映画を先に見たので、どうしても映像が頭に浮かんでしまうのだけど・・・
映画はかなり原作に忠実。 こまかい箇所の違いはあるけれど、一番気になったのが、エドマンドが魔女のそりにのせてもらって、お菓子をもらう場面。
映画で観たのは確か赤だったか紫だったかの粉っぽい柔らかいお菓子だったのが、原作では「プリン」となっている。
しかもプリンには魔法がかかっていて、死ぬまで食べ続けたくなるとある。
あとがきを読んだら、お菓子は「ターキッシュ・デライト」というもので、日本人になじみがないので、翻訳を「プリン」と変えた、とありました。
映画が原作通りだったわけだけど、では、「ターキッシュ・デライト」とは何?と調べてみました。
名前の由来は、トルコのお菓子「ロクム」からで、イギリス人旅行者が本国に持ち帰りTurkish Delight(トルコ人の喜び(楽しみ))と名づけたそう。
真っ赤なぎゅうひのようで、香りは飴みたい、そして、和菓子のようなもちもちした食感、弾力があり、かなり甘味が強い、とのことで、大体想像がつきます。
あの立派な器に入っていたので、高級そうにみえたけど、子供向けの駄菓子のようなものかな。 戦時中で物不足だったから、こういう甘いお菓子にエドマンドは飢えていたのかなと思います。
ゼラチンを使って簡単に作れるようです。赤くするのには香料や色素を入れます。でもあまり食指が動かないなあ。
タムナスさんの家のお茶や、ビーバーおくさんのごちそうなど、おいしそうで食べてみたいと思うのは、私が食いしん坊だからかな。