リニアの桜ヶ丘ハイツ(欅ヶ丘)通過問題の追加質問について

2014-03-14 17:46:25 | 桜ヶ丘9条の会
リニア問題を考える桜ヶ丘ハイツ住民の会では、2014年3月14日付けで、リニア新幹線・桜ヶ丘地域(欅ヶ丘)トンネル通過問題について、次のような追加質問を行いました。


2014年3月14日
    可児市 企画経済部長 殿
                          リニア問題を考える桜ヶ丘ハイツ住民の会
                                代表 加藤 正吉

     リニア新幹線・桜ヶ丘地区(欅ヶ丘)トンネル通過問題の追加質問等について

さきに当会からの意見書等につきまして、2月12日、「市長への提案第93号の2回答」を寄せていただき有難うございました。
 すでに、可児市としての桜ヶ丘地区リニア・トンネル通過の容認は、当「住民の会」としては到底容認できない残念なことである旨意思表示しました。
今回のご回答(提案93-2)を頂きましても即刻、ネット及び自作ニュース等で住民の皆さんに周知申し上げると共に、又、「住民の会」としても検討しましたところ新たな疑問・不安が生まれましたので、改めて下記事項についてご質問を致しますのでご回答方よろしくご配慮願います。
                       記
1 さきの、市長への提案93号2回答中、
「約1万人が居住する大型住宅団地とは、桜ヶ丘、皐ヶ丘及び桂ヶ丘を示したので、皐ヶ丘と桂ヶ丘の間の住宅地化されていない地区は含まれておりません。」、となっております。
 この観点からしますと、私ども住民は「桜ヶ丘ハイツ」と言う用語を日常使用しております上に、4地区(桜・皐・欅・桂)を概念してきましたし帝京グランドなどが使用されるに至っており、地名の具体化が必要な段階でもあります。こうした状況においても、この言葉(欅が丘)は既に死語であり、現状にフィットしていないとお考えですか。
また、欅ヶ丘を含まないと決定されたのは何時のことですか?

理由:住民と市政との認識の違いは不幸の始まりと考えます。

2 可児市ホームページ「都市計画マスタープラン」によれば、住民が「欅ヶ丘」と称している地域は「桜ヶ丘地区」として図示され「良好な住環境の維持・向上」と説明され、同時に、「住宅需要に応じた計画的な土地利用」と併記されているものと思います。
   この説明では既存の都市計画と同様と考えてしまいます。リニア計画が桜ヶ丘ハイツ通過となったことで急遽、住宅団地から除外したのではないかと考えますが誤解でしょうかお聞かせください。

3 高齢化時代、経済的先行き不確定時代を向かえ、既存の都市計画の見直しは十分必要と承知します。しかし、リニア通過により、「桜ヶ丘ハイツ」は分断され、大型住宅団地計画は頓挫を余儀なくされている上に、騒音・振動・電磁波、重力波影響などの不安・心配はJRと可児市ともども影響はないと断言されています。
  ならば、その為の対策(工事着工前の諸データの取得と工事中のデータの突合による安全確保など)は、市としても十分お考えと承知します。
一方、住民は地価の変動(暴落)、1万人住居地域の実現は最早困難であるとの考えもあり、これらについて、どのように対策をとられようとしているのか、お考えを改めて伺います。
   
理由:リニア計画の工事着工から営業開始までには想像を絶する困難性を感じています。同時に住民の生活にも様々な困難・犠牲・不安が増大しています。

4 何よりも、私ども住民は従来からの「桜ヶ丘ハイツ」の発展を心から念願してきましたが、「ハイツを分断」するリニア計画は、過去にもあった「ハイツ下水道施設」の大型化実施と同様、住民には一切事前の相談、情報の提供もないまま事態が進展しております。
一方、新聞等による間断のないリニア推進情報は、リニア夢物語が先行し、住民は「今さら不安・不満を述べても、・・・。」と、諦めの心境にさせられつつあるのも実態であります。


こうした深刻な事態に対し、可児市におかれましては、鋭意、弱者である住民の側に立った行政と桜ヶ丘地域の健康で理解し易い地域計画が一層推進されることを切に希望いたします。

                                                以上