しいかのブックトーク

毎月読んだ本や日常の諸々を記録します。

定本 現代俳句

2007-11-26 22:17:56 | こんな本読みました

Gendaihaiku 山本健吉 選    角川選書

初めて読む俳句の本。

手っとり早く、現代の俳句の世界を知ろうと選んだ本で、正岡子規から始まって、48人の俳人の句と、解説がある。

 この解説が、なかなか面白く、句にこめられた背景やエピソードがとても興味深い。読み物的に引き込まれてしまった。

 各俳人の経歴も、全部ではないが、短く載せてあり、すぐに知識を得るには便利かなと思う。

 巻末が角川春樹で、彼が俳句を作っていたとは知らなかったのだが、ここにページをたくさん割いていて、どの俳人よりもたくさんの句が載せてある。

 角川書店から出ているからなのだろうけど、選者の片寄りが顕著で、信頼感が薄らぐ。

 せっかくいい解説しているのだから、もっと選択に公平さがほしい。


指導者養成講座第12回

2007-11-26 12:22:36 | 行ってきました
   
      2007/11/25(日) 23:56  No.690

 あー、ついに12回。
もっともっとずっと受けたい講座でした。

 12回目は、前回に続いて実技で、ストーリーテリング。
ひとりひとりの発表で、私もなんとか覚えたおはなしを語りました。

 次回には、このアンケートと、レポートを提出しなくてはいけなくて、なんとか書き終えました。

 その他、読書アドバイザーのレポート提出もあり、先日の赤ちゃん本舗のおはなし会の報告書も書かないといけないという状況で、今日の時点ですべてクリア。

 何かを書くという作業は好きなことなので、ウキウキなのですが、とにかく時間がない。
 風邪で、頭も朦朧としていて、なんとか早く直してと薬をのみつつ頑張っていたら、風邪も治ってきたようです。


図書館と県民との交流会

2007-11-26 12:20:50 | 行ってきました
    
      2007/10/27(土) 23:01  No.685

 年に1回の催し。
私は参加が3回目ですが、今年が一番よかった。

 仕事だったので、早退して行き、長谷川摂子さんの講演は30分しか聞けませんでしたが、午後の分科会がとてもすばらしかった。

 いつもこういう講習会には知り合いなどいないのが通常なのに、今年は養成講座でお世話になっている、県立図書館のTさんや講師のO先生、受講生の方たちに会いました。

 受講生のYさんは、私をわざわざ探しにきてくれて、食堂で皆での食事に誘って下さり、色々話がはずみました。

 分科会では、発表が、なんと同じ受講生のMさん。
「語り」をやっているMさんのグループやA小学校の図書の先生の活動発表は、とても参考になり、私にとっては、こんな楽しいひとときはない、という位、充実した時間でした。

 同じ事に興味を持ち、同じ活動をしている人達の集まりなので、すべての事にうん、うんとうなづけることばかり。

 ここでは私も本当の自分をありのままに出す事ができて、それを聞いてくれる人がいて、という幸せ。

 来週からは養成講座はストーリーテラーに入り、うわさによると講師のA先生は厳しいとの話。
 実技でやるものを、練習しておかなくてはいけないのですが、不安よりもワクワク感の方が大きくて、もうこのままどんといっちゃえと思っています。


指導者養成講座第5回

2007-11-26 12:18:51 | 行ってきました
    
      2007/10/06(土) 15:02  No.655
 木曜日が第5回目でした。
講師はO先生。O先生は、連続して、5回の担当です。

 辛口のO先生は、前回、古典的・普遍的とされる61冊の絵本を並べて、「これくらいは、当然読んでいるわよね」と言われ、実は私はその1/3ほどしか読んでいないのでした。

絵本は星の数ほどもあり、そのうちの何百冊かは読んでいます。
でも、読んでいないものの方が多いのは、当然。

 それで、図書館へ行き、リスト片手に残り全てを読み終えたのです。

 今回もまた、20冊弱の本が並べられてあり、これらは、比較的新しい本なので、すべて読んだ事がありました。

 で、先生に「これは全部読んだ事あります!」と張り切って言ったら、「そんなの、当り前!」と言われてしまいました。

 席の隣の受講生の方にその事を言ったら、「それはそうよ」。

 このクラスは、選抜クラスで、受講生のレベルが高いのだ、といわれています。

 皆さん、長年読書活動をしてきている人ばかりなので、基本的な絵本は読んでいて当然、知識や技術はもっていて当り前なのです。

 改めて、自分の世界の狭さを感じ、ここで広げる事ができるよう、頑張ろう、と思いました。


指導者養成講座ー第4回

2007-11-26 12:17:30 | 行ってきました
   
      2007/09/26(水) 19:17  No.647
 養成講座の4回目。
今日の講師のO先生は、滑らかな弁舌で、ちょっと辛口。
でも、なるほどと納得するお話ばかりでした。

 「なぜ、私は絵本の読み聞かせをしているのか」

 この根源を考えることは重要で、少なくとも私は何となくやっているわけではないので、自分自身にたくさんの問いかけをして、ひとつひとつ、じっくり考える、よい機会が与えられたと思います。

 今日もまた、講習生の自己紹介を兼ねた、「この講座に何を望むか」という発表をしました。
みんな、すごい意欲的。
これだけでも、とても刺激になります

おはなしボランティア指導者養成講座

2007-11-26 12:14:23 | 行ってきました
2007/09/13(木) 18:35  No.621
 全13回の2回目に行ってきました。
わざわざ仕事を休みにして、K市まで行きました。

 今日はひとりひとりの自己紹介があったのだけど、皆さん、指導者になろうという意欲のある方だけに、すごい人ばかり!

 話も上手ですぐにも講師になれるような人ばかりで、とても刺激を受けました。

 同じような活動をしている者同士、話も合い、帰りはタクシーを乗り合わせたり、電車の中でも盛り沢山の話をしました。
      
 

 

生きながら火に焼かれて

2007-11-26 11:54:27 | こんな本読みました

Ikinagarahi  スアド 著   松本百合子 訳   ソニー・マガジンズ

  日本の女性は強くなったというけれど、世界では、まだまだ女性差別の国がある。

中東アジアに位置するシスヨルダンの小さな村では、女性は家畜以下。

一家に2~3人以上女の子が生まれれば、生まれてすぐに殺される。

 女性には権利というものが一切なく、すべては家長である男性の命令通りに働くのみ。少しでもミスをすれば、殴られ、殺されるのは日常茶飯事の出来事。

 学校へも行かず、村以外の世間を知らない彼女たちには、それがいいのか悪いのかの判断さえできないで、ただただおびえて生きていくしかすべがない。

 スアドは、17歳の時に恋をして、妊娠した為に、義兄から生きたまま焼かれ、奇跡的に助かったのである。

 村では、女性が他の男性と目を合わせたり、まして、口でもきこうものなら、すぐに殺されて当り前なのだ。 それは、『名誉の殺人』とよばれ、殺した人間は称えられ、罪には問われない。

 SURGIR【シュルジール】(出現)というスイスの保護団体に助け出されたスアドが、25年ぶりに真実を語った衝撃的な本である。

 あまりにすごい内容で、強い怒りを覚えたけれど、私たちは、この現実をもっと知らなくてはいけないのだと、気づかされる。