医師の書いた、歴代徳川将軍の亡くなった原因、寿命、体格、御台所の事など。
一番の長寿は15代慶喜(77歳)。次は家康(75歳)、3番目は家斉(69歳) 短命は7代家継(8歳)。
当然ながら、長命者ほど、子沢山。 将軍の平均没年齢は約51歳。 正室は約47歳。
ネット検索で探したので、読んでみたら官能小説でびっくり。
けれど、史実に忠実であり、大奥でのいじめや、女同士の争い、男女のからみなど、読み物として面白い。
「御殿下がり」の女性は、教養・品があるとされていた。
川路左衛門尉聖謨(さえもんのじょうとしあきら)の妻、高子の賢婦人ぶり。
江戸時代は、男性優位の社会であったと認識されているが、案外おおらかであり、女性も強かった。
NHK大河ドラマ『篤姫』は、いよいよ篤姫が江戸城に入城するところまできました。
篤姫ファンの私は、3月・4月は、篤姫、そして大奥関係の本を読み漁ったのでした。
「篤姫」の原作本。 篤姫中心に書かれているので、篤姫に感情移入し、篤姫礼賛なる物語。
宮尾さんは、資料をよく調べていて、史実に忠実でありながら、人の心の内を描き出している。
大奥ではどんな職種があるのか、しきたり、江戸城の見取り図、給料、などなど。
以下にあげる本でも、皆、文献は、同じところから調べてあり、田村鳶魚の著書、村山ませ子の聞き書きなどに拠っている。
著者は、江戸東京博物館学芸員。
裕福な家から、花嫁修業代わりに御殿勤めに上がった女中の例など。