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岐阜)建設残土の受け入れ先、なお課題 リニア評価書
伊藤秀樹2014年8月27日03時00分
JR東海が26日に公表したリニア中央新幹線の補正後の環境影響評価書。トンネル工事などに伴い県内で発生する大量の残土の受け入れ先は決まっておらず、今後の検討課題になる。
県内では、沿線7都県で神奈川に次いで2番目に多い1318万立方メートル(東京ドーム11杯分)の残土など廃棄物の発生が想定されている。うち建設残土は1280万立方メートル。その内訳は中津川市617万立方メートル、恵那市213万立方メートル、御嵩町131万立方メートル、可児市123万立方メートル、瑞浪市115万立方メートル、多治見市85万立方メートル。古田肇知事はJR東海に3月に出した意見書で建設残土に関し、「置き場などの具体的な場所、規模などの計画が明らかにされていない」と指摘していた。
県は25日にJRに対し、可児市をのぞき土岐市を含む6市町で残土の受け入れが可能な候補地38カ所のリストを提供した。1カ所が中津川市の濃飛横断自動車道の県公共事業。ほか37カ所は民間事業。JRはこのリストを活用し、早期に残土の処分・活用先を決めたい意向だ。
JR東海が今回とりまとめた補正後の環境影響評価書は29日に公告され、県内では県庁や沿線市町など9カ所で1カ月間、見ることができる。(伊藤秀樹)
岐阜)建設残土の受け入れ先、なお課題 リニア評価書
伊藤秀樹2014年8月27日03時00分
JR東海が26日に公表したリニア中央新幹線の補正後の環境影響評価書。トンネル工事などに伴い県内で発生する大量の残土の受け入れ先は決まっておらず、今後の検討課題になる。
県内では、沿線7都県で神奈川に次いで2番目に多い1318万立方メートル(東京ドーム11杯分)の残土など廃棄物の発生が想定されている。うち建設残土は1280万立方メートル。その内訳は中津川市617万立方メートル、恵那市213万立方メートル、御嵩町131万立方メートル、可児市123万立方メートル、瑞浪市115万立方メートル、多治見市85万立方メートル。古田肇知事はJR東海に3月に出した意見書で建設残土に関し、「置き場などの具体的な場所、規模などの計画が明らかにされていない」と指摘していた。
県は25日にJRに対し、可児市をのぞき土岐市を含む6市町で残土の受け入れが可能な候補地38カ所のリストを提供した。1カ所が中津川市の濃飛横断自動車道の県公共事業。ほか37カ所は民間事業。JRはこのリストを活用し、早期に残土の処分・活用先を決めたい意向だ。
JR東海が今回とりまとめた補正後の環境影響評価書は29日に公告され、県内では県庁や沿線市町など9カ所で1カ月間、見ることができる。(伊藤秀樹)