ひらりん気まま日記

== 毎晩パコパコ せっかちでドジなひらりんの言うたもん勝ち ==

竹内街道の昼下がり

2008-05-02 18:51:52 | お出かけ&旅
家の路地

門前の通り

休日には観光客が歩く門前の道も平日は子どもたちの通学路となる。
映画のセットみたいな整備され過ぎた家並みより、生活が感じられると町は生き生きする。
標識

難波と飛鳥を結ぶ竹内街道は日本最初の官道として613年に作られた。
司馬遼太郎の「街道を行く」やいろんなスケッチ画などで見聞きしていたから、いちど訪れたいと思っていたところ。

家当麻寺から竹内街道まで2kmほどあり、車に乗せてもらって移動した。
静かな昼下がり、歩く人も居なくて、生活の車がよく通る。
男の子が1人、そばを通ってなんか叫んだ?
最初は「おにいちゃん!」ってその子の兄でも呼んでいるのかと思ったけど、よく聞けば「こんにちは!」って私たち一人一人に元気よく挨拶してるんだった。
知らない人には話しかけたらダメ!なんていう都会の掟はまだまだ必要のない町なのかもしれない。

家 家


家

通りには崩れかけてさび付いた廃屋などもあり、皆さん(総勢5人)熱心にカメラを向けていた。
こいうのはカメラ魂に訴えてくるもんがあり、もちろん私も写した(後日アップ予定)

家々

すでに空き家となっているのも2、3軒あったが、人が実際に住んでいる家は手入れも行き届き、道に面して小さな草花が並べられたりしている。
いちばん外観が気に入ったのが、下左のお家で、幼稚園くらいの女の子が腰の曲がりかけたおばあさんと手押し車で遊んでいた。そばで若いお父さんが見守っていて、しみじみと郷愁を感じてしまった。

家 家

上右の奥まった家は私の生家の雰囲気が漂い、撮らずにはいられない。
もはや、私には大家族や田舎の家の生活は窮屈で退屈で不便でしかないだろうけど、幼い頃の思い出はこころに深く残っているもんだね。