しいかのブックトーク

毎月読んだ本や日常の諸々を記録します。

8月に読んだ本

2012-09-03 19:48:45 | こんな本読みました
8月の読書メーター
読んだ本の数:20冊
読んだページ数:2904ページ
ナイス数:59ナイス

猫弁 天才百瀬とやっかいな依頼人たち (講談社文庫)猫弁 天才百瀬とやっかいな依頼人たち (講談社文庫)
ぶんぶんさんに借りた。読んですぐ「あ、この話、知ってる。」今年の4月にTVで観た、あれじゃないですかー。黄色いドアですぐ情景が浮かんだよ。吉岡秀隆君はまさに百瀬にぴったりで、結婚相談所の相談員が杏さん。ミステリーだけど、最後に心がほっこりする。脚本も大山淳子さんが書いているので多少の削りはあるけど、まんまの世界。ドラマはこちら→http://www.tbs.co.jp/nekoben/ なんと続編「透明人間」のお話が来年の春に放映されるんだって。 読まなくっちゃ。
読了日:08月28日 著者:大山 淳子
舟を編む舟を編む
何カ月も待って、やっと図書館から借りた。 いいなあ、いいなあ、この職場。 私にはすっごい向いてる職場と思う。 言葉へのこだわり、細かさって、すんなり身に入る。 馬締(まじめ)、香具矢(かぐや)、あまりに出来すぎでわざとらしい名前だけど、そのおかげでこの堅いストーリーに面白みが添えられている。 生活の為に嫌な仕事でも我慢して、賃金を得ているのが多くの人であるのに、辞書編集部のスタッフは、これが自分のやりたい事、とすべてを投げうって打ち込める。なんて幸せなんだろう。
読了日:08月23日 著者:三浦 しをん
いたいよいたいよ (絵本・いつでもいっしょ)いたいよいたいよ (絵本・いつでもいっしょ)
読み方にコツがいるね。ぴょーん、ぴょん、でワンテンポあけてからごっちん、といくといいね。 「いたいの、いたいの・・・」もぐーんとひっぱって、ためこんでから「とんでいけーっ」とやりましょう。 最後のオチ「あぶない いしは、かたづけちゃおっ」はいらない。 私だったら、みんなのガッツポーズと笑顔で終わらせたい。
読了日:08月20日 著者:まつおか たつひで
むしむしでんしゃ (絵本・こどものひろば)むしむしでんしゃ (絵本・こどものひろば)
内田麟太郎さん、西村繁男さんの最強コンビ。 ののたん、ののたん、いもむしでんしゃが走っていく風景は、物語や世界や時代のごちゃまぜで、絵をじっくりみるのが楽しい。 好き好き大好き、こういう世界。 こども達に読んだらどんな反応かなあ。
読了日:08月20日 著者:内田 麟太郎
ペネロペかずをかぞえる (ペネロペおはなしえほん)ペネロペかずをかぞえる (ペネロペおはなしえほん)
ペネロペちゃん、あなたはほんとにおとぼけね。わかっててわざと間違えてるのかいいかげんなのか、でもそこがいいとこ。 こども達にはとっても受けてるよ~。 ペットのうさちゃんは可愛いね。たくさんのぬいぐるみからうさちゃんをお昼寝のお供に選ぶ位大好きなんだね。 でもさー、お食事の場面では誰がひいおじいちゃんで、おじいちゃんでおばあちゃんでおとうさんでおかあさんだかわからないんですけどー。 洋服着ていないから区別がつかないよ。
読了日:08月20日 著者:アン グットマン
銀の匙 Silver Spoon 4 銀のスプーンつき特別版 (小学館プラス・アンコミックスシリーズ)銀の匙 Silver Spoon 4 銀のスプーンつき特別版 (小学館プラス・アンコミックスシリーズ)
お借りしたぶんぶんさんからカバー紙とめくった時の背表紙の多摩子ちゃんの秘密を教えてもらいました。カバー紙の多摩ちゃんはほっそり。ところがめくると前のままのぽっちゃり体型で、はみ出してる。 八軒の可愛がっていた豚がベーコンになり、大人気。 あーあ、とうとうそうなってしまうのか。 ベーコンも豚肉も好きで食べてるくせに、このコミック読むと辛い。
