しいかのブックトーク

毎月読んだ本や日常の諸々を記録します。

篤姫から大奥ーまだ読みます

2008-05-05 09:31:24 | こんな本読みました

 このジャンルにはまって、次々に読んできたけれど、リクエストしてあって、これから読む本がまだあります。

Atuhimeno 『篤姫の生涯』   宮尾登美子/著

Goten 『御殿女中』    三田村鳶魚/著

Atunosyougai 『篤姫の生涯』   新人物往来社

 篤姫をめぐる160人の群像

 ・・・と、これだけ読んだ私は、いっぱしの篤姫通、大奥通。

江戸東京博物館の篤姫展で、本物の篤姫の衣装や書簡、持ち物などの展示もみたし、DVD借りてきて、TVや映画の『大奥』も観たし、もうこの辺でいいかな。


篤姫から大奥ー其の3-

2008-05-05 09:19:13 | こんな本読みました

Bushino 『武士の家計簿』   磯田道史/著

 篤姫から大奥、将軍、江戸時代、武士と関連していくうちに見つけたのがこの本。

武士の家計はどのようであったのだろうか。 著者は古本屋でダンボール1箱15万円也で購入した資料を元に分析している。

 加賀藩御算用者である猪山家の天保13(1842)年から明治12(1879)年までの約37年分の家計簿。

 御算用者というのは、藩の会計係で、経理のプロが自家の家計管理をした記録だから、正確、詳細である。

 猪山家は、代々優秀な男児が誕生した為、俸給や役職もどんどん上がり、明治維新後も裕福なる生活が保障された。

 「技術は身を助ける」とは、今の時代でもいえる事である。


篤姫から大奥ー其の2-

2008-05-05 09:03:56 | こんな本読みました

Tokugawa 『徳川将軍家十五代のカルテ』    篠田達明/著

 医師の書いた、歴代徳川将軍の亡くなった原因、寿命、体格、御台所の事など。

 一番の長寿は15代慶喜(77歳)。次は家康(75歳)、3番目は家斉(69歳)  短命は7代家継(8歳)。 

 当然ながら、長命者ほど、子沢山。 将軍の平均没年齢は約51歳。 正室は約47歳。

Ejima 『絵島生島 大奥秘図』    早乙女貢/著

 ネット検索で探したので、読んでみたら官能小説でびっくり。

 けれど、史実に忠実であり、大奥でのいじめや、女同士の争い、男女のからみなど、読み物として面白い。

Edono 『江戸の女の底力』     氏家幹人/著

 「御殿下がり」の女性は、教養・品があるとされていた。

川路左衛門尉聖謨(さえもんのじょうとしあきら)の妻、高子の賢婦人ぶり。

 江戸時代は、男性優位の社会であったと認識されているが、案外おおらかであり、女性も強かった。  


篤姫から大奥ー其の1ー

2008-05-05 08:37:38 | こんな本読みました

 NHK大河ドラマ『篤姫』は、いよいよ篤姫が江戸城に入城するところまできました。

 篤姫ファンの私は、3月・4月は、篤姫、そして大奥関係の本を読み漁ったのでした。

Tennsyou 『天障院篤姫』   宮尾登美子/著

 「篤姫」の原作本。 篤姫中心に書かれているので、篤姫に感情移入し、篤姫礼賛なる物語。

宮尾さんは、資料をよく調べていて、史実に忠実でありながら、人の心の内を描き出している。

Ooku 『大奥の奥』   鈴木由紀子/著

 大奥ではどんな職種があるのか、しきたり、江戸城の見取り図、給料、などなど。

 以下にあげる本でも、皆、文献は、同じところから調べてあり、田村鳶魚の著書、村山ませ子の聞き書きなどに拠っている。

Edooku 『江戸奥女中物語』    畑 尚子/著

 著者は、江戸東京博物館学芸員。

裕福な家から、花嫁修業代わりに御殿勤めに上がった女中の例など。