はリニア。協力できないと言い続けるしかない」

 市長とともに趣意書への同意を募ってきた市議会。川上文浩議長は「市長から直接聞いていないのでコメントできない。市の方向性を確認した上で議会としての対応をしっかり話し合っていきたい」と述べた。

 趣意書にサインした他市の議会関係者は「可児だけでは大変だろう、と協力したが、少し驚いた。考えが変わった理由を聞いてみたい」と話した。

 (遠藤康訓、畑間香織)

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