読了日:08月17日 著者:荒川 弘
草子ブックガイド(1) (モーニングKC)草子ブックガイド(1) (モーニングKC)
 絵はきれいではないね。でも草子ちゃんの目が大きくてきらきらしているのに「本に対する情熱」が感じられる。 草子ちゃんの周りの大人がいい人ばかりで、心がほっこりする。 読書感想文が苦手な子が多いけど、感想文の見本になりそう。つまりは本を読んで感じた事を素直にそのまま、自分の体験や身のまわりのことに結び付けて書けばいいのだ。 いちいち書かなくてもいいという人もいるかもしれないけど、私は読んだ本の感想を書く事は大事と考える。 読んだら必ずなにか感じるはず。なにかひとことでも、残すといいね。
読了日:08月17日 著者:玉川 重機
ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~ (メディアワークス文庫)
これもしのさんに拝借。 ついに3巻目で栞子さんのお母さんの話が出てくる。 写真もね。 ロバート・F・ヤング『たんぽぽ娘』宮澤賢治『春と修羅』読んでみたい。
読了日:08月17日 著者:三上 延
モーツァルトはおことわりモーツァルトはおことわり
しのさんからお借りしました。すぐ読んじゃったのだけど、登録が遅くなりました。 2012年埼玉夏休み推薦図書5~6年生向け。 小学生向けだけれど、かなり重い話。 ナチスドイツの収容所ではユダヤ人をガス室に送る人間とそうでない人間に振り分けていた。バイオリンが引けるパオロの父は、オーケストラの団員となって食事もでき、生き延びる事ができた。 けれど、それは辛い体験となり、父を苦しめ続け、モーツァルトを遠ざける理由となる。 収容所の話はさまざまな形で本になっているけれど、オーケストラの事は初めて知った。是非是非大
読了日:08月17日 著者:マイケル・モーパーゴ
夢の果て―安房直子十七の物語夢の果て―安房直子十七の物語
数年前に購入して読んで、今また、読んでみた。 『奥様の耳飾り』が一番好き。 童話よりちょっと大人の世界。 味戸さんの絵が深く神秘的。
読了日:08月17日 著者:安房 直子
恋人たちの冒険 (安房直子コレクション)恋人たちの冒険 (安房直子コレクション)
8月の例会で『熊の火』を6人で輪読した。私の感想は毎日の仕事に満足しないこの男は熊の世界へ行って熊の娘と結婚しても満足せず、人間の世界へ帰ってばりばりやりたいと思ってもそうならず、どっちつかずのどうにもならない人間なのねと切り捨てたけれど、もっと深い読みがあるようで、意見が色々出てきた。たばこの火は本当にしけっていたのだろうかという意見もあり、なるほど。 安房さんの物語では動物が人間の言葉を話すのに違和感がなく、動物たちはすすんで人間と接触を試みている。 くっついたり、離れたりは人間の勝手である。 動物側
読了日:08月17日 著者:安房 直子
こどものとも0.1.2 2006年 08月号 [雑誌]こどものとも0.1.2 2006年 08月号 [雑誌]
あらん、画像がないのねー。絵は単純で背景もなし。 アップリケみたいな絵。トマトさんがピーマンさんにごっつんこ。 じゃがいもさんにごっつんこ。ごろごろごろ。 かぼちゃさん、だいこんさんにもごっつんこして、みんなでおひるねしましょ。 おはなし会で読もうと思ったけど、読まなかった。
読了日:08月14日 著者:
のぞいてごらん (こどもプレス)のぞいてごらん (こどもプレス)
読了日:08月14日 著者:accototo
のぞいてごらん (こどもプレス)のぞいてごらん (こどもプレス)
