しいかのブックトーク

毎月読んだ本や日常の諸々を記録します。

2016年4月に読んだ本

2016-05-05 15:14:49 | こんな本読みました

2016年4月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:588ページ
ナイス数:134ナイス

あきない世傳 金と銀 源流篇 (時代小説文庫)あきない世傳 金と銀 源流篇 (時代小説文庫)感想
由希子さんから借用。図書館で数十人待ちだったのよ。期待通りの感動ものでした。せつない、厳しい環境ながらも真面目に働く幸のいじらしさ、賢さ。それを認めてくれる治平衛さんの存在は有難い。大阪の商いというのは厳しいものなのだなあ。最後は意味深な場面で終わっていて、えええーっ、まさか、まさかの展開になるの?私の希望の続きは、長男が何か問題を起こして家を出て行き、次男が戻って来て、次男と結ばれ、五鈴屋をふたりで盛りたてていくというもの。いつ次巻が出るのでしょう。
読了日:4月17日 著者:田郁

 


たぬきのにゅうがくしき (ともだちだいすき)たぬきのにゅうがくしき (ともだちだいすき)感想
4月のおはなし会用。書店のおはなし会では幼児が多く、小学生はふたりだけだったけれど、読んでみたら長いお話なるも、反応は上々。保護者のお父さんが「面白かった」と言ってくれました。たぬきの子が人間に化けて、お父さんがランドセルに化けて入学式に行くのだけれど、風邪気味のお父さんがくしゃみをしたり、おならをしたりしてあやしまれ、尻尾を出して逃げるのだけど、子だぬきはお友達から珍しがられ、仲良くなるというお話。落語家さん作だから、単純な話も面白い。
読了日:4月17日 著者:桂文我,伊藤秀男

 


がたごとがたごと (絵本・こどものひろば)がたごとがたごと (絵本・こどものひろば)感想
表紙の桜の花の絵が、4月のおはなし会にぴったり。内田・西村シリーズはどれも好き!あの人間がどう変化したのか、ひとりひとり身比べて、自分も列車の人となり、一緒に旅していく気分。時代や異世界がごっちゃまぜになった、不思議な世界。
読了日:4月13日 著者:内田麟太郎

 


コロちゃんのがっこう―コロちゃんのびっくり箱 (評論社の児童図書館・絵本の部屋―しかけ絵本の本棚)コロちゃんのがっこう―コロちゃんのびっくり箱 (評論社の児童図書館・絵本の部屋―しかけ絵本の本棚)感想
4月=学校、というイメージでおはなし会用に選んだ。はっきりした絵と、ドデカイ字、しかけ付きなので、幼児向き。でも、学校というより、幼児クラブ的な感じだね。先生の自宅のような建物で、歌ったり、ゲーム的な事をしたり、お絵描きしたり、運動場で遊んだり。コロちゃんは学校をとても気に入ったようだね。
読了日:4月13日 著者:エリック・ヒル

 


リサとガスパール にほんへいくリサとガスパール にほんへいく感想
4月のおはなし会用にチョイス。日本の文化にはじめて触れるガスパールとリサの家族。行く先々でちょっとしたトラブルがあるんだけれど。外国人の見る日本てこんな感想なんだね。もしかして、作者のおふたりが日本へ来た感想?と思ったりする。フクシマさんは編集者かな。
読了日:4月13日 著者:アングットマン

 


コロボックルの小さな画集コロボックルの小さな画集感想
2015年12月刊。コロボックルシリーズは、何といっても、イラストの村上勉さんを抜きには語れない。独特のタッチと美しい色使い。コロボックルはもう、絶対に村上さんの絵の人達なのだ。50数年も佐藤さとるさんと一緒に作り続けた「コロボックル物語」。その村上さんが佐藤さんとの出会いから、キャラクターを作り上げるまでのいきさつや、どのようにしてイラストを描いていったかの裏話が満載である。村上さんは1943年生まれだから、今年で73歳。佐藤さんが1928年生まれで88歳。写真で見る限り、おふたりともまだお元気そうだ。
読了日:4月8日 著者:村上勉

 


コロボックルの世界へコロボックルの世界へ感想
コロボックル辞典だね。2015年1月刊。これまでのコロボックルのシリーズの内容や人物相関図、小さな人達の町や生活や役割、道具などがイラストで描かれていて、物語をビジュアルで楽しめる。作者の佐藤さとるさんの裏話、有川浩、梨木香歩、重松清、中島京子、佐藤多佳子、上橋菜穂子など、子どものころからコロボックルが大好きだった作家さん達のメッセージもあり、これ一冊読めばコロボックルのすべてがわかる。
読了日:4月8日 著者:村上勉