おはなし会では最初に読むよ。 丸の中にいるバッタやアリ、カエル、クマ、クジラ、みんな声を出して答えてくれる。 絵が可愛くて親しみが持てる。
読了日:08月14日 著者:accototo
ペネロペのおかいもの (ペネロペおはなしえほん)ペネロペのおかいもの (ペネロペおはなしえほん)
 毎月読んでるペネロペ。今回はこづつみが何屋さんで売ってるか探すよ。 パン屋さん?お花屋さん?薬屋さん?八百屋さんでしょうか。 みんなに「ペネロペは男の子でしょうか女の子でしょうか」「なにじんでしょうか」聞いてみた。 洋服きてないからわかりにくいけど、ペネロペはフランス生まれの可愛いコアラの女の子、なんですぅ。
読了日:08月14日 著者:アン グットマン
じゃぐちをあけると (幼児絵本ふしぎなたねシリーズ)じゃぐちをあけると (幼児絵本ふしぎなたねシリーズ)
夏向き。じゃぐちからの水が、手やコップ、スプーン、フライパンで変化する。 真似たくなるよね。 読んでるだけで涼しくなれそうな本。
読了日:08月14日 著者:しんぐう すすむ
おならはえらい (うたうたうたう)おならはえらい (うたうたうたう)
 まどみちおさんの詩集であるが、タイトルの「おなら」にこども達はクスクス笑う。 でもね、「くしゃみのうた」が一番好き。 鼻の中に寝ていた、さんにんのくしゃみがねぼけて転がり落ちた。 奥にももうひとり寝ていて、落ちそうでついに落ちちゃう。 「おなら」がお尻から出て来て人の形になって挨拶する絵はさすが、スズキコージさん。インパクトあるよ。
読了日:08月14日 著者:まど みちお
もじゃらんこ (0.1.2.えほん)もじゃらんこ (0.1.2.えほん)
こういう単純なものが小さい子には受けるんです。 はっぱの影に隠れたもじゃらんこ。 「やーっ、のぞいたのぞいた、もじゃらんこ ひとつ」 「ややーっ、またまたのぞいた、もじゃらんこ ふたつ」 「やややーっ、また また また もじゃらんこ みっつ」 ここがピークで盛り上がり。 何事もなく「わからん わからん」「もじゃもじゃ」と歩く姿は哲学的。
読了日:08月14日 著者:きしだえりこ
ラッセル幸福論 (岩波文庫)ラッセル幸福論 (岩波文庫)
これも公文の英語教材で読んで、読みたくなった本である。私が惹かれた言葉は第11章『熱意』から「フットボールを観て楽しむ人はその分だけ、楽しまない人よりも優れている。読書を楽しむ人はそうでない人よりも、なお一段と優れている。読書の機会はフットボールを観る機会よりもずっと多いからである。人間、関心を寄せるものが多ければ多いほど、ますます幸福になるチャンスが多くなり、また運命に左右される事が少なくなる。仮にひとつを失っても、もう一つに頼る事ができるからである。」 1930年に書かれた内容は現代にも通じている。
読了日:08月14日 著者:B. ラッセル
大地 (1) (岩波文庫)大地 (1) (岩波文庫)
公文の英語教材で読んで、抄録なのに一気に惹かれてしまい、読んでみた。1931年刊。パール・バックはこの作品でピューリッツア賞を受賞する。 物語は王龍(ワンルン)が結婚する日から始まり、貧しい農夫が一代で地主になっていく有様が描かれる。残念なのは妻の阿蘭が献身的に尽くしたのに、少しお金ができると他に女性を求めて妻を苦しめた事である。妻は悲運のうちに亡くなる。 ハリウッド映画(1937年制作)のDVDを観た。中国人の役を米国人が演じているのにびっくり。そしてラストで王龍が自分の間違いに気付き、妻に許しを請う内
読了日:08月14日 著者:パール・バック

2012年8月の読書メーターまとめ詳細